今回は、GA-A75-D3Hのマザーボードのレビューをしながら、「GIGABYTE板祭」のまとめをしたいと思います。
1,マザーボードの基本性能
マザーボード形状:ATX
対応ソケット:SocketFM1(AMD AシリーズAPU対応)※8/24現在
チップセット:AMD A75
メモリー: DDR3 2400(OC)/1866/1600/1333/1066 MHz 対応
DualChannel対応
オーディオ機能:Realtek ALC889コーデック 7.1chサラウンド対応
また、S/PDIFに対応
拡張ポート:PCI express x1 が2個
PCI express x16が1個
PCI express x4が1個(x16形状)
PCI が3本
LANポート:Gigabit対応
内蔵グラフィック:D-Sub、DVI-D、HDMI
(D-Sub&DVI-D、D-Sub、HDMIのデュアルディスプレイには対応、DVI-D、HDMIのデジタル2系統出力には非対応)
内部インターフェース:2つのSATA3(6Gbps)ポート
前面出力用のUSB3.0ポート
3つのUSB2.0内部ポート
※RAID0/1/10に対応
USBインターフェース: 2.0/1.1バックパネルに2つ
3.0/2.0バックパネルに4つ
バックパネル:PS/2 キーボード/マウスポート
D-Sub ポート
DVI-D ポート
HDMI ポート
光デジタル S/PDIF Out コネクタ
USB 2.0/1.1 ポート 2つ
USB 3.0/2.0 ポート 4つ
eSATA 6Gb/s ポート
RJ-45 ポート
オーディオジャック(センター/サブウーファースピーカー Out/リアスピーカー Out/サイドスピーカー Out/Line In/Line Out/マイク) 6個
BIOS機能:32Mbitフラッシュ
DualBios
2,開封の様子
ビデオカードの一緒に撮りました。存在感がありますね。
ちなみに、型番の冒頭部分の「GA」は省かれてますね。
マザーボード本体です。色は主に青と白と言ったところですか。
GIGABYTEはこの2色で攻めてきますね。
意外にもヒートシンクが立派でした。
ちなみに、メモリースロットが4つあります。
CPUクーラーの留め具は、CPUクーラーの都合上、取り外しました。
このような仕様はIntelにはないですね。AMdならではの機能だと思います。
付属品一覧です。
・マザーボード本体
・取扱説明書(日本語)
・クイックインストールガイド(多言語)
・SATA3ケーブルx4 (ストレートx2 L形x2)
・I/Oバックパネル
・エンブレムシール
CPUクーラーを取り付けました。
使用したのはこちら
Scythe製のMUGEN2 Rev.Bです。
SocketFM1に互換性がありました。
・開封の状況を動画にしました。(YouTube)
・マザーボードをCPU-Zで見てみました。
3、GIGABYTE独自の機能
マザーボード生産各社は、その独自機能によってユーザーを引きつけています。
今回は、GIGABYTE製のこのマザーの独自機能を紹介します。
・SUPER4って?
AMD A75チップセットを搭載し、DirectX11に対応したグラフィックを持っていること。
・ではSUPER4の「4」っていうのは?
Ⅰ---DualBiosや、USBヒューズ設計採用で、安定した動作を実現。システムの故障を防ぎます。
また高品質で、5万時間の寿命を持つ日本製コンデンサーを採用しています。もちろん固体です。
3TBのHDDもサポートし、大きなデータを扱えるようになった。
Ⅱ---データの転送速度や、電源供給の向上。
3倍のUSB電源という機能があり、USBで電力を、およそ3倍も多く供給可能。
基板に、スイッチを設定することにより、パソコンがオフの時も、USBに電源を供給できます!
とくにiPodユーザーがスマホユーザーには重宝しますね。(最大1.5A出力)
Ⅲ---省電力。
効率が高く、消費電力が少ないモノを採用。
Ⅳ---自慢のサウンド
信号対雑音比108dBの再生音質で、クリアな音質を実現。
しかも7.1ch対応。
従来のAC'97よえり3.5倍のオーディオ品質。
・GIGABYTE独自のソフト
ET6(EasyTune6)というソフトが付いてます。ASUSで言えば「TurvoV」
です。
このユーティリティには様々な機能が付いていてメインはオーバークロック機能です。
ワンタッチでオーバークロックができる優れものです。
4、良し悪しをレビュー
【実際に使ってみて良かったところ】
・USB3.0対応のポートが4つもあり将来性がある
・オンボードでHDMNi出力ができる
・AMD Dual Graphics対応で、パフォーマンスアップ!
