初心者の入門機として最適な一台。Arduino Unoはパソコンとのシリアル通信、AD変換、PWM出力、IO出力などのマイコンの基本的な動作をすべて行うことが出来る。しかも、Arduino言語を使うことで、これらの機能を簡単に使うことが可能となっている。また、Arduinoのシリーズにはシールドというものが存在しており、シールドをArduinoにつけることで、Arduinoでできることの幅を広げることが可能になっている。
誰でも使えるようにした代償
このマイコンボードの基本的なスペックは
- マイクロコントローラー:ATmega328
- デジタル入出力:20本(PWM:6本)
- アナログ入力:6本(10bit)
- フラッシュメモリー:32KB
- SRAM:2KB
- EEPROM:1KB
- クロック:16Mhz
となっている。
一見、元のマイクロコントローラーの性能を目一杯引き出せているように見えるが、
このマイコンボードを使うために用いられるArduino言語で定められている基本関数の中身が冗長なため、
どうしてもマイコン自身の本当の力を出せなくなっている。
しかし、Arduinoを高速化する試みも行われている。だが、そこまでして高速化したいならATmega328をそのまま使うようにしたほうがいいかもしれない。
初心者にやさしいデザイン
全体的に青で配色され、角が丸く整えられており、基板の裏もロゴ等がデザインされている。
率直に言って、このマイコンボードのデザインからは他のマイコンボードのような硬いイメージをあまり感じない。
初心者に対して、複雑なものであるという印象を与えないようなデザインだ。
しかし、このようなデザインは、ある人が見ればクールな物だと思うかもしれないし、他の人が見れば子供っぽく見えるかもしれない。
初心者に良し、ちょっとした実験にも良し
言うまでもなく、Arduino Unoはマイコン初心者にとって最適だと思われる。
また、マイコンライターがいらないため、何かの実験でちょっとマイコンの制御が必要なときにうってつけと言える。さらに、シリアル通信がすぐに行えるため、データをPC上で見ることが出来るという点もうってつけな理由の一つと言えるだろう。
ただ、問題がひとつだけあり、IDEのコンパイル速度が使用しているOSに結構依存しているところである。
少なくとも、私が使っている限り、WindowsよりもLinux系でコンパイルするほうがかなり速い。
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購入金額
2,940円
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購入日
2013年07月14日
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購入場所
スイッチサイエンス
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