レビューメディア「ジグソー」

速ええええええええ!!!15秒程度で起動する。今まで3~4倍速くなりました。赤くしてツノ付けなきゃ!

今回レビューさせていただくのは「インテル(R) SSD 535シリーズ 480GB」になります。


それを少し古めのノートパソコンに換装してみて古いノートを復活させよう!というレビューになります。

 

私が今回レビュー用に使うノートパソコンは「Panasonic Let's Note CF-S10」になります。

スペックは

CPU:Core i5 2520M 2.5GHz 2コア
HDD:640GB
メモリ:8GB
OS:Windows 7 Professional

 

今回の機種からのデータ移行で一番気になるところはHDD640GBSSD480GB
SSDの方が容量少ないけどデータ移行は大丈夫か?

とりあえず、Intel Data Migration Softwareの性能を信じてデータ移行しましょう!
Intelだもん。信じてる!

 

では、早速レビューしていきたいと思います

更新: 2016/01/15
開封の儀

思ったよりも小柄で軽い箱ですね!

 

 

Intelらしい青い箱が届きました。
小さくて軽いです!


1


さっそく開梱します。
箱を開けて、ずるずるっと引き出します。

2


同梱物は以下の通り
・紙の簡易マニュアル
・インストールガイドCD
・SATAケーブル
・7mm厚のSSD本体
・9mm厚に変換するためのスペーサーカバー
・ネジ4本

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SSDを袋から取り出します。
コネクタは普通のSATAになっています。

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更新: 2016/01/17
複製

複製方法① ハードウェア複製機によるコピーを実行!

HDD600GB。SSDは480GB。SSDの方が容量少ないけど大丈夫か?
というのが今回の一番心配なポイントでした。
複製方法には
 ①ハードウェア複製機による複製
 ②ソフトウェアによる複製
の2種類の方法で実行しようと思います。


①手持ちのハードウェア複製機によるコピーを実行してみます。
 機器はnovacの「コピー一発!2レンジャー」です。1


②コピー元側にHDDを設置。コピー先側にSSDを設置します。
 そして本体のコピー開始ボタンを2回押せばコピーが開始されるのですが、コピー元よりも容量が少ない場合は動作しませんでした。 

 http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-hd/nv-hsc352us/index.html
ちゃんと注意書きのところに「※クローンディスクの作成には、複製元となるハードデイスクの容量と同容量、もしくはそれ以上の容量のハードディスクが必要です。」と書いてありました。


2

 

うーん、残念。

更新: 2016/01/16
付属ソフト

複製方法② Intel Data Migration Softwareを使って複製

予想通りですが、ハードウェア複製機によるコピーは失敗してしまいました。


では次に方法②のソフトウェアによる複製を試してみます。
使用するソフトは「Intel Data Migration Software」です。
このソフトはCDの中には入っていませんので、インテルのサイトからダウンロードします。

 

なお、このソフトをインストールする時に、Intel SSD 535がPCに繋がっていないとインストールでエラーになりますので気をつけましょう。
まずはPCにUSB変換アダプタでIntel SSD 535を接続します。

私の場合は手持ちにあった「EG-SATA56」を使用しました。


 

①PCにSSDを接続します。

基本的に自動的に認識すると思います。

1


②ダウンロードした「Intel Data Migration Software」をダブルクリックしてインストールします。
「インストール」をクリックして進みます。

2


③「使用許諾契約」の確認画面が表示されますので「同意する」にチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。

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④少し待つとインストール完了画面になります。

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⑤「Intel Data Migration Software」はAcronisの製品のOEMなのかAcronisへの登録画面が表示されますが「後で登録する」をクリックすることでスキップすることも出来ました。

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⑥「Intel Data Migration Software」を起動させ、「開始」ボタンをクリックします。

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⑦「今すぐクローンを作成」ボタンをクリックすることで自動的にパーテーションサイズを割り当ててクローンを作成してくれます。
 ※パーテーションサイズを手動で割り振りたい場合は「クローン作成ウィザードの実行」を選択

私の場合は、「今すぐクローンを作成」ボタンをクリックしました。

7


⑧Windowsが再起動し、「Intel Data Migration Software」が自動起動してきます。
 そのまま何もしないで待つと、ドライブのコピーが始まります。

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⑨進捗ステータスが表示されます。私の場合は約8分と最初は表示されました。
 ですが、実際には15分位かかったかなぁと思います。
 USB3.0対応の変換アダプタを使っていればもっと速いのかなと思います。

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⑩完了画面が表示されますので「シャットダウン」ボタンをクリックしてPCの電源を落とします。

0
これで、HDDのデータがSSDに複製完了です。
クリックも数回だけで非常に簡単。
しかも15分程度でデータの複製がされてしまうなんて誰にでも出来て素晴らしいですね!


そして、このソフトの凄いことは、今回SSDの方がデータ量が少なかったのです!
HDD:640GB

SSD:480GB
なのに、自動的に少ない容量に対しても割り当ててくれる事です。

これは、この手のクローンソフトとしては中々珍しい機能で優秀ポイントの一つだと思いますね!

