レビューメディア「ジグソー」

この聞き心地の良さ、素直な音の出方がK702の魅力です!!

AKG(アーカーゲー)はオーストリアの音響機器のメーカーです。
マイクやヘッドホンではヨーロッパのスタンダードともいえる
メーカーらしいですね。
世界でも録音スタジオにはスタンダードなアイテムとして
定評があるようなメーカーです。

ヨーロッパの気候的には、冬は積雪が多く、室内で音楽を
楽しむ方も多いので、音に対してのこだわりが強いこだわりを持った方が
多い地域で成功したブランドであるという意味でもかなり期待が出来る
点であります。

そのAKGがオープンエアータイプのヘッドホンのフラッグシップモデル
として発売していたのが、K701であり、そのマイナーチェンジモデルが
K702となります。



箱を取り出すと・・・
表面にはExpect(期待)

中面にはand discover(そして発見)

と書かれています。
音に対する期待できるアイテム、そして、このヘッドホンで
聞いた後の新たなる発見というようなニュアンスでしょうか。

いやが上にも、期待が高まります!!


中はとってもシンプル!

付属品は簡易な説明書のみ!!
K701で付属していたスタンドを期待されていた場合には残念ですが、
一応スタジオ用のモニタモデルなので、そういう付属品はいらないって
事ですね!


形状については、かなり特徴的ですね。


Made in Austriaと書いてあるので、本国生産ですね!
一応中国工場で下位モデルを生産しているのでちょっぴり気になってました。


ヘッドバンドは革製で、でこぼこがあります。
これ、きっちり頭にフィットさせるとなかなかずれませんよ。
使い始めはちょっと痛かったりしますが、ここは慣れですかね。


最適なリスニングが出来るようにイヤー部分の角度が変わります。
360度回る形なので、どんな方でもベストフィット出来ますね。
こういう点があるから、最適なフィット感が得られます!!

付け心地はなめらかで、かなり快適なヘッドホンです。
締め付けも人それぞれの感想があるでしょうが、負担が軽いので、
ストレスを感じにくいですね。

さて、肝心の聞こえ方ですが、当方の視聴環境は、
babyface + パワードスピーカー or K702という形です。

そもそも、このK702を選んだ理由がスピーカーと同じく、
どんな曲でも優等生的に味付けは少なくフラットに鳴らしてくれるような
モニターヘッドホンがほしいという点から始まっていますので、
その点について納得できるかという点が一番の焦点となります。

結果としては、非常に満足しております。
スピーカーで聞きつつ、途中からヘッドホンを装着しても、
音に対してバランスの違和感を感じない!!

もちろん違いはありますが、方向性の統一は完璧といって差し支えないです!!
これは良い買い物が出来た!!

音の感じ方としては、
低音 : バスブーストはされていないので、自然な感じです。
     低音重視派には不足と感じられるのは間違いないです。

中音~高音 : キンキンとがらせず、フラットなバランスですね。
        満遍なく音を出してくれていますが、聞いていて疲れにくく、
        1音毎にハッとさせてくれるような鮮明な解像度があります。
        素直な音をお求めの方には良い選択肢となりえます。

CDなどの音源の製作者の意図する、素の音を楽しみたいなという思想の方には
ホントあったモデルであると思います。

さらなる解像度と、低音の立ち上がりの良さと+バスブースト、
ライブ会場にいるような感覚を味わいたいっていう方には、
別メーカーではありますが、ゼンハイザーのHD650をお勧めしたいです。

どちらも聴き比べて最初の印象が良いなって思ったほうを入手されると
一番いいと思います。
当方、店頭でHD650とK702を聞き比べして、リスニング時に今と同じような
環境だとどっちのほうがよりあっているかなという点と、付け心地等を
加味した結果、K702の購入に至りました。

いや、ホント良いヘッドホンに巡り合えてよかったです。
これから大事に使っていきたいと思います。

なお、本モデルとK701との差異は、
1.スタンドが付属していない
2.ケーブルが取り換え可能となった(miniXLR端子)
3.色がネイビーブルーになった
4.澪はこちらのモデルを使用していない(そんな理由では選んでないですがw)
という点ですかね。
音に関しては、諸説ありますが、変わっていないというのが
当方の認識です。

ケーブル断線などのトラブルがあっても、交換できるのは
素直にうれしいですね。
といっても、別メーカーの製品にリケーブルするというのは
当方の趣旨から外れますので、
(メーカーが一番このモデルに対して真剣に取り組み最適解として、
 このケーブルとしたという考え)
オヤイデのケーブルに変えようとは全く思いません。
ここは譲れないポイントですね!!

あ、ちなみにオープンエアータイプの宿命として音は音量と比例してかなり漏れますので、
周りに迷惑のかからない室内利用前提である必要があるので要注意です!
  • 購入金額

    23,800円

  • 購入日

    2012年01月頃

  • 購入場所

    SOUNDHOUSE

コメント (8)

  • 誇りたまえさん

    2012/01/18

    最近の興味は作る方としても聞く方としてもドンシャリ系に寄りがちなのでとても気になっていたのですが、
    今ではもう2万円台で買えちゃうんですね。
    日本の音響系メーカも大変です。
  • kenさん

    2012/01/18

    AKGのモニターヘッドホンがこの価格まで、落ちてきていたんですか。
    オープンエアーは持っていないので、気になります。
  • 北のラブリエさん

    2012/01/18

    これはいいですよね。
    701も欲しかったんですが、断線が怖くて。
    買って間違いない製品だと思います。
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