レビューメディア「ジグソー」

これからのパーソナルコンピューティングに不可欠なデバイス、インターフェースの進化系「ロジクール G600 MMO ゲーミングマウス」

マウス、コントローラー、スピーカーの最高峰にして革命会社ロジクールさんが、えらいこっちゃ~!
「G600 MMO Gaming Mouse」っていうおそろしいウェポンを出したぞ!
12個の親指ボタンに、7個のマウスボタン、そして先進のGシフトを使用して38個のボタン割当が可能。
それをプロファイル管理できるって!!
こりゃー、PCゲームもビジネスアプリもはかどりますな。
って、え?レビューさせてくれる?はぁ、はぅあああっ!
ロジクールさん、ありがとうございます。Zigsowさん、ありがとうございます。
気合の入ったレビューさせて頂きます。



・パッケージからしてすげーかっこいい!
オルゴールみたいなナイスなデザインのパッケージを見て心躍る。
凝ってるなー。お金出して買う価値は、やっぱりこういうこだわりにも見出したい。
クラシックでまとまったデザイン。
12個の親指ボタンの周囲に貼ってあるビニールを剥がすのをチョップためらう、が、思い切ってはがしました。
触るのもドッキドキ。
G600_00パケ.jpg
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・つまんで持ってもかぶせて持っても、だいじょ~ぶ!
fps持ちする人も、ストラテジー持ちする人も、両方OKだと思います。
私は手が小さいほうだと思うのですが、かぶせて持って、親指ボタンが押しづらいとは思いませんでした。
ケーブは硬めのヨリ線タイプです。
このケーブルだと、ゴム製ケーブルと違って机の上で引っかかって動きが悪くなるようなことはありません。
スムーズに、快適に動かせます。
細かい配慮がなされているのは、結束テープがついていることです。
リア充ちゃんたちは結束テープでまとめて、LAN大会に出ちゃったりする?いいなぁ。
G600_01概観.jpg
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・ドライバーインストール、本体メモリー操作を開始
G600は2種類の動作モードがあるんですが、ここが普通の人にはわかりづらいかもしれません。

☆「G600オンボードメモリ」モード
マウス本体のメモリーに設定を保存する。
そのためあまり多くの設定ができません。
キー遅延のあるマクロ登録が出来ないのと、プロファイル数が1つに限定されます。
プロファイル1つにつき、3つのキー配置が設定できます。
マウス本体に保存するので、ドライバーをインストールしていないPCでも設定の復元が可能です。
つまり、LAN大会などでマクロが禁止されている場合や、アンチチートツールのためにマクロ登録が禁止されているゲームでこのモードは有用です。
G600_02概要.jpg
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☆「自動ゲーム検出」モード
PCのHDDに設定を保存します。
多くの設定を残すことができ、多くの機能を設定できます。
キー遅延のあるマクロ登録、テンキー部分のキーを含めたボタン登録をドラッグアンドドロップで行えます。
プロファイルは6個もてるので、18通りの設定を残せます。
HDDに設定を出力して保存できるので、OSクリーンインストールの後も復元可能です。
ドライバーがインストールされているPCでないとマクロを呼び出せませんから、アンチチートツールでドライバーが蹴られる場合やLAN大会などでは使用できない場合があると思います。
G600_03プロファイル設定.jpg
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他の方のレビューは、プロファイル数が多い「自動ゲーム検出」モードなんだろうなぁ。
だからこそっていうのもあります。
プロファイル数が少なくても、複数アプリで使いこなすことは可能かどうかのチェックが出来る。
ボタン数が多いと、最初は戸惑うかもしれないし。
fps好きな人も混乱するとまずいので、「G600オンボードメモリ」モードで最初レビューします。

「LEDの色を変更できる」
1.水色=軽い気持ちと冷静さ : ファンタジーアースゼロ、MayaときどきShade
2.深い青=冷静さと理性 : FF11、ワードとエクセル用
3.赤=情熱 : PhotoshopとAfter Effects、Premiere、ときどきMetasequoia



・Gシフト機能で2倍のキー登録が可能!!
薬指のクリックボタンを押すと、Gシフト発動。
Gシフト状態で今まで登録したボタンにまた別のキーを割り当てられます。
たとえば、同じ親指ボタンで「標準状態でCtrl+C」だけど、Gシフトのときは「Ctrl+V」っていうことが出来るんです。
結果、倍の登録数に出来るんです。
これは今までのマウスでなかったこと。革命です。
G600_04Gシフト.jpg
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・ファンタジーアースゼロにてG600を試す!
ド初心者のこの私をですね、ファンタジーアースゼロで江口監督とマッハポテチが鍛えてくれるとのこと。
江口「味方の勝利に貢献するプレイとは突撃ではない!」
ええ~、地味なの嫌だよー。いじけて空を見上げる。
テクノライズの遠山みたいなことを言ってみたりする、「空が高いですね…」
G600で頑張っていこー。

