Nintendo Wiiは元々有線LANがついておらず、基本は無線LANのみ。
背面USB端子に対応の有線LANアダプタをさせばオプションとして使えるとのことで、モンスターハンターの様な(RPG等と比べれば)ラグがあると気になるゲームを主にプレイするのでどうしても無線LANでやる気になれず、有線LANを導入することに。
純正品が実売2500円後半から3000円程するのに対してこのバッファローの製品は1900円程で売っていたので、こちらを購入した。
Wii用にと購入した物だが、良くあるUSB有線LANアダプタと殆ど変わらないだろう。
XPではドライバディスクから、7では挿すだけでドライバーのインストールが簡単に完了し、最大100Mbps対応のLANアダプタとして動く。本体左右にはスリットが設けられていて、持ち運ぶ時や接続時邪魔になる様であればどちらかにケーブルを這わせ固定出来る用になっている。
スリット以外はシンプルな本体で、インジゲータもLINKランプ(アクセスランプも兼ねる)とLINK速度ランプのみ。
特に問題もなく、MH3のオンラインをするときには活躍してくれた。
無線よりも安定してくれた…と思いたい。
と本当はここで終了なのだが、最近になって新たな活躍の場が出てきたのでこのLANアダプタのページに纏めたいと思う。
昨年末頃から、居間のREGZAからサーバPCをネットワーク越しに参照 録画したファイルを再生しようとすると、接続は出来るものの動画がコマ落ちして見るに堪えない状態が続いていた。
症状が発生している当時のネットワーク構成は以下の通り。
色々調べてみたところ、サーバPCのLANの帯域を100Mbpsに絞ると平常に見れる事が判明。
NICの速度設定から100Mbpsに制限したり、NICの設定はそのままでサーバPCとギガビットハブの間にメガビットハブを噛ませてボトルネックにさせてやったり、などと言った方法で見ることが出来た。
ただこの方法だと、他PCからサーバPCを参照すると当然ながら上限100Mbpsになってしまう。
頻繁に他PCとデータをやりとりすることが多いサーバPCだけに、いくらREGZAが快適とはいえメガビット環境になるというのはいただけない。
ならば居間内ルータからREGZAの間にメガハブを噛ませれば、メガビットに落ちるし自室内ネットワークに影響はないし大丈夫では?とも思ったのだが、何故かそれでは効果がなかった。
最終的に思いついたのが、次の図。サーバPCに増設したNICとREGZAを直接100Mbps帯域で接続、既存のNICはそのまま(ギガビット状態)で、それら二つをブリッジ接続させるというもの。こうなると居間と自室にさらに1本LANケーブルを這わせる必要があったが、幸い昔引いたCat.5のケーブルが使用されず放置してありそれを活用、
サーバPCの内部ポートにNICカード増設する余裕は無いのでUSBのLANアダプタを使用、ここで本製品の再就職先が決まったと言うわけだ。
こうすればREGZAはグローバルなネットワークに接続出来る、ただサーバPCの共有フォルダの見え方などLAN内挙動がどうなるのか不安だったが、ブリッジ接続をして無い時と変化の無い素直な挙動となった。
ネットワークブリッジに固定IPを振り、以前通りの固定IPアドレス環境が継続されている。
もちろん問題のREGZAからのファイル参照も上手くいっているし、データ放送のインターネットアクセスも今まで通り出来ている。
問題らしい問題といえばサーバPCが起動していないとREGZAからインターネットアクセスが出来ない事だが、基本的につけっぱなしのサーバPCなのでさほど問題ではない。
スマートなシステムではないが、実際使用する時の使い勝手は以前と変わらない状態に持ってくることが出来たので良かったと思う。
最近になって殆ど使われなくなったWiiと運命を共にするかと思われたUSB有線LANアダプタが、まさかこんな所で現役復帰するとは思わなかった。
こうやって「何かに使える」という事態が発生するから、いくら古い使わなくなった物でも人にあげたり捨てることが全く出来ない。
いつまで経っても部屋は片付かない。
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購入金額
1,900円
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購入日
2009年08月頃
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購入場所
どこかの家電量販店
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