PC量販店で売られていたのですが、ジャンクの理由は「Windows/Macintosh共に接続しても認識しない」というものでした。
当時はまだ高価だった1.8インチHDD、MK2004GALが生きていれば何かの役に立つという程度の考えで買ってみました。HDDを取り出す前に一応現状確認をしておこうと思い、まずWindows PCに接続してみたところ、FireWire、USB共に全く認識されません。ところが念のためMacintosh機(PowerMac G4 Cube)に接続してみると、FireWireでは無反応であるものの、USBでは正常に認識されるのです。
Macintosh機のUSB接続では認識だけでなくファイル転送なども問題がありませんでしたので、ファームウェアを更新してみたところ、今度はWindows PCでもUSB接続であれば認識するようになったのです。本体を完全に初期化した後、Windows PCからファイルを転送してみたところ、再生は正常に出来ました。この時点で故障の原因はFireWireのコントローラーと目処をつけていたのですが、後日分解してみたところ中はコーヒーらしき液体で汚れていて、FireWireのコントローラーらしきチップ周辺には特にひどく飛び散っていましたので、これが故障の原因と思われます。
動作自体は正常であったものの、バッテリー持続時間がせいぜい2~3時間ほどでしかなく、さすがに実用には耐えません。偶然安く入手したバッテリーに交換してみても殆ど変わりはありませんでしたので、恐らくFireWireのコントローラー内部でショートしている部分があったのではないかと予想しています。
以上の状態ですから、音質評価も本来の音質を発揮できていない可能性を考慮の上お読みいただければと思います。
後継製品のM9282J/Aと比較すると、解像度が甘くアタックにも弱い部分があります。ただ、アコースティック系の楽曲であれば、派手な傾向のM9282J/Aよりはマッチしているともいえます。周波数分布的にもカマボコ型(低域と高域の両端が落ち込み、中域が張り出した音質傾向)であり、1世代の差でありながら傾向に大きな違いがあることがわかります。ただ、この世代のデザインを考えると、この音質は外観とマッチしていて良いとはいわないまでも許せるかな、思える部分もあります。
当時はiPod自体がまだ高価で、この価格でもジャンクで買ってしまったわけですが、今ならどうしていたかと考えさせられます。
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購入金額
4,970円
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購入日
2005年09月11日
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購入場所
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