おっさんばっかりのゲームで超ビビル。なんだ、これ、ちんがうぞ!
掲示板見てもうアニメの仕事やめて別の仕事探そうかなと思ったりもする。
それもちんがうぞ!
G600_07FEZ01おっさん.jpg
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一瞬でスグにローアングルバンザイなゲームになる。クヌート様バンザイだ。
G600_08FEZ03クヌート.jpg
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間違った、ファンタジーアースゼロはですね、50人vs50人の戦争ゲームです。
チョウ面白いです。
(c)スクエアエニックス
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☆「報告が大事」
マクロを予めショートカット登録画面(Yキー)で設定しておけば、左Ctrlキーでページを切り替えて[F1~F5]キーを押すだけで報告等ができます。
なので、F1~F5を親指ボタンに割り当てます。これはGシフトの方が良いです。
 Ctrl+F1 : ナイト用クリスタルを募集
 Ctrl+F3 : ありがとう
 Ctrl+F2 : 召喚しました

G600_05設定1_1.jpg
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G600_05設定1_2.jpg
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戦闘時にキーボード入力の手間がなくなるので極力設定すべきです。
報告をキッチリこなして江口監督から怒られないようにしましょう。

バインドしたCキーでしゃがんでクリスタル掘って、ナイトになってGシフトで報告、突っ込んで撃沈。
でも味方のお陰で勝利。バンザイ。
G600_09FEZ06戦争.jpg
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モンスターとの戦いでアイテムゲットし、スキルを発動!!
スキルコンボするためにG600で登録だ~!!
飛び込み「ストライクスマッシュ」、その後範囲攻撃「ソードランページ」。
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ああ、仕事どころじゃないよ!!仕事の締切やばいよ!!
でもね、このキー配置だったら併用して仕事ができちゃうのです。
Shadeだったらマクロ登録を呼び出すショートカットがCtrl+1、2、3ってな具合なんで。
仕事できちゃうよ!
MayaだったらF2からF6までのショートカットキーがメニューセット表示で必要になりますから、Gシフトに登録すれば完璧!!



・FF11にてG600を試す!テンキー無しでもだいじょ~ぶ!!
えー、実はファイナルファンタジー11は遊びたくても諦めざるを得なかった無念な苦い思い出がありました。
FF11っていうのは、極力マウスを使用せずにキーボードのみでプレイするように設計されているんですね。
それはすごいユーザーフレンドリーなんですが、当時も今も私は大問題なんです。
「テンキー無しキーボード」を使用しておりまして…やりづらいんです。

下記のテンキーボタンを持っていない私はがっかりんぐな挫折を味わいました。
・「走行と歩行を切り替える」 : テンキー[/]
・しゃがんで体力を回復する「ヒーリング」 : テンキー[*]、
・「視点切り替え」 : テンキー[5]

走れねーし、しゃがんで体力回復できねーし、視点切り替えもできねーし、ああ、泣ける思い出。
なぜ?すげー安いUSBキーボードなんていくらでもあるじゃん?
回答1)机を広く使いたい。
回答2)別のキーボードを出し入れするために一度FIXしたキーボードの位置をずらしたくない。

今ならデキル?ファイナルファンタジー11。
ヴァナディールコレクション3が激安4000円なハイパーデフレのこの時代に、夢見て突撃。
あれ、今だったら14日間無料!そのあと購入するとお得なんだね!
昔Kujataサーバーだったんですが、今ないのね、「Valeforサーバー」で“真面目明”なるレベル1白魔道士誕生!
フフーフ、みんなを元気にしちゃうぞっ!
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出来ました!下がG600を使用したボタン割り当てです。
G600_11設定_1.jpg
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G600_11設定_2.jpg
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これでびっくり、ノーキーボードで操作もできる。
レベルも順調に3まで1時間弱で到達。フフーフ、仕事はそっちのけ。
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今、バストゥークの入り口で素手でワームとハチを倒してます。
見かけたら手を振ってね。私も振りますね。
 「手を振る」 : /wave
 「お辞儀する」 : /bow
このマクロは「自動ゲーム検出」モードでできますね。
もしくはFF11でマクロをセットして、Ctrlキーの長押しからでも選択できます。
すごい便利ですね。

