3年前のSSD導入時、その早さに感動して以降我が家の
メイン、サブ、リビングの3台のPCはアプリケーション類を
全てSSDに収めていたのですが、最近困ったことに・・・
ゲームのクライアントが大きすぎる!
現在PC3台とも容量64GBのSSDを使っているので、
128GBくらいに入れ替えれば収まるのでしょうが、
それぞれのPCに同じゲームのクライアントを置けば、
128GBx3で約3万ほどの出費になってしまいます。
そこでゲームのクライアントを外付けSSDにインストールして
各PCで使いまわせばSSD1台で済むんじゃね?という訳で
今回I-O DATAの外付けポータブルSSD「カクうす9」を
使って試してみたいと思います。
・見た目はこんな感じ
左 カクうす9 中央 一般的な2.5インチHDD 右 通常サイズのポータブルHDDケース
大きさは通常サイズのHDDケースより中身に近い感じで
ホントにちっちゃいです。
左 カクうす9 中央 一般的な2.5インチHDD 右 通常サイズのポータブルHDDケース
なんかおかしい・・・
通常サイズのHDDケースよりは当然薄いのですが、
中身のHDDより薄いような気がする・・・
と思って仕様を見てみると約75(W)×110(D)×9(H)mm
つまり厚み9mmでHDDの9.5mmより薄い!これには
びっくりです。ホントに中身SSD入ってるのかしら・・・
・速度はどんなもん?
ちゃんとSSDの速度が出るのか、外付けHDDと比較して
みます。接続方法は同じUSB3.0でカクうす9については
使用予定のPC3台で測ります。
3.5インチ 2TB HDD USB3.0接続
カクうす9 USB3.0接続
左 Z68マザーボードPC 中央 H67マザーボードPC 右 AMD A75マザーボードPC
(クリックで拡大)
HDDでも結構速いですが、カクうす9はそれを圧倒!
バラつきはありますが使用予定の3台ともシーケンシャル
リードでおよそ2倍以上の速度が出ました。これなら安心。
調べてみるとカクうす9の中身はIntel SSD 520が
使われているそうで、これ元々厚さ7mmらしいです。
これで薄さも速さも納得。
・実際にゲームをインストールしてみる
・PLANETSIDE2
ソニーオンラインエンターテイメント運営の洋ゲーです。
最大2000人接続の戦争は他にないド迫力で
基本プレイ無料なのでFPS苦手でない方は是非
お試しあれ。
今回はゲームのレビューではないのでさっさと
インストールを開始します。
総量10.4GB。これが外付け1台でまかなえれば
結構うれしい。
メインPCでインストーラーを起動してインストール先に
HDPX-UTSSすなわちカクうす9を指定の上ダウン
ロード開始。
ちなみに我が家のwimaxで半日くらいかかります。
パッチなんかも壮絶に時間かかるので各PC毎ではなく
外付けSSD1台で済んでしまえば尚うれしいところ。
インストール後メインPCで起動を確認の上、カクうす9を
サブPC側に接続してインストール先フォルダ内から
ランチャーの”LaunchPad.exe”を開くと・・・
無事起動しました!
モニタの縦横比がメイン16:9でサブ4:3なので、そこだけ
ゲーム内で設定をすれば全く問題なくプレイ可能でした。
ちなみにこのゲーム、クライアントが大きすぎるため今まで
HDDにインストールしていたのですが、カクうす9に移すと
スタートからマップ読み込みまでちまちま進んでいた
シークバーが、一気に進んで行くのがとても気持ちいい。
SSDの威力が実感できました。
・TERA -The Exiled Realm of Arborea-
ハンゲーム運営のMOタイプRPG。
美麗グラフィックが特徴ですがクライアントがとにかく
デカい!冒頭の画像にもあるように総量28GBの
横綱級。
64GBのSSDだとこれ入れたら他に何も入れられない
状況になってしまうので、是非ともカクうす9に移したい
ところです。
インストール方法は先のPLANETSIDE2とほとんど
一緒。インストーラーを起動してインストール先に
HDPX-UTSSを指定の上、インストール開始。
インストール後メインPCで起動を確認の上、サブPCで
ランチャーの”TERA_Invoker.exe”を開くと・・・
無事起動しました。
ここでワンタイムパスワードを使う方は要注意。
ワンタイムパスワードは1ユーザーにつき1クライアントの
紐付けとなってしまうので、それぞれのPCにwindows版を
インストールして使うことが出来ません。
ケータイ版や、スマホ版があるのでそちらを使いましょう。
それがイヤなら他PCで6桁覚えて30秒以内に走って
入力してもOKです。
こちらに関してはフルスクリーンモードなら勝手に画面
サイズを調節してくれるようなので特に設定いらず。
シークバーもすいすい進んで気持ちいい。
・機動戦士ガンダムオンライン
http://msgo.bandainamco-ol.jp/
バンダイナムコオンライン運営の国産アクション対戦ゲーム。
1戦場51人対51人の大人数で今までの機動戦士ガンダムを
題材にしたどのゲームより熱いバトルが楽しめます。
総量7.23GB。これくらいなら内蔵SSDにインストール
してもでもよさそうですが、アップデートが結構頻繁なので
これが一発で済めばうれしい。
こちらもインストール先をHDPX-UTSSを指定の上、
インストールを進めていきます。
インストール後メインPCでの起動を確認して、サブPCで
ランチャーを開こうとするも・・・
インストール先フォルダ内にランチャーらしきファイルがない!
