レビューメディア「ジグソー」

簡単換装で、5年前のPCも快適に使えるようになる!

今回レビューさせていただくのは、インテル® SSD 535 シリーズの480GBモデルだ。

本SSDを使って、発売から4年経ったAspire AS1830Zを復活させようというもの。

 

 

テーマは、「インテル® SSD 535 シリーズ でノートPCを復活」だ。

 

Intel
インテル® SSD 535 480GBモデル

同梱品
同梱品

 

同梱されていたのは、本体、9.5mm用スペーサ、SATAケーブル、ビス、8cmCDと取説だ。

CDには「Intel® Data Migration Software」の記載があるので、ソフトウェアが収録されているかと思ったが、インストールガイドと保証規定がPDFファイルで収録されているだけだった。

収録されていても、Webから最新版をダウンロードすることが多いので、この方が現実的ではある。

 

CDにはドキュメントのみ収録
CDはドキュメント収録のみ

 

ちなみに、今回使用するAspire AS1830Zの性能は・・・

 

HDDでのスコア
HDD換装前のディスクスコアは5.9(メモリーは増設済みなので高め)

HDDでのスコア
HDDでは読み書き速度ともに80MB/s程度

起動時間は60~80秒くらい
起動時間は早くて60秒、だいたい70~80秒くらい

 

このPCがどれだけ快適になるのか・・・

 

では、早速換装作業に入ろう・・・

 

更新: 2016/01/17
導入難度

純正ツールで、楽々移行完了!

 

事前準備として、元のHDDを取り外すための工具と、SSDにデータを移行するために、SSDをUSBで接続するパーツを用意する必要がある。

 

USB接続のHDDケースを用意しても良いが、移行作業だけなので、ケースレスで手軽なUSB-SATA変換アダプターを使うことにした。

 

GBOX-miniはUSB3.0対応だが、USB2.0しか無いAspire AS1830Zでも問題なく使用可能だ。 

 

AS1830ZのHDDは、ドライバーのみで取り外し可能なので、小型の+ドライバーを用意した。

 

SATA-USB変換ツールと、ドライバー
SATA-USB変換ツールと、小型の+ドライバーを用意

 

そして、データ移行のため、インテルのサイトから「Intel® Data Migration Software」をダウンロードする。

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/19324/Intel-Data-Migration-Software

 


スクロールして日本語版を選択


使用許諾に同意してダウンロードする

 

ダウンロードが完了したら実行し、インストールを開始しよう。

 

インストールを開始
インストールを開始

 

ところが、ここでSSDを接続しておかないと、エラーになってインストール出来ない・・・

 

前もってSSDを接続しておかないとインストールできない
SSDが接続されていないと・・・

 

気を取り直してSSDを接続し、改めて、実行するとインストールできた。

 

SSDを接続してインストール再開
SSDを接続してインストール再開

 


使用許諾に同意し、後はデフォルトのまま進めていく


インストール完了

 

インストールが完了したら「Intel® Data Migration Software」を起動する。

 

右上の[→開始]をクリックし・・・
右上の[→開始]をクリックし・・・

[今すぐクローンを作成]をクリックするのみ・・・
[今すぐクローンを作成]をクリックするのみ・・・ 

 

左下の「クローン作成ウィザードの実行」をクリックすると、パーティションサイズなどののカスタマイズが可能だが、[今すぐクローンを作成]で簡単移行が楽々・・・

この後、再起動を促されるので、そのまま再起動すると、クローンの作成が開始される。

 


クローンの作成が開始される・・・

30分ほどで完了

 

クローンの作成が完了したら、一旦電源を切り、HDDを換装する。

 

バッテリーを外し裏蓋を開ける
バッテリーを外し、ビス5本を外して裏蓋を開ける


HDDはビス1本で固定されている


HDDを取り出す

 

取り出したHDDから固定ブラケット外し、SSDに付け替える。

 

HDDからブラケットを外し・・・

SSDに取り付ける
SSDに取り付けて・・・

 

ここでの注意点は、もともと装着されていたHDDと、厚さを合わせること。

インテル® SSD 535 シリーズの厚さは約7mm

 

厚さは実測6.7mm
厚さは実測6.7mm

 

ウルトラブック以降の最近のノートPCでは、厚さ7mmのHDDが使われることが多くなったが、以前のHDDは9.5mm厚だった。

Aspire AS1830Zに搭載されたHDDも9.5mm厚のもの。

 

9.5mm厚に合わせるためには、付属のスペーサーを使用する。

 

付属スペーサを貼り付ける
付属スペーサを貼り付ける

実測9.25mmになった
実測9.25mmになった

 

