[定番の変換精度]
ATOKは変換精度を高めるため、有識者を含めて構成される「ATOK監修委員会」を設けています。
その場で議論された内容を利用しているため、
Webで使われている用語を基にした入力ソフトより「正しい日本語」に近いのです。
今回も、さらなる変換精度向上の施策がとられたようです。
[新機能]
個人的に最も惹かれたのは、改行付きの辞書登録ができるようになったこと。
Excelを使った無理矢理な実装ではあるものの、実用には十分です。
辞書を読み込みに行くとき、ちょっとひっかかるような時間がかかりますが、許容範囲内。
実際の操作を動画にて添付しましたので、ぜひご覧ください。
さらに、人名モードへの自動切り替えも使えると思いました。
Excelなどで、人名ばかり連続して入力するときに、
一定の人数からは人名を優先して表示してくれる機能です。
(「なかの」→通常時は「中の」が優先だが、人名モードの時は「中野」)
これは、Excelをよく使う仕事をする人間にとって、かなり助かります。
その他、方言辞書が強化されたり、RSSからの単語自動登録機能が付いたり、誤入力のパターンを記録して修正してくれるようになったりと、様々な新機能があります。
[動作速度]
これだけ機能が付くと、動作が遅くなることが心配になります。
が、そこは気をつけて開発している箇所だそうです。
実際に使っていますが、Core 2 Duo SU9400のPCでもストレスなく利用できています。
[感想/総評]
改行付きの辞書登録機能が付いたため、かなり使い道が広がったと思います。
仕事で毎日使う定型文を保存した.txtファイルがいらなくなりますもの。。。
ただ、この機能はプレミアム版のみに付属しているため、10,000円出してプレミアム版を購入することになります。
あと、個人的にOffice連携やRSSの取り込みは不要なので、その部分をインストールしない設定にできたり、
改行付きの辞書登録をExcelを使わない機能として組み込んだり、というところが加わればもっと良かったのにと思います。
だいぶ、玄人の意見を聞いてきたのだと思いますが、そのためになんでも機能を付けるようになってしまっている感じです。
さらに、機能を絞った分値下げして、基本パック(改行付き辞書込み)で3,000円だったら、もっと他の人にも勧めやすいのですけど。。。
[他の入力ソフトと比べて]
正直に言って、Web検索用では、Web検索エンジンを運営している企業にはかないません。
ネットブックで満足しているような、ライトユーザーにとってはATOKは適さないと思います。
Web検索に限らず、Excelでの入力など普通のオフィスワークをしている人。
メールを書くだけでも、Web検索とは異なる用語を使う人。
そのような人にとっては、10,000円出してでも購入する価値はあります。
-
購入金額
0円
-
購入日
2011年02月頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。