更新: 2016/01/15
エスエスディへの換装方法

パソコンにもよるが、この機種はHDD交換が非常に簡単

私が今回交換するノートパソコンは「パナソニック Let's note S10 CF-S10」になります。
早速、分解してHDDを抜き取り、データ複製済みのSSDに換装しましょう!


 ①まず本体をひっくり返します。そして写真右上にあるバッテリーを外します。

 

1


②バッテリーを外したら、赤丸のネジ2本を外します。

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③プラスチックのカバーがあるので指を引っかけて手前に倒すと、

3


④パカッっと外れます。

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⑤HDDにくっついている半透明のシールを引っ張ります。
 この機種は1cm程度引っ張ると引っかかって止まるので、HDDを下方向に軽く押しながらシールを更に引っ張ります。

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⑥ズルズルっと出てきます。ある程度の長さまで出したらフラットケーブルとHDDを引きはがします。

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⑦HDDに付いていたシールを剥がして、SSDにシールを貼り付けます。
 これをやっておかないと、今度SSDを交換しようとした時に取り出すのが困難になります。

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⑧SSDとケーブルを繋げて押し込みます。後は開いた手順の逆を行えば完了です。

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あっという間に交換完了。

 

これでPCの電源を入れてみるとBiosでも自動的にSSDを認識してWindows7が起動しました!
いやー、この機種はドライブ交換が容易ですね。
こういうメンテナンスの良いノートPCは大好きです!

更新: 2016/01/16
起動速度

時間短縮、約4倍です!

まず、前提条件として、今回使用したパナソニック Let's note S10 CF-S10ですが、リカバリメディアからクリーンインストールし、その後各種WindowsUpdateを一通り実施した状態で比較しています。

なおスペックは
 CPU:Core i5
 メモリ:8GB

となっております。

 

PCの電源を入れて「ようこそ後のデスクトップ表示まで」を計測しました。
5回平均でHDDは59秒

それに対し、SSDは15秒!!!

 

更にその後の、「デスクトップが表示されてデータ読み込みの○印が消えるまで」を計測。

HDDは74秒

それに対し、SSDは21秒!!!

 

速い。すごいよ。

 

 

 

更新: 2016/01/15
ハードウェアベンチマーク

ベンチマーク上では82MB/sが、282MB/sと約3.5倍!

定番ではありますが、HDD・SSD本体のベンチマークを取得してみました。
起動時間が4倍くらいになったので、だいたい4倍くらいになってるのかな?と思いましたが、思った通りでした。


①まずは、HDDでのベンチマーク

1

Seq Q32T1: マルチキュー&スレッド(Block Size=128KiB)
4K Q32T1: マルチキュー&スレッド(Block Size=4KiB)
Seq: シングルスレッド(Block Size=1MiB)
4K: シングルキュー&スレッド(Block Size=4KiB)


②次にIntel SSD 535 でのベンチマーク。
 CF-S10なのでSATAの規格はSATA2.0です。
 SATA2.0の規格上の実効転送速度は2.4Gb/s (300MB/s)。それに対し283MB/s出てますので、上限値が出ているという感じです。SATA3.0接続ならもっと速いことでしょうが十分です。

 HDDに比べて、リード、ライトともに約3.5倍程度の成績。
 特にBlock Size 4Kの細かいファイルに対してのアクセス速度は200倍もの大幅な向上が見られます。細かいファイルに強いことがわかります。
 OSの起動などはたくさんのファイルを読み込むと思うので、4倍程度の差が出たのかもしれませんね。
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③Windows7標準の「Windowsエクスペリエンスインデックス」を実行してみました。
 HDDでは、プライマリハードディスクの値が5.9です。

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④SSDでは、プライマリハードディスクの値が7.8です。
 エクスペリエンスインデックスの値は1.0~7.9の評価なので限界値近くまで上がっていることがわかります。

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更新: 2016/01/16
総評

復活!

インテル(R) SSD 535シリーズ 480GB」速いです!

規格の上限値まで速度が出ているので、このLet's Noteがあっという間に限界までパワーアップしてしまいました。
しかもコピーソフトの「Intel Data Migration Software」が優秀すぎる。

 

こんなに簡単にできてしまったのが、ちょっと予想外でした。

HDDよりもSSDの容量が少ないので、ここで手こずるだろうなぁと想像していただけに、いい意味での拍子抜け感があります。
こんな簡単に交換出来てしまうので、初心者さんでもSSD換装出来ちゃいますね!

 

むしろ気をつけるべきは自分の使用しているノートPCのHDD取り外しの手間の方ですね。
私が使用した「Panasonic Let's Note CF-S10」はネジ2本外すだけでしたので特に簡単でした。

HDD換装方法については事前にネットで調べれば見つかることが多いです。
是非やってみたいと思われた方、実施してみて下さい。
生まれ変わったPC生活を体感出来ると思います。

Intel様、ZIOSOW様、素敵なお正月プレゼントを体験させていただきありがとうございました!

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