EOS630が当時のEOSの持病であったシャッター幕の汚れ付着で不調に陥った際、ボディをEOS-1に買い換えたのですが、このレンズはそのままEOS-1でも使い続けました。
このレンズに対する当時の印象としては、USMによりAFがスムーズなこと、軽量で機動性に優れていたこと、特筆するほどではないもののまずまず破綻のない画質というものです。
その後デジタルのEOS 10Dに買い換えた際も最初のうちはこのレンズを主に使っていました。ただ、標準ズームとして使うには広角側の画角が狭くなりすぎる(APS-CサイズセンサーのEOS 10Dでは表記の焦点距離の約1.6倍となってしまうため)ことが不満で、しばらくは安売り品のSIGMA AF 18-50mm F3.5-5.6 DCで凌いでいたのですが、結局EF-SレンズをサポートするEOS 20Dに本体を入れ替え、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISを標準ズームとして使うことが多くなり、このレンズはほぼお蔵入りしていました。
しかし最近になり、35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載するEOS 5Dを入手したため、このレンズに再び出番がやってきました。もちろんデジタルなど全く想定されていない世代のレンズであり、シビアに見てしまうと性能に不満は出てきます。ただ、思った以上に破綻は少ない程度に撮影でき、気軽にスナップ撮影で使う程度であれば十分な性能は保たれているといえます。
さすがにそろそろ買い換えも考えるべきレンズなのですが、これと同等の画角を持ち、画質でもはっきりと進歩が実感できる程度のレンズというと、純正ではEF 24-105mm F4L IS USM辺りとなってしまい、気軽に買える金額ではなくなってしまうのです。
以前は比較的手頃な値段で購入できる標準ズームレンズのバリエーションは豊富だったのですが、いつの間にかフルサイズセンサー搭載機で気軽に使える標準ズームレンズというものが、あまり見当たらなくなってしまったのが困ったところです。
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購入金額
11,800円
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購入日
不明
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購入場所
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