つい最近まで、自宅の電話回線(ISDN)用のターミナルアダプターとしては、NTT-TE東京 MN128-SOHOを使っていました。
しかし、最近電話の着信が正常に出来なくなったり、ひどいときには完全な応答不能となってしまうという事態が多発していました。これは電源を落として再起動すれば解消するというものでしたので、完全にMN128-SOHOの劣化が原因ということでしょう。
そこでとりあえず代わりになるものを探した結果出て来たのが、このRT58iの大昔の先祖に当たる、YAMAHA RTA50iでした。これは6~7年程度前に、いざというときに使えそうだと思い、300円のジャンクで買っておいたものでした。
一応現時点ではRTA50iは無事に動いているのですが、入手の経緯からしてあまり安心感はありません。そこで予備のDSU内蔵TAまたはルーターを探して購入したのが、このRT58iです。
幅広い接続環境に対応
RT58iは光接続でもそれなりに使える性能は持っている製品ですが、今回は単純にISDN用のTAとしてのみ利用しますので、この製品の持つ豊富な機能を活かすことは恐らく無いでしょう。
公式サイト上に掲載されている対応環境は以下の通りとなっています。
FTTH(光ファイバー)、ADSL、CATV、ISDN(BRI)、ATM回線、高速デジタル専用線(64kbit/s、128kbit/s)、アナログ回線 、広域イーサネット網、フレッツ・サービス
背面端子には
・LAN×4
・WAN×1
・ISDN S/T
・ISDN U(アナログ回線兼用)
・TEL(アナログ電話回線出力)×2
・CONSOLE(D-Sub 9Pin)
と端子が並んでいます。
DSUのON/OFF切り替えにも対応しています。
本来であればこれで光接続を行っても良いのですが、現用のMicroResearch MR-GL2000と比べれば速度性能で劣ることは避けられませんので、あくまでもISDN専用として使うことになります。
ただ、ISDNを前提に考えた場合には少々不満も残ります。MN128-SOHOでもRTA50iでも停電に対応出来るよう乾電池を内蔵出来る設計になっているのですが、RT58iでは停電時に利用出来るのはISDN U端子に接続したアナログ回線のみとなってしまうのです。TAとして考えるのであれば停電で通話すら出来ないというのは大きな弱点ですからね。この世代となると、既にISDNの利用は殆ど想定していないということなのでしょうけど。
それでもISDNを利用している以上、DSU内蔵のTAは必要ですから、比較的手頃な価格で売られているだけでも有り難い存在であることに変わりはありません。
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購入金額
1,543円
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購入日
2015年03月07日
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購入場所
PCボンバー
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