・低価格にもかかわらずATI CrossFireX対応です。
・PCIが三つも付いている。余っているPCI機器を生かせるチャンス。
・やはりUSBの供給能力がすごいです。1.5Aは力は半端じゃないです。
iPadなどのタブレットも余裕ですね。
・CPUクーラーにもよりますが、クーラーの取り付けが楽でした。
・オンボードにもかかわらず音質はかなりいい方だと思います
ちなみにスピーカーはコレ
高音に深みが出てました。
【実際に使って良くなかったところ】
・起動時間にばらつきがあり、極端に遅い場合がある。
・PCI Expressは一つx4動作であるので、速度は期待できない。
・オンボーのでデジタル2画面同時出力ができないのはちょっと悔しいですね。まあそれが普通なんですが・・・
現在、とても気になる部分が少ないです。
5、ベンチマーク等の結果について
次に、この「GIGABYTE板祭」で、レビューさせていただいた、CPU、ビデオーカードでベンチマーク等を行ったのでレビューしていきたいと思います。
<今回組んだパソコンのスペック>
・CPU
・Memory
・電源
・ビデオカード
・ケース
・ハードディスク
・ドライブ
当たり前ですが、マザーボードはこの製品です。
さて、これでどのような結果が出たでしょうか!?
今回使用したソフトは総合評価ベンチマークソフトCrystalMarkです。
さて、どうでしょうか!?
グラフィック性能、HDD性能に少し問題があるものの、とても高い値が出ています。
棒グラフが一番右までいっているモノもありますね。
どれだけこのマザー、CPUがすごいかが一目瞭然です。
そしてFF14ベンチマークをやりました。
結果がこちら
【Low】
【High】
Lowなら設定次第で動くレベルですね。すごいっすねー感動しました。
Highでも、この価格帯でくめるパソコンなら充分かなと思います。
・CINEBENCH結果
こんな感じになっております。Core i7 2600Kを4.4Ghzで評価したときは8.2でした。
まあ全然違うのですが、10000円程度でこのスコアは驚きです。
6、AMD Dual Graphicsについて
この項目では規定事項である「AMD Dual Graphics」について紹介します。
まず、AMD Dual Graphicsとは、AMDのA75チップセットと、AMD radeon HD 6000シリーズを組み合わせることで、パフォーマンスをアップさせることです。
【設定方法】
Ⅰ、PCI Express x16ポートに、ビデオカードをさす
Ⅱ、
まず、BIOSのAdvanced BIOS FeaturesのInit Display Firstを「Onboard」に設定。
Ⅲ、
IGX Configurationの項目でエンターを押し(写真BIOS3参照)、UMA Frame Buffer Sizeを512MBか1024Mbに設定する。(写真BIOS2参照)
Ⅳ、設定を保存し、OSを起動
Ⅴ、
AMD VISION Engine Control CenterのPerformanceタブのAMD CrossFireを開き、「Enable Cross Fire」にチェックを入れる。
コレで完了です。ちょっとややこしいですが、そんなに大変ではありません。
ちなみにここでCrosFireを有効という形になってますが、実際はCrossFireではありません。GPU-Zを見ても無効になってると思います。
※このレビューのベンチマークはすべて「AMD Dual Graphics」を有効にした結果となっています。くれぐれもご注意ください。
【レビューを終えて】
これですべてのレビューが終了しました。
初めてAMDのCPU、チップセットをしようしましたが、とにかくコストパフォーマンスが高いことがよくわかりました。
このマザーボードの一万円少しで買えます。それなのに、USB3.0がついてたり、AMD Dual Graphicsがついてたり、とても豪華な性能を持ってます。すばらしい。。。
発熱の低さにもびっくりしました。初めて起動したとき、CPU温度は23度。すごいですね。とても低いです。
ビデオカードの一万円切って買えるモノでは最高峰ではないでしょうか?
このスペックなら軽めのゲームを余裕でできますね。
是非、一回、AMDに特化された「DiRT3」をこのパソコンでやってみたいと思いました。
3つのレビューを見てくれた皆様ありがとうございました。
またお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
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