このケースでした。
落ち着いた外観・静音性・高い剛性・ある程度良質な電源が付属しているの点が決め手です。
購入当時は気にならなかったのですが、中が狭いのが難点です
いまどきのケースと比べると
・高性能の大型CPUクーラーが設置できない(サイドバーを除去すれば可)
・裏配線できない
・電源が上配置
・前面FANが12㎝ではなく9㎝
以上の事が気になりますが数年前の発売なので仕方がないと思います
デザインはとても気に入っているので今どきの仕様でNewSOLOを作ってくれないかなぁ
【ケース改造】 ---2010.9.15追記---
2ちゃんねるのSOLOスレやSOLO-Wikiを参考にケースを改造しました
改造点は
・前面ファン取付部の蜂の巣状のファンガードくりぬき
・フロントパネルをサイドパネルそのままでも開閉できるようにする
・天板とサイドバーのリベット除去→カレイナット化で取り外し可能にする
の3ヶ所です
【前面ファン取付部の蜂の巣状のファンガードくりぬき】
標準ではファンガードが蜂の巣状になっています
取り付けるファンによっては風切り音が気になる事と流量アップの為に切り取ります
使う工具はダイソーなどの100円ニッパーで十分なのでお手軽にできます
【フロントパネルをサイドパネル取らずに開閉できるようにする】
通常のフロントパネル開閉手順は「サイドパネルを取る→フロントパネルを開ける」です
サイドパネルはローレットスクリュー仕様なのですが、いちいち取るのは面倒です
そこで、サイドを取らずにフロントを開閉できるようにしました
使う工具はプラスチック用棒ヤスリと適当なテープ
フロントパネルには3つの引っ掛けるツメがあります
ツメをよく見ると上下2つと真ん中のツメの角度が違う事がわかります
上下2つを真ん中のツメと同じ角度までヤスリで削ります
次にツメが滑るように本体側のツメが入る部分にテープを貼ります
手元にあったビニールテープを使いました
ここまでは比較的楽にできます
さて、いよいよ1番手間のかかる作業です
【天板とサイドバーのリベット除去→カレイナット化で取り外し可能にする】
P150/SOLOのフレーム接合にはリベット打ちが多用されています
安価で必要な強度がでるのですが、ネジの様に取り外したりできません
天板はともかく、サイドバーが固定されている為に電源を交換したい時は先にマザーボードを
取り外さないと電源交換できない事や、大型のCPUクーラーがサイドバーに干渉して取り付けられない事もあります
そこで天板とサイドバーをリベット接合からカレイナット(NCナット)やタップによるネジ切りをして
メンテナンス性を高めるのと大型CPUクーラーを搭載可能にするというのが目的です
使った工具は電動ドリル(3.0mm/4.6mm)・六角レンチ・マイナスドライバー(大小)・ハンマー
用意したネジ類は六角ボルト(M3x10)・カレイナット(M3x0.5/S3-07)・ミリネジ(FDD/CD用)
まずは全バラシします
天板を固定しているリベット(前3背3・左右1ずつの計8個)を取っていきます
3.0mmのドリルでリベット頭を貫通するくらいまで穴をあけ、マイナスドライバー(大)を
頭と接合面の間に当てハンマーで叩きリベット頭を飛ばし取ります
リベットの芯部分は穴に入る小さめのマイナスドライバーを当ててハンマーで叩いて取り除きます
サイドバーを固定しているリベット(前1側j面2背2の計5個)を↑と同じ要領で取っていきます
リベット除去後のフレーム
カレイナットはこういう形をしていて
ボルト等で締めこむ事によりギザギザの部分が母板に喰いこんで固定されます←圧入といいます
圧入すると接合された状態になるのでネジを取り外してもナットが外れる事はありません
カレイナットを取り付ける為の下穴を4.6mmのドリルであけます
リベットが入っていた穴を拡げる作業で天板の8ヶ所はフレームでいいのですが
サイドバーは側面2ヶ所がフレーム・前背3ヶ所はサイドバー本体に下穴をあけます
下穴をあけたらカレイナットを取り付けます
六角ボルト(M3x10)を回し入れて母板とナットがくっつくくらいまできたら
ナットが空回りしてないのを確かめつつ締めこんでいきます
締めこむネジは+でも何でもいいのですが、トルクがかかりやすくナメにくい六角を使いました
締めていくとギザ部分が母板に喰いこんでいくのでギザ部分が見えなくなったら圧入できています
カレイナット取り付け後
サイドバー本体
固定に使うネジは「小皿頭の様な薄いモノを使わないとパネルに干渉する」と見たので
手元にあったFDD/CD用のドライブ用固定ネジが丁度いい具合だったので使いました
ネジ化
サイドバー無
サイドバーが無いとかなりスッキリした印象になります
MegahalemsやNH-D14といった大型の性能の高いクーラーもこれでおそらく搭載できるでしょう
バーを取ったことによって通常より剛性が落ちていると思いますが、元のフレーム厚が厚めなので
上に座ったり、よほど重いものを載せたりしない限り大丈夫だと思います
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購入金額
19,800円
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購入日
2006年03月04日
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購入場所
shinさん
2010/10/01
私も初めての自作PC(ケース)がまだありますが使いづらいので加工しようかな。
Shadeさん
2010/10/02
参考になり幸いです
SOLOのような定番ケースは先人達が試行錯誤して
欠点を無くすアイデアが出ているので、その点では楽でした
お使いのケースが何かわかりませんが、ケース関係スレに応用できる加工が
出ていることがあるので一度見とくといいかもです