仕方ないのでサブPC側でもインストーラーを起動して
インストール先を指定する際にHDPX-UTSS内の
BNOフォルダを指定。
ファイルは揃っているので、瞬時にインストールは完了。
デスクトップ上のバンダイナムコオンラインランチャーを
開くと・・・
無事起動しました。
これもゲーム内で画面サイズの変更が可能なので
そこ以外特にいじる手間なし。
ただし実はこのゲームHDDにインストールしても
そんなにもたつくところはないので、これだけを目的に
カクうす9を導入するか?となると、ちょっと微妙な
ところかも・・・
・ファンタシースターオンライン2
SEGAが運営する現在国内最大級ユーザーを誇るMOタイプRPG。
グラフィック、サウンド、ストーリーとどれを取っても一線級だと
思います。
総量10.4GB。アップデート前は3GB程度だったので、アップ
デートファイルが強烈にデカいです。
これも出来ればアップデートを1台で済ませてしまいたいところ。
こちらも同様にインストール先をHDPX-UTSSを指定の上、
インストールを進めていきます。
インストール後メインPCで起動を確認の上、サブPCで
ランチャーの”pso2launcher.exe”を開いて無事起動
しました。
画面サイズはクライアント側で勝手に合わせてくれる
ようです。
ランチャーファイルが結構階層下の方にあるので、デスク
トップにショートカットを作っておくといいかもしれません。
・使ってみて
全てのゲームで複数PCでの起動がうまく行ってしまいました。
どのゲームもインストールメディアの速度で引っかかることが
なく快適にプレイ出来ました。
これでそれぞれのPCにゲームをインストールすればSSD3台が
必要なところが1台で済みますし、例えば漫画喫茶へ行って
やりたいゲームがインストールされていなくても、3時間パックの
2時間半をインストールに費やすようなこともなくなります。
また持ち運びという点について、内部で鉄板をまわして物理的な
方式で読み書きするHDDより、電気回路で読み書き出来るSSDの
方が耐衝撃性という点で断然信頼出来ます。
ちなみに冒頭の写真比較で持ち出した2.5インチHDDは、壊れて
しまったB社のポータブルHDDの中身でした。
SSDの容量が足りない、他のPCでも同じデータを使いたい、
HDDの持ち運びが怖い方には断然カクうす9 HDPX-UTSSを
オススメします。
・さらに!
以前タイの洪水によりHDDの価格が暴騰し、外付けHDDより
中身のHDDの方が高いと言う逆転現象が起こりましたが、
今円安によってHDDだけでなくSSDも価格が高騰して
カクうす9 HDPX-UTSSと中身のIntel SSD 520の値段が
ほぼ変わらないという状況になっています。
外付け、内蔵が同じ価格ならとりあえず外付けで買うのも
アリなんじゃないかと思います。
【9/6追記】
先日某ゲームにてストレージの中身を丸々消してしまう
アップデートという恐ろしい不具合がありましたが、ゲーム用
ドライブなら万が一消えてしまっても、再インストールだけで
済んじゃいますね。
不具合無いのが一番ですが、ゲーム専用外付けSSDで
大事なデータと切り離すのもセキュリティ的には効果あり
ですよね。
みっちゃんさん
2013/04/28
ただ個々のPCのバックアップで使うだけでなく、これ1個でどのパソコンも同じデータ、同じ環境で楽しめそうですね。
これは欲しいですね~~~(^^♪
カーリーさん
2013/04/28
究極はOSごと入れられればいいんですけど、それって
Enterpriseエディションのみの対応なんですよねー
残念。