レビューメディア「ジグソー」

独自のファンが特徴的なこだわりのグラフィックカード(;=゚ω゚)=333

■概要
マザーボードの老舗メーカーである、GIGABYTE社のグラフィックカードです。

AMDの最新世代GPU、RADEON HD6670が搭載されており、800MHz→820MHzで微妙にオーバークロック仕様となっています。VRAM容量はミドルレンジとしては多く1GB搭載されています。

GPUの最大消費電力が66Wで補助電源も不要です。HD6000シリーズの特徴であるUVD3による超低CPU負荷によるHD動画再生機能も健在です(;=゚ω゚)=333

また、AMD Fusion(Aシリーズ)の内蔵GPUと組み合わせたCoressFireこと「DualGraphics」が実現できます(;=゚ω゚)=333


このGIGABYTE製カードの特徴として、以下のものが挙げられます。
・Low RDS(on) MOSFET採用
FETが低ON抵抗なので、GPU用の電源生成用DC/DCコンバータのスイッチング動作(FETがONしたとき)に発熱が少なくなります。基板の熱を下げることにより熱破壊の心配やコンデンサの劣化を抑えることができます。

・フェライトコアチョーク採用
GPUの電源生成用のDC/DCコンバータに高効率なチョークコイルを採用しています。これは一般的に電圧変換時のロスを減らすことができ、発熱を減らしたり、コイルそのものを小型化することができます。

・高品質固体コンデンサ採用
マザーボードでお馴染みの固体コンデンサです。従来のアルミ電解コンデンサに比べ、低インピーダンスうで同じ容量でも大量のリプル電流を流すことができ、小型化することができます。また、電解コンデンサのようにドライアップしないので長寿命です。

うーん、仕事でDC/DCコンバータとか設計していると実に興味深い(^^;

・100mmの大型オリジナルファン搭載(2スロット仕様)
カードからはみ出している大きな放熱板に、100mmという大型ファンがついています。
これは静音性と、カード全体の冷却に貢献してくれると思います。

GPUとVRAM容量と冷却方法だけで選んでしまいがちなグラフィックカードですが、ジャンク屋で故障したものを見かけることが多いので、信頼性の高い部品を使った製品を購入していですね(´ω`)


■付属品・外観
とりえあず、開梱してみる(゚ω゚)

付属品は、マニュアルとドライバCDのみと非常にシンプル。
今時、変換コネクタやケーブル類が付属しないのは珍しいかも。
とは言え、特に困ることもなく、余計な付属品つけるなら安くしてくれ派の私にはピッタリだ(^^;
開梱してみた
開梱してみた


そして、グラフィックカードの全景
ファンと放熱板にインパクト有り過ぎ(;=゚ω゚)=333
グラフィックカード全体
グラフィックカード全体


このカードは2スロット分を消費するタイプで、厚みは約31mm
定規が透明なので見にくい(^^;
定規が透明なので見にくい(^^;



固体コンデンサとフラットパッケージのFETを使っているので、電源部がシンプルかつ綺麗に見えます。バックパネルのコネクタには全てカバーが付けられています。ホコリや錆が防げるのでありがたいです。
GPU電源生成部?
GPU電源生成部?


ちなみに裏面はシンプル。特に突起物も無いので干渉の問題もないと思います。
カードの裏面
カードの裏面


VRAMはハイニックス製
8個で1GBなので、1つあたりの容量は128MB(1Gbit)と思われる。
ハイニックスのVRAM
ハイニックスのVRAM


ディスプレイ出力は、D-SUB・DVI-D・HDMIのメジャーな3系統を搭載。
必要十分な3系統のコネクタ(゚ω゚)
必要十分な3系統のコネクタ(゚ω゚)


このカードも立てることができます(^^;
デカいファンと相まって、今にも飛び立ちそうです(;゚∀゚)=333
何故か立てたくなる2スロットカード(^^;
何故か立てたくなる2スロットカード(^^;



■ベンチマーク
RADEON HD5xxxシリーズとの比較を行います(゚ω゚)
(A8-3850のプレミアムレビューから、単体グラフィックカードのスコアを抜粋したものです)

共通の構成
基本的にA8-3850のプレミアムレビューと同じ構成です。


【APU】AMD A8-3850
【クーラー】サイズ S93U
【メモリ】PC3-10600 4GB×2
【HDD】MAXTOR MaxlineⅢ 7B320S0 (S-ATA150 320GB)
【マザーボード】GIGABYTE GA-A75M-UD2H
【PCケース】IN-WIN IW-V500
【電源】AQTIS AP-420CKM
【OS】Microsoft Windows7 Ultimate(90日体験版)

グラフィックカードの構成
構成1:RADEON HD6670 DDR3-1GB (このレビューのグラフィックカードです)
構成2:RADEON HD5670 GDDR5-512MB


構成3:RADEON HD5550 DDR3-512MB



(ドライバは最新のCatalyst Software Suite Ver11.8)


1.3DMark05(Ver.1.20 1024*768 デフォルト設定)
3DMark05の結果
3DMark05の結果

2.3DMark06(Ver.1.20 1280*1024 デフォルト設定)
3DMark06の結果
3DMark06の結果

3.3DMarkVantage(Preset:Performance 1280*1024)
3DMarkVantageの結果
3DMarkVantageの結果

4.FINAL FANTASY XI Bench3
【解像度:Low】
FF11Bench3(Low)の結果
FF11Bench3(Low)の結果

【解像度:High】
FF11Bench3(High)の結果
FF11Bench3(High)の結果

5.FINAL FANTASY 14 Bench
【解像度:Low】
FF14Bench(Low)の結果
FF14Bench(Low)の結果

【解像度:High】
FF14Bench(High)の結果
FF14Bench(High)の結果

6.モンスターハンターフロンティアベンチ (デフォルト設定 1280×720)
モンスターハンターフロンティアベンチの結果
モンスターハンターフロンティアベンチの結果



■総評
ベンチマークの結果から、性能は
RADEON HD5670 > RADEON HD6670 > RADEON HD5550
の順となっている。

順当な進化ならば、最新世代のHD6670は、旧世代の同ポジションのHD5670より速いはずである。

しかし、今回のグラフィックカードでは、HD5670は高速なGDDR5に対し、HD6670は汎用的なDDR3のメモリが使われている。この為、旧モデルの方が高速になってしまったと思われる。


このカードの評価として、
大型のファンが搭載されており、ベンチ中でもほとんど高速回転することなく静音でした。

また、ベンチが終わってから、ヒートシンク部分を触っても熱いということはありませんでした。温度は測定していないが、冷却性能は十分だと思われ、小型ケースでも扱いやすい印象を受けます。

補助電源も不要なので、ライトゲーマーが1280×720程度の解像度で3Dゲームするときには良い選択肢となるでしょう。AMD 780G/880G、IntelのG31/41/HD Graphics2000クラスからのアップグレードには良いかと思います。


最後に、このような素晴らしい製品のレビューに選定していただいた、zigsow様、日本ギガバイト様、CFD販売様、ありがとうございました。バリバリに使わせていただきますm(_ _)m

32人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • aoidiskさん

    2011/08/20

    わくわく感が伝わってくる写真ですね。

    もの自体はよく分かっていないのでごめんなさい。

    レビュー楽しみにしています。

    ご苦労様です。
  • ネイエフさん

    2011/08/20

    よりそうキングショボンがなんともw
    それにしてもまた珍しい形のファンですね~
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