標準搭載のHDDとほぼ同じ厚さになったので、ガタツキもなく取り付けることができた。

後は、裏蓋とバッテリーを付けたら、換装は完了だ。

 

換装完了・・・
PCに戻せば、換装完了・・・

 

換装完了後の初回起動時は、再起動を促される。

 

初回起動時は再起動が必要
初回起動時は再起動が必要

 

これは、HDDからSSDに換装したことで、SSD用のドライバーがインストールされ、変更を反映させるためのものなので、再起動する。

 

その後、インストールガイドに従い、インテル® Solid-State Drive Toolboxをインストールする。

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/18455/Intel-Solid-State-Drive-Toolbox

 

インテル® Solid-State Drive Toolboxは、ドライブ情報の表示や、ファームウェアアップデート、メンテナンスができるユーティリティーだ。

特にTrimの実行がスケジュールできるので、是非ともインストールしておきたい。

 

ドライブ情報の表示
ドライブ情報の表示

トリムの実行はスケジュールが可能
トリムの実行はスケジュールが可能

ファームウェアアップデートもできる
ファームウェアアップデートもできる

全ての作業が完了
全ての作業が完了

 

換装作業自体は、特に面倒な環境移行が、「Intel® Data Migration Software」を使うことで、簡単かつ高速にできることが大きい。

 

更新: 2016/01/17
使用感

PCが軽くなる!

換装作業が完了したので、パフォーマンスをチェックしてみた。

 

ディスクスコアが7.8に・・・
ディスクスコアが7.8にアップ

SATA3なので性能を発揮できないのが残念・・・
SATA3なので性能を発揮できないのが残念・・・

起動時間は40秒台に・・・
起動時間は40秒台に・・・

 

エクスペリエンスインデックスでは、ディスクスコアが7.8にアップ。

Aspire AS1830ZのSATA I/FがSATA3なので、インテル® SSD 535本来の性能が発揮できないのが残念だ。

 

数値的にも、シーケンシャルリード:260GB/s、シーケンシャルライト:210GB/sに留まり、本来の性能の半分ほどしか発揮できていないことがわかる。

 

起動時間に関しては、HDD時から20秒以上短縮され、明らかに速くなったことを感じる。

 

実際に使用してみても、サクサク感が違う。

 

アプリ起動時も、マウスカーソルの回転が止まって利用可能になるまでの時間が、今までは一呼吸あったものが、殆ど待たずに使えるようになった。

 

更新: 2016/01/17
スペック

高速アクセスでも、低消費電力

インテル® SSD 535 480GBモデルの使用は、シーケンシャル・リードが540MB/s、シーケンシャル・ライトが490MB/sだ。

低消費電力もインテル® SSD 535シリーズの特徴で、480GBモデルではアクティブ時で165mW、アイドル時にはわずか55mWだ。

 

最近は長時間駆動のモバイルノートPCも増えてきた。

Aspire AS1830Zのバッテリー駆動時間は最大7時間だが、購入から5年近く経過しているため、バッテリーもヘタリ気味なので、SSDの低消費電力は有り難い。

 

まだ換装後の使用時間が短いので実感はないが、今後使っていくのが楽しみだ。

 

更新: 2016/01/16
満足度

5年前のノートPCに快適さが帰ってきた!

5年前に購入したPCで、徐々にストレスを感じるようになり、Windows10への移行も含め、そろそろリプレイスを考えていたのだが、このサクサク感ならば、まだしばらく使える!

 

5年前とは言っても、最近のPCは充分なCPUパワーがあるので、HDDからSSdに換装したり、メモリーを増設するだけで、パフォーマンスが改善する可能性が高い。

 

SSDも容量が大きくなってきたので、500GBクラスのHDDからでも移行可能な容量になってきた。

今回も、320GBから480GBになり、高速化だけでなく、容量アップまですることができた。

 

バッテリーのヘタリによる駆動時間の低下が心配ではあるが、今回のインテル® SSD 535 480GBへの換装は、数年前のPCならば、まだまだ充分使えることを、証明してくれた。

 

更新: 2016/01/16

レビューを終えて・・・

今回は、久し振りにプレミアムレビューをさせていただいたが、今回のレビューは、マシンガンレビューの第3弾なんだよね。

 

実は、マシンガンレビューは、第1弾のIntel® X25-M G2 (80GB)で人生初のSSDを体験し、2ndシーズンと銘打った第2弾のIntel® SSD 320 (300GB)もレビューさせていただいた。

今回は20名と狭き門だったにも関わらず、選出していただくことができた。

レビューの度に、Intel® SSDの作りの良さや、進化を感じることができ、有り難く思っている。

 

この度は、選出いただき、ありがとうございました。

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