ハウジングに赤いラインが入っているのが印象的で、アーティストのPVやレコーディング
などでこれをつけているのを見た人も多いと思います。
このヘッドフォンは1988年、ソニースタジオで使用されるために、民生用だった
「MDR-CD900」新たにリファインし、「MDR-CD900信濃町スタジオモデル」として
開発されたものがベースになっています。なお、兄弟分に「MDR-CD7506(海外仕様)」
などがあります。
この製品、いわゆるオーディオとして音楽を楽しむものではないため、楽曲制作をしない
一般の人が手を出すべきではないという論調を見かけますが、たしかにそういった側面は
あるものの、モニターとしての要素である「徹底してフラットで分離して聴ける」という部分が
自分の音の好みにあうのであれば、悪くない選択肢だと思います。
楽曲の制作者(アーティスト)側もこのヘッドフォンを使って制作しているケースが多いことから、
制作者がどういった意図でこういう音にしたのか、どんな鳴り方を求めているのか、といった
ことを聴く側としても楽しめるという、もうひとつの楽しみ方もできます。
オーディオ製品というのは完全に嗜好品で、個人の好みの音が出ればそれでいいものです。
そういう意味でこのヘッドフォンが当てはまる方はこれを使えばいいのですが、おそらく
そう多くはないでしょう。
ですが、なるべく原音として音楽は聴きたい、余計な味付けはいらないっといった嗜好の
方や、聴くだけではなく、PCなどで音を編集することもあるユーザーにはぜひ導入を検討
してほしい製品のひとつです。
その世界で売れているのには理由がある。
使ってみればその意味が分かる製品だと思います。
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購入金額
16,800円
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購入日
不明
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購入場所
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