そうなるとNAS、しかもデータ保護のための冗長化を備えた製品が必要、ということになる。
しかし、並みのRAID製品では、その容量に対してデータサイズがひっ迫してくると、けっきょくまた引っ越しが必要になる。
そんな状況で検索していた時に見つけたのが、「Data Robotics」なるメーカーと「drobo」と名付けられた製品群。
「Drobo FS」が現行のNASラインナップのうちでもっとも安い製品だった。
写真を見ての通り、ハードディスクが5台入る(SATA)。
まずその5台のハードディスクが製品も容量もまちまちでいいという。
これでまずびっくり。
しかも、5台最初からそろえる必要もなく、最低の1台からはじめてだんだんとハードディスクを増やしていけばいいという。
これで2度びっくり。
さらに5台のハードディスクがうまり、その容量がいっぱいになったらどうするか…。
ここが、最大のポイント。
一番小さい容量のハードディスクを抜いて、大きい容量のものに変えればいいという。
実に3度びっくり。
しかも、すべて電源を入れたままでOKだというのだから。
これがData Robotics社が「Beyond-Raid」と名付けた技術だ。
もちろん不安はあった。
まず、ハードディスクが入っていないケースの値段として高いのではないか、と。
しかし、3台以上のハードディスクが入るNASとして検索すると意外と同程度の価格なのだ。
第2に海外の会社の製品であること。
これも、9月に入って日本法人の立ち上げが大々的にアナウンスされ、サポートの不安もだいぶ小さくなった。
わが家では、160GB×2でスタートし、200GB、1.5TB、300GBとHDDを追加してきた。
追加作業の簡単さは折り紙つき。
残念なのは、所詮ベースはRAIDの技術なのか、1.5TBの容量の大部分が「拡張用」となって有効利用されていないこと。
しかし、これは160GBと1.5TBという10倍もの開きがあるドライブを混在させているゆえの弊害で、一般的にはこんな組み合わせで運用できること自体が考えられない。
次はいよいよ160GBの1台をぬいて、より大きな容量のものと交換となる。
結果はいかに…。
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購入金額
77,800円
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購入日
2010年08月21日
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購入場所
Amazon 経由、コンピューターのおっと
しょうささん
2010/10/15
(ただいま4台います@自宅!)
故にこのドロンボさんには興味あります!
レポ楽しみにしています!
だいさん
2010/10/16
NASを4台とはすごいですね。
私が予感していた最悪の事態です(苦笑)。
まさにそうした事態を避けるためのチョイスがdrobo FSでした。
とりあえず有り合わせのハードディスクで運用を始めましたが、これから4カ月、月に1台新しいドライブを買って、小さい順にリプレースしていきたいと計画しています。
25日の給料日後に次のドライブを買う予定ですので、次報をお待ちください。
ただ、drobo FSといえど操作ミスなどでデータを削除してしまうケースには対応できません。
それに対応したバックアップをどうするかが今後の検討課題です。
最悪、drobo FSをバックアップ用にもう1台…でしょうか?
だいさん
2010/11/09
あっけないほどなめらかに作業完了。
使用可能容量も一気に1TBオーバーに。
すでに入っていた1.5TBとの組み合わせが効いたものと思われます。
後は、ディスク故障時のレポートに期待される方も多いと思います。
なるべく遭遇したくありませんが、その節にはあらためて報告します。