タイトルの通り”あなたらしい働き方”がテーマに、2時間のあいだOffice 365を実際に使ったりもしつつのディスカッションでした。
番組では「オフィスでの仕事」「自宅での仕事」「それ以外の場所での仕事」の3つのシーンに分けて、それぞれの働き方における課題や問題点のディスカッションがありましたが
私が一番興味深かったのは3番目にディスカッションされた、会社でも自宅でもなく、それ以外の場所での働き方についてでした。
ついこの前までは、外出先で仕事をするなんてことは高価なモバイルPCを所有する、一部のビジネスパーソンに限られていました。
それも今ほど高速な通信手段がなかったため、会社や自宅と変わらない快適さがあったわけではありません。
結局快適な仕事環境を求めるとやはり場所や時間は重要な要素でした。
モバイルPCや高速回線がもはや珍しくない時代になりました。
それがここ数年Ultrabookという新たなジャンルが台頭してきたように、モバイルPCがごく身近なものになってきました。
さらにLTEなどの高速なモバイル回線が整備され、ハードウェアの面ではオフィスと外出先での違いというのは極めて小さいものになってきました。
しかしながら、これで外出先がオフィスと変わらない仕事環境になったかというとまだそうではありません。
外出先での仕事がオフィスでの仕事に比べて不足しているものは、データへのアクセス性とコミュニケーション手段です。
蓄積するたくさんのデータ。外出先でも変わらぬアクセス性がほしいところ。
従来型の業務では、作成した書類などのデータはローカルに保存するのが当たり前でした。
1台のモバイルPCですべての仕事をこなせる方も少ないと思います。シーンによって会社のPC、自宅のPC、外出先で使うPCと使用するデバイスが変わることは珍しくないでしょう。
そういった環境で起こりうるのが必要な時に必要なデータが手元のPCに入っていないというケースです。
当然、外出先でそういったケースに直面した場合、データを取りに戻る必要があります。そうならないためにも事前に入念なデータの同期が必要となってきます。
そうすると結局、外出先で仕事をすることは非常に負担のかかるものとなってしまいます。
緻密な連携が外出先でもできるのか？！
また、仕事をするうえでは周囲との連係は欠かせません。オフィスと違い、外出先では自分一人しかいないケースが多くなるでしょう。
自分一人で作成する書類も多いと思いますが、やはり周囲との連携を必要とするプロジェクトのほうが多いと思います。
同僚など連携すべきメンバーと直接のコミュニケーションが取れない外出先において、迅速・正確にコミュニケーションをとる方法というのは必須になってきます。
これら二つの課題が解決された時、ようやく外出先での仕事がオフィスでの仕事に引けを取らない環境になると思います。
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