このマウスのお陰で長年の夢、ファイナルファンタジー11ができるようになるとは、感動。
そして、Excelのショートカットキーに応用できました。
 「Ctrlキー+1」 : セルの書式設定
 「Ctrl+“+”」 : セル・行・列の挿入
 「Ctrl+“-”」 : セル・行・列の削除
といった具合に、Ctrlと組み合わせるショートカットが多いので、プロファイルが少ないデメリットをカバーできます。
これだったら会社に持って行ってもドライバー無しで問題ないと思いました。



・ビジネスアプリケーションもG600ではかどりますな。
真っ先に思いつくのはAdobe製品のショートカット割り当てです。
仕事でPhotoshop、AfterEffects、Premiereをよく使うので、それに特化させます。

さらに、Metasequoiaにもつながるように心がけます。
Ctrl+C : 選択オブジェコピー
Ctrl+V : コピーオブジェを貼り付け
Ctrl+A : 全て選択
Ctrl+D : 全て選択解除
B : マグネット
G600_13設定3_1.jpg
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G600_13設定3_2B.jpg
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・2週間使用してまだ底が見えないG600という究極アイテム!
会社のビジネスアプリを自宅で用意できないという人もいると思います。
そうなると、会社のアプリを家に持ってくることを考えるのではなくこのマウスを持っていけばいいわけです。
ゲームの大会もそうです。LAN大会だとドライバーインストールがさせてもらえない場合はあると思います。
ドライバーをインストールしなくても本体内メモリーに保存可能、というメリットがここで活かせます。
外部に持って行かなければならなくて、かつ、ドライバーをインストールしなくてもよいデバイスは重宝するでしょう。

さらに、プロファイルの多い「自動ゲーム検出」モードを使用すればもっとはかどります。
6個のプロファイルで、1個のプロファイルあたり3設定可能というのはもう、天井知らずと言って過言ではありません。
2週間では難しかったのですが、宿題としてどこまでキーボード無しでメインアプリを使用できるか試してみます。
とくに、G13との組み合わせが楽しみになりました。

PCの高性能化は2014年とうとうムーアの法則を下回り速度性能をメリットにしづらくなるだろうとのこと。
そして、低性能でも小型軽量、低価格なスマートフォンが世を席巻しています。
PCは単純な演算速度を競うのではなく、いかにPCライフを便利に豊かにできるかがこれからの課題になるでしょう。
左手デバイス、高機能マウス、場合によってはキーボードに替わる入力デバイスが台風の目になると思っています。
ロジクールさんにはぜひ、これからも頑張っていただきたいと思います。
このたびロジクールさん、Zigsowさんありがとうございました。

<ゲームパッドの比較をしました>

コメント (4)

  • きっちょむさん

    2012/08/07

    レビューお疲れ様です^^

    丁寧かつ楽しいレビューで、寝る前なのについつい読み切ってしまいました。
    総評でムーアの法則が出るとは思いませんでしたww
    でも、私も概ね同感です^^

    これからは人と機械の繋がりが大事になる時代ですよー。
  • プレカリアート真面目明さん

    2012/08/07

    コメントどうも。

    設備投資費がプロセスルールの微細化のメリットを遥かに上回る昨今、やろうと思えばムーアの法則を延長できるが、実際にはそれを追いかけていない。
    2年で2乗はおそらくサーバー・ワークステーション分野、スマートフォン分野で生かしていくものになるでしょう。
    サーバー・ワークステーション分野であればリソースをもっとかけられるだけの利益率の高さがあるし、急成長するスマホもそうで、パーソナルコンピューティングの再定義がなされていくと思います。

    3DCG分野でレンダーファームがいらないくらいになってきたのはありがたいことです。
    そして、Intel、AMDにはまだまだ性能向上していって欲しいです。

    一方で、ヒューマンインターフェースの開発にも期待したいですね。
    早く作画机が全面液晶になってくれないかなと、期待しています。

    人が機会に向き合う、つながる方法が少しづつだけど変わってきたなと最近思います。
    このマウスでMMOやって特に思いました。
    とても良い機会でした。
  • 下小川さん

    2012/08/07

    判りやすいレビュー参考になります!
    私もこのマウス、応募しようか最後まで迷っていたのですが、自分の手が小さいので結局自重したんですよね。でも意外と小ぶりなんですね~ボタンの量に圧倒されて気づきませんでした。

    FEZは私も以前やっていたのですが、なかなか操作になれず、最終的に片手にゲームパッド、片手にマウスとかいう変則操作になってました(それ以前に協調性が無い私はチームプレイに向かないので引き上げるハメになりましたが)。

    それにしてもゲーム意外にも活躍しそうですねコレ。マウスのボタンが5個程度じゃないといけないなんて決まりはありませんから、ゲーム用として作られたとはいえこういうものから次のスタンダートが出てくるのかもしれませんね!
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