1.Introduction
「MMO向けマウス」と銘打った多機能マウスLogicool G-600のプレミアムレビューが当選しました。お選びくださったzigsow運営様とLogicool様にお礼申し上げます。
今回はレビューとして、MOネットゲーム「Diablo3」、統合3Dソフト「Carrara」、あとはLinuxでの使い勝手をレビューしてみたいと思います。
2.ring ringa ring...
梱包状態とか付属品については他の方のレビューで詳細にレポートされているので割愛。
このマウス、やはり目を引くのは12個のサムボタンですが、地味に便利なのが、
薬指位置に来る第三ボタン、「G-Shift Button」だと思います。
基本設定で、このボタンをキーボードでいうShiftのように扱って、サムボタン等に別機能を割り当てることができます。
マウスの持ち方によっては薬指位置にあるボタンが使いにくいという方もいるかもしれませんが、
自分はUnix系でよくある3ボタン系マウス感覚で使えて便利と感じています。
ってゆーか、Linuxで使ってみたいと思ったきっかけが
「あれ?これ普通にUnix 3buttonとして使えるんじゃね?」
と思ったからですし。
3.Fall of the High Heavens
というわけで、さっそくDiablo3で使ってみます。
自分がメインで使っている職業はDemon Hunterという遠距離職ですが、
この職、典型的な「つおいけどすぐちぬ」系の職でして、
Shift+クリックでの足を止めてのクリック連打であるとか、
一瞬無敵状態になれるスキルを的確なタイミングで使用しないと、
高難易度のレベルではあっという間に蒸発しますw
というわけで、右手にマウス、左手にキーボードというスタイルでないと絶対プレイ不可でしたが、
このG600で、他の職のように夢の片手プレイは可能でしょうか?やってみましょう。
まずはユーティリティからDiablo3向けのカスタマイズを。
Logicool、というか米Logitechの製品なので、当然洋ゲーのProfileはかなり揃っていて、
DiabloII-Lod用のプロファイルも用意されていますが、残念ながらDiablo3用プロファイルはありませんでした。
とはいえ天下のDiablo3ですから、そのうちアップデートで対応するんじゃないかと思います。
とりあえずのセッティングをしましたが、このユーティリティ、お世辞にも使い勝手はよくありません。というか説明がなきに等しいですw
このプロファイル、エクスポートしてみると中身は普通のxmlですので、
その気になればエディタが作れなくもないかな~と思ったりしてるのは内緒ですw
というわけでとりあえずのセッティングで潜ります。
うん、普通にいけますね。
というか慣れてきたら確実に生存率上がりそうな気がします。
先にも書きましたが、DHという職はShiftクリックを多用するのと、
無敵スキルの使用タイミングが一瞬でも狂うとあっという間に即死するので、
キーボードプレイだと時折、
「無敵スキルを発動したつもりが召喚スキルを使っていた」
とかいうミスをよくやりますが(自分だけですかそうですか)
一番押しやすいG9ボタンあたりに当てておくと、キーボードプレイよりかなり事故率が減りそうです。
というか、この暑い季節、
片手にアイス持ちながらDablo3が遊べるのがこんなに幸せだとは思いませんでした!(ぇ
たぶんDiablo3の場合、職業ごとにボタンのカスタマイズを変えた方が良いだろうと思いますが、
G600の場合Gモード切替で、同一ゲーム上でも3モードの切り替えができますので、
近接職(Bar/Mon)/遠距離職(DH)/魔法職(Sor)でモードを切り替えるとちょうどいいんじゃないかと思われます。
4.Dance with Polygons
G600マウスを統合3Dソフトの「Carrara」で使ってみます。
このソフト、操作系のほとんどはマウスベースで行えるんですが、
モデリング周辺ではやはりいくつかのキーボードショートカットを使わないと不便な状況が時々あります。
逆に言うと、ショートカットに登録したいキーストロークはサムボタン+G-Shift分あれば余裕なので、全然OKでした。
むしろ3Dであれば、キーとマウスの組み合わせがかなり複雑(ゆえに変態I/Fと呼ばれる)な、
Blenderあたりだとさらに威力を発揮するんじゃないでしょうか?
5.Linux don't do it, when you wanna go to it
せっかくだから俺はLinuxでも使ってみるぜ!
ということでLinuxでも使ってみました。
Logicool Mouse UtilityはWindowsにしか対応していませんので、
Windows機でG600のオンボードメモリをカスタマイズしてからLinux機に接続します。
ここで残念なことが発覚。
オンボードメモリのカスタマイズでは、マウス左右ボタンは左右の入れ替えができるだけで、
右ボタンに中央ボタンを割り当てることが不可能と判明!
これができると、Unixの世界ではわりとスタンダードな3ボタンマウスの代わりができるなあと思っていたので残念です。
とはいえ、Windows上でオンボードメモリをカスタマイズした後、Linux機につなぎ直したところ、オンボードメモリに登録した内容は、Linuxでも問題なく認識できました。
openSUSE上のQt CreatorとGIMPで使ってみましたが問題なく機能しています。
Linux上からカスタマイズができればパーフェクトですが、これは贅沢ですね。
ちなみにSolarisに持って行ったときは、
普通の20ボタンマウス(笑)として認識しましたので、
unixスタンダードのxev/xbindkeysで普通にカスタマイズできました。はいw
6.Summary
簡単にまとめてみるとこんなところでしょうか?
気に入った点
- G-Shiftボタンが意外と押しやすい
- オンボードメモリはLinuxでも動いた
- Diablo3のプロファイルがない
残念な点
- オンボードメモリで左右ボタンのカスタマイズ自由度が低い
- Windows以外のユーティリティがない
ともあれ、見た目のキワモノぶりに反して予想以上に使いやすいマウスです。
普通にメインとして使っていくのにお勧めできるマウスだと思います。
とはいえ、いくつか残念な点はありましたので、このあたりは今後のソフトウェア/ファームウェアアップデートに期待したいところであります。
最後に、この無駄に長いレビューを最後までお読みくださった方にお礼申し上げて
レビュー完とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
yachさん
2012/08/04
ボタン押したが間に合わず
モニタ前で唸る自分
ありますね
zgockさん
2012/08/08
コメントありがとうございます
ですよね!俺だけじゃないですよね!ね!w