レビューメディア「ジグソー」

内蔵GPUだけでも3Dゲームがプレイ出来る!(かも

AMD様、GIGABYTE様、zigsow様。
この度はレビュアーに選出頂き有難うございます。

今回レビューさせて頂くのは、AMDのGPU統合型CPUであるA8-3850です。
4コアのCPUとRadeonHD6550DのGPUを一つに統合したCPUで
APU(Accelerated Processing Unit)と呼ばれています。

一般に内蔵GPUと言うと2Dメインで3Dはおまけ程度の性能でしたが
Radeonの名を冠するGPUを内蔵しているだけあって
各種の3Dベンチマークを走らせる事が出来ます。
(内蔵GPUだと起動すらしない物が多い。)
そしてRADEON6000系のGPUを搭載する事によって
CrossFireが構築可能という特徴があります。
ただし追加するカードには制限があり、
下記の様にいずれもローエンド系GPUのみとなります。
これ以上のカードを積んでもCrossFireは組めません。

RadeonHD6670
RadeonHD6570
RadeonHD6450


今回試用させて頂いたのはES版という事で
APUだけが小さなケースに入って送られて来ました。
通常パッケージではCPUクーラーや
DiRT3のダウンロードクーポン等が付いています。(クーポンは初回限定かも)
いざ組もうと思ったらCPUクーラーが無い事に気付き、慌てて買いに走りましたw
CPUクーラーはAM3等に対応した物がそのまま使えます。
知らずにFM1用のを暫く探してましたw

外見は最近のintelCPUからすると一回りくらい大きい印象を受けます。
CPU側にピンが生えてるスタイルも10年ぶりくらいに見た感じです。
尚、3次キャッシュを積まないので、PhenomIIよりAthlonIIに近く、
同クロックではPhenomIIの方が高速となります。
どうせなら3次キャッシュを積んだモデルもあれば、とも思います。


今回使用したパーツは以下になります。
APU:コレ
クーラー:サイズ KATANA3
M/B:


GPU:


メモリ:


SSD:


電源:適当な400Wの物
ケース:適当なM-ATX対応の物

AMD環境でSSDのRAID0を組んでみたかったので
C300 64GBを2本使ってRAID0を構築しています。
今回は費用も抑えてみようと流用パーツが大半です。
CPUクーラーだけは手持ちが無かったので新規購入です。


とりあえず組んでみたので
Prime95で負荷をかけて発熱を見てみました。

室温:27度
アイドル時:17度
負荷100%時:60度

アイドル時の発熱の低さが半端無いです。
これどっかセンサー壊れてないですよね?w

ざっとWindows7を動かしてみましたが
特に重いと感じた所は無く、Aeroもそのままで使えます。
まぁこの辺りまでは他の統合CPUも同じ。
ここから内蔵の6550D、外付けの6670、両方のCrossFireで
ベンチマークを取って行きます。


まずは3DMark06から。
3DMark06_SGL.jpg
3DMark06_SGL.jpg
3DMark06_6670.jpg
3DMark06_6670.jpg
3DMark06_CF.jpg
3DMark06_CF.jpg
内蔵の6550Dだけでも6000オーバーを出して来ました。
6670単体でも9000オーバーと健闘しています。
CrossFireでは…あれ?下がった…?
でも8000オーバーなのでCrossFireは効いてる模様。
微妙に謎を残しつつ次へ。


次は3DMarkVantege。
3DMarkVAN_SGL.jpg
3DMarkVAN_SGL.jpg
3DMarkVAN_6670.jpg
3DMarkVAN_6670.jpg
3DMarkVAN_CF.jpg
3DMarkVAN_CF.jpg
6550DでGPUスコアは3000強といった所。
6670では5000強くらいです。
CrossFireでは…7000強。これは効果がはっきり出ています。


そして色々ハイエンドを要求されるFF14ベンチ。
FF14_LOW_SGL.JPG
FF14_LOW_SGL.JPG
FF14_HIGH_SGL.JPG
FF14_HIGH_SGL.JPG
6550Dでも走るだけ上等です。
LOWで1600、HIGHで800と、割と厳しめです。
FF14_LOW_6670.JPG
FF14_LOW_6670.JPG
FF14_HIGH_6670.JPG
FF14_HIGH_6670.JPG
6670だとLOWで2400、HIGHで1300と結構ギリギリです。
FF14_LOW_CF.JPG
FF14_LOW_CF.JPG
FF14_HIGH_CF.JPG
FF14_HIGH_CF.JPG
CrossFireでは、LOWが2300、HIGHが1200程度と
6670単体より若干スコアは落ちています。


マルチGPU全般に言える事ですが、結局アプリ次第ですね。
効果絶大な物もあれば、逆に下がる物もある、と。


実際のゲームではどうかという所で、FF14にログインしてみました。
FFXIV_1313689407.jpg
FFXIV_1313689407.jpg
大変お見苦しい物を失礼しましたw
軽く戦闘をしてみたのですが、多少カクつく所もありますが普通にプレイできます。
内蔵GPUだけにしてもやってみましたが、十分プレイ出来るレベルです。
ベンチのスコアだけに振り回されちゃ駄目ですね。

CPUと強力なGPUの統合はAMDならではの物と言えるでしょう。
intelには現状では良いGPUがありません。
是非ともnVIDIAとタッグを組んで…無理ですねw

コメント (13)

  • れいんさん

    2011/08/19

    やはりAMDです。
    とりあえずしばらくは内蔵グラフィックでがんばって
    そろそろダメになってきたら
    追加でグラフィックボード購入すればの経過は
    昔から健在ですね。
  • daiyanさん

    2011/08/19

    >れいんさん
    む、AMD久々だからGPU統合型は初物だと思ってました。
    昔のRageとかは内蔵とは言えない気がw

    >しょぼたんさん
    良い兄貴具合ですw
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