友人が持っていたので触らせてもらったのですが、感動を覚えつつも25万画素単焦点という現在の子供向けトイカメラにも満たない画像で、購入する気にはなりませんでした。
同時期頃に発売されたRICHOのDC-1を職場で購入したのでよく触らせてもらい、これなら欲しいという気にはさせてくれたのですが、本体価格が15万円位で、色々揃えると20万円位になるという価格で、こちらは断念しました。
DC-1は、オペラグラススタイルで50~150mmのズーム機能もあり、画素数はQV-10の倍近くの41万画素でした。
解像度が768x576dot位になるので、これならWEBに載せる画像に充分でした。
ちなみにQV-10は単焦点で、解像度は320x240dotしかありませんでした。
その後数社からデジカメが発売されましたが、私にとって決定的なものは出ず、DC-1から1年後位に発売された本機 RICHOの DC-2Lの購入に至りました。
主な仕様は下記の通りです。
記録方式:独自(jpegベース)
焦点距離:35mm,55mm2焦点(35mmFILM換算)
CCD:約41万画素
記録解像度:768x576dots
記憶媒体:本体内蔵メモリー(2MB),PCMCIA/ATA,AIMSカード
その他:内蔵ストロボ、1.8型TFT液晶ディスプレイ、単3電池x4本使用
折角のデジカメなのに内蔵メモリが2MBしかないので、高画質モードにすると9枚しか撮れず、最低画質モードで38枚ですが、かなり画質が落ちてしまい縮小すること前提でしか使えませんでした。
当時は外部メモリに対応した機種は10万円を超える機種しかなかった中、PCMCIA TypeIのメモリカードに対応していたのも本機を選んだ理由でした。
当時は、相性問題などかなりシビアでしたので純正の10MBのメモリカードを購入したのですが、ヨドバシカメラで5万円しました。
結局、今ならどんだけの機種が買えるんだという価格になってしまいましたが、他にはまだないという優越感はかなり持てていました。
一番のネックは、重量で385gもありました。
液晶モニタは取り外せ、それだけで100gもあります。しかし、撮影時に確認できるメリットに比べたらとずっと付けたままにしていました。
サイズも143×76×27mm(モニタを外した最薄部)あり、モニタを付けるとたたんだ状態で48mm位厚みがあります。
参考に、一番最近購入したOptio I-10とのサイズ比較画像を載せます。
手軽さという点で物撮りなどにはよく使いましたが、やはり解像度はどうしようもないので、フィルムカメラ+フィルムスキャナ(NIKON COOLSCANⅡ)を使っていました。
本機以降200万画素のデジカメが出るまで、ちゃんとしたデジカメは購入しませんでした。
今回、本体画像を載せるにあたり動作確認をしたのですが、さすが電池使用のものは動きますね。
とても、常用できるような仕様ではありませんが。
-
購入金額
85,800円
-
購入日
1996年頃
-
購入場所
atsuo@tokyoさん
2011/01/26
ファイル形式がJpeg形式の独自仕様で、付属の専用ソフトでPCで扱えるファイル形式に変換する必要がありました。
すぐに、本形式に対応したビュアーやプラグインも出たのですが、ファイルに独自情報を書き込むことにより画像の両脇にノイズが表示されます。
また、付属のソフトではこの幅分画像を広げてノイズは表示されないのですが、フリーウェアのビュアーなどはそのまま表示するので、若干横に潰れた画像になりました。と言っても、数ドットなのでほとんど分からないと思いますが。
既に専用ソフトなどなくなっていますので、表示できるビュアーを確認したら、持っていた"IrfanView"で表示することが出来ましたので、何も手を加えずJpeg保存したものを添付しました。
トイカメラとしてはいい味を出していますが、それだけの為にこの重いデジカメは持ち歩く気にはなりません。
まぁ、時々動作させてかわいがってやりますかね。
しょぼさん
2011/01/29
PCCard型のフラッシュメモリが高かったのと、データリンクキットが高かったのを思い出しました。
atsuo@tokyoさん
2011/01/29
当時は本体買った後PCと接続したりそれなりの枚数撮るためにメモリカードとか揃えるとかなりの金額の出費がありました。
よく 10MBのメモリカードに 5万円も出したものだと、今考えると信じられません(^^;
かげちゃんさん
2011/01/29
Ricohだったんですね。
atsuo@tokyoさん
2011/01/29
独身時代で、全部自分にお金をかけられていた頃の買い物です(--;
うさうささん
2011/02/22
今、新製品で登場してもおかしくない格好いいデザインだと思います。
atsuo@tokyoさん
2011/02/22
当時は高い機種でズームか、本機でやっているようにレバーで切替式の焦点を替えるって方式でしたよね。
その中でも、結構いい線いっていたと私も思っていましたが、今ではトイデジカメクラスですね。
オペラグラススタイルって最近見かけないので、サイズ小さ目で出ても面白いですね。