ついにTMPEGencの最新版がリリースされました!
僕は、優待アップグレード版を5800円で購入しました。
パッケージ版が14800円するので、9000円とくしたことになります。
TMPEGenc4のライセンスを4つ持っているので、そのうちのひとつをアップグレードした形になります。
ちなみに特別優待版にすれば7800円で4と5の両方をそのまま使うことも可能です。
さて、さっそくエンコテストを開始しました。
TMPGEnc Video Mastering Works 5からMPEG4AVCのエンコードエンジンにx264が採用されました。前作のものよりもCPUの使用効率があがり、画質も向上しています。
エンコマニアたちの間では4の画質があまりよくないので、x264を採用していたAVIUtlを使う人が多かったほどです。
今回は、標準でx264に対応しているので、その点では画質でも注目ですね。
x264を使った場合は、CPUの使用率が12スレッドをほぼ使い切る96%~100%となっています。
そしてこのシリーズからCUDAを使用したフルハードウェアエンコードに対応しました。
前作では、CUDAの使用はフィルタまでにとどまっていたので、こちらもうれしい対応です。
CUDAを使った場合のCPU使用率は以下の通り
CPUのリソースは殆ど使用していません。
では、エンコ速度比較に入ります。
■ソース映像
TS 1920x1080i
時間 3分
■エンコ設定
MPEG4 AVC
1920x1080
10Mbps
VBR
その他は標準設定
■PC設定
[ x264 ]
980X (200x20 4.0GHz)
MEM 1600MHz
[ CUDA ]
GPU 772MHz
MEM 2000MHz
[ CUDA オーバークロック ]
GPU 872MHz(+100MHz)
MEM 2100MHz
設定をVBRにしているので、2passエンコになっています。
そうするとCPU使用の方では、実時間の倍以上の時間がかかっています。
CUDAの方では、VBRにしてもCBRとの速度差は全くありませんでした。
見た感じは2passにならないので、効いているのかどうかわかりません。
もしかしたらエンコと同時に解析もしているのかもしれませんがちょっとわかりません。
さらにGPUをオーバークロックしてみて、変化があるか見てみましたが、+100MHzで-1秒という超絶微妙な結果に。
電力効率から考えてもGPUをオーバークロックする意味はエンコ使用ではなさそうです。
しかし、恐るべしCUDAです。6コア12スレッドの980Xですら全くよせつけません。
速いだけではありません。
CUDA使用時の画質にも注目です。GPGPUに対応した「badaboom」や「mediaespresso 6」でCUDAを使用した場合、画質は正直視聴に耐えるレベルのものにはなりませんでした。
解像度を圧縮してipodなどで外でバラエティを録画したレベルであれば、なんとか見れますが、画質の悪いyoutubeの映像以下の映像でした。
しかし、TMPGEnc Video Mastering Works 5のCUDAエンコの画質は、x264でのエンコの画質と殆ど変化がありません。ブロックノイズなども極力抑えられていて好印象です。
これだけのスピードと画質を維持できるのであれば、使わない手はありません。
エンコ時間も実時間の3分の2~半分程度にまで短くなるので、すばらしいですね。
買ってよかったです!
[ 1/27追記 ]
CUDA使用時に気がついたことがいくつかあるので、ここに記載します。
まず、1920x1080のフルハイビジョン、1280x720のハイビジョン映像では、それほど画質の劣化やブロックノイズは気にならないのですが、ipodなどで見る720x480くらいの低解像度になると、結構劣化します。
低解像度時のエンコ速度ですが、おおむねCPUでのエンコ時と違いがないので、画質が気になる人は、低解像度はCPU(X264)でエンコードをお勧めします。
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購入金額
5,800円
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購入日
2011年01月12日
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購入場所
4453さん
2011/01/12
今日発売されたんですね~。
知り合いが購入予定だったので、良い情報を知りました。
つくもさん
2011/01/12
ダウンロード版の先行販売ですね^^
ベクターのサイトでもダウンロード版の購入は可能です。
優待版を希望の方は、ペガシスのサイトで購入可能ですね。
僕はペガシスのサイトで購入しました。
泉さん
2011/01/31
UIも見た感じでは使いやすそうですね
今度買おうかな…
つくもさん
2011/01/31
一度、体験版で触ってみることをお勧めしますよ。
それでよかったらご購入されてはいかがでしょうか^^