というのも、価格は別にして、奥行きの問題からです。
私の部屋にある机の奥行きは60cm。
その性質上、どうしても60cmを超えてしまうこの手のケースは、どうしても置くことができませんでした。
床の上に置いたら、それはそれで邪魔ですし、メタルラックをこのために置くのも、というのもありました。
机の上、60cm×120cm、ここにモニターとケース、あとできればノートパソコンも置かなければいけません。
そんな部屋状況なら、まずそんなにパソコンばっか部屋に置くな、という話ですが(笑)
とりあえず、あらかたかたづけました。
その途中で、ケースを1台壊してしまいました。
このケースも、本来買うものではなかったのですが。
壊してしまっては、1台しか残さなかったATXケースが全滅です。
買うしかありませんでした。
というわけで、今回はこちらを買ってきたわけですが、
倒立ケースの最新型、Raven 3です。
ケース内で電源の配置を変えたことにより、奥行きは57cmと、ぎりぎりクリアです。
これなら、あの憧れの倒立ケースを置ける、とちょうど安かったので、即購入。
配送代ケチって、自分で持ち帰るなんて言わなきゃよかったです。
購入翌日は仕事なのに、おそらく筋肉痛です。
まあ、そういうことは置いておいて、
まずは、このケースの大きな特徴です。
1.電源が前面の下配置になった
これのおかげで、奥行きがコンパクトになり、机の上に置くことができました。しかし、これがかなり特殊で、排気はなんと、ケース左側から。つまり、ケース内部が見えるように、机の右側に置くと、ちょうど自分に向けて排気されるということ。裏配線上仕方がないこととはいえ、せめて、ケース前面に排気して、パネルに当てて下に風を持っていく、ということもできたのではないでしょうか?
2.裏配線スペースに3.5、2.5インチベイを増設
本来は5インチの部分にHDDを設置するのですが、裏配線ですっきりさせようというのが目的です。しかし、ほかの方がレビューしているように、風が当たらないため、HDDによっては、温度が50℃を超え、結構危険。SSDは問題ありませんが、できるだけHDDは5インチのところに置くことが理想です。
3.USB3.0ポートは背面引き回し型
結局はUSBの延長になってしまうのですが、このケースに関してはおそらく、これが正解だと思います。背面がちょうど上側に来るので、背面の有効活用が可能になります。まだUSB3.0ポートがほしければ、前に引き出して4ポートにできます。
4.作りは前作よりも甘くなっている
特に、フィルター部分です。磁石式になって、取り外しはしやすいのですが、取れやすいです。
また、前作よりも穴があいているので、ほこりも入りやすくなっています。
5.アクリル窓は標準装備
見えてほしいところだけ見えるようにしているので、中の配線もおろそかにできません。
アクリルの窓は、自作の腕を試すと思います。
だからって、私はあまりうまくはありません。初めだけこだわって、後は妥協するタイプですし。
6.相変わらず天井部分は壊れやすい
前作の場合は、取っ手に見える部分が壊れやすかったのですが、今回は、カバーのフックが壊れやすくなっています。天井のカバーをとるときは、必ず垂直に外すようにしましょう。
7.背中の部分を壁にくっつけることも可能
といっても、実際にはケーブルを通すスペースもあるので、そううまくはいかないでしょうが。
また、その後ろにファンを付けることも可能です。
でも、付けたら8つの拡張スロットの、一番下=一番奥が使えなくなります。
8.なんといっても、マザーボードは倒立で配置する
これによって、ただのATXだけではなく、E-ATX以上の大きさのものも搭載できます。
しかし、XL-ATXはおそらく、搭載できません。最後の列をねじで止めなくても、たぶん干渉します。
ここでようやく気がつきました、
これに本来搭載する気でいたBig Bang Xpower II、入らないじゃん…
メモリーが最大128GBまで対応のマザーボードって、MSIのしかないんだよなぁ…
しかも今回のMSIのマザー、デザインダサいのばっかだし…
64GBで我慢するか、それとも128GBまで我慢するか、悩みどころです。
さて、今回は愚痴を言うためにレビューをしたわけではありませんので、ちゃんと使用感はお伝えしなければなりません。
まず、パーツを組み込んで、使ってみることにします。
やっぱり広いだけあって、組みやすさは抜群です。今まで組んできた物の中ではトップクラスに入るかもしれません。とはいえ、今までとは裏配線の仕方が特殊なので、特にHDDを背面のスペースで使われる方は置き場所にも気を配る必要があります。
私はHDDだけは5インチの部分、SSDは背面に配置していますので、ペリフェラル4ピン→SATAの変換アダプターを使ってできるだけ前に出さないよう気を付けました。
完全にとは言いませんが、ある程度表に出ないようになっています。
後のことを想定して、ある程度までの仮止めですが、それでもいい感じにまとまってくれます。
裏配線が何よりやりやすいのが、一番のポイントになります。
その面を考えると、裏の部分はかなりいいレイアウトかもしれません。
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購入金額
11,980円
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購入日
2012年01月20日
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購入場所
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