レビューメディア「ジグソー」

全てのはじまりは1980円ケース

Zigsowでの一つの目標だったのが、メイン(変態)PCで現在使っているパーツをすべて登録すること。ケーブル類等小物は登録していないが、これでほぼラスト。


 未だに自分のメインPCを「自作PC1号」と言えるのはこのケースのおかげだろう。不満たらたら言いながら使い続けるこの安物ケースが、初自作の時から一度も変わってない唯一のパーツなのだから。
 



メーカー不明、ジャンク扱いで販売されていたATXケース。その値段は破格の1980円
長いこと型番さえ不明だったが、最近家の掃除で当時の外箱(といってもダンボール)を発見。そこに貼られていたシールからやっと型番判明。BLACKとでかでかと箱にあるので他のバリエーションもあったのかもしれない。


 初自作で使用したケースで、出費を抑えたかったのとにかく安いケース…それでいてある程度見た目が気に入るものを。というわけで破格の安さ&側面アクリルパネルが決め手で購入。

ブラックの筐体だがフロントパネルのみシルバーで、ドライブ類はシルバーを使うことになる。左右がブラックなので別にブラックでも極端に違和感が出るわけではないのが救いだが。
サイドのアクリルパネル部は独特なラインを持ったサイドパネルと相まって個性的。デザイン的には「いかにも自作PC」的で自分好み。


内部構造は5インチベイ4つ、オープン3.5インチベイ2つ、シャドー3.5インチベイ4つと無難な作り。若干他のATXケースと比べると全長・全幅共に小さめなので、長いグラフィックボードや、背の高いクーラーには不向きだが、その分省スペースとも言える。

一方当時でさえ投げ売られていただけあって、何かと古臭い部分が多い。オーディオはAC97だし、フロントUSBは1.1。前面こそ12cmファンと8cmファンを排他使用できるが、サイドとリアは8cmファン専用。またストレート排気電源のために、ファンガードが当たる部分に切り込みがあるのもちょっとレトロ。(まさか購入して6年目にストレート排気電源使うとは思っていなかったが)

ケースの剛性もあまりよくなく、薄い外装パネルと相まって静音性はかなり低い。
拡張カードのマウント部も形状が悪く、一部のカードを使うとカバーがつけられない。フロントパネルもネジ止めで手軽にはずせないし、フロントUSBのフタはあっという間に破損してしまい、何年か裏側からテープ止めしていたが結局はずしてしまった。

また、電源LEDとHDDLEDが一体化しており、HDDLEDがかき消されるようなカタチになってしまい判り難い。電源スイッチとリセットスイッチがかなり近接してるのも難点。手探りで押そうとするとこの2つのスイッチが紛らわしいのだ。

デザインと側面アクリルパネルが自分の趣味にあったという点と、格安な価格以外は殆ど見るべき点の無いケースと言い切ってしまおう。
 

以下思い出長文注意
以下思い出長文注意



2004年に購入して以来、未だにメインPC用ケースとして使い続けている。ぶっちゃけ思い入れがなければとっくに交換しているようなケースだし、長年の使用で傷だらけ。ケース全体もゆがんできている。

最初期
最初期


初自作時はPentium4 3.2EGHzに865PEマザー。

 


クーラーが478リテールなので、組み立ててからまだ大して経ってない頃の状態。すでに不ぞろいな排気ファンと汚い配線が私の性格を物語っている。フロント吸気ファンも8cmだ。
電源は400W、いずれParheliaを買うためにPCI版のGeForce4MXをツナギで使っている。


当時都合上必須だったのMOドライブとそれ用のSCSIカードを搭載したせいで更に配線はやばい。光学ドライブ2台のうち1台はUSBケーブルが出ているのでこの変態ドライブか。


すでに光りだしている
すでに光りだしている


外装写真としては一番古かった写真。めっちゃピンボケ。あまりにケース上部に熱が篭るので、上から2番目のベイのフタをぶち抜いている。まだ下部USBのフタはついていたようだ。確かこの頃Parheliaになっている。ついでに光り物が増えてきた。

 


Hyper6+搭載
Hyper6+搭載


Pentium4末期の写真。恐らく消費電力的には一番大きかった頃だろう。さすがに電源は530Wに増加。


HDDは80GB+250GB+250GBの3台(うち250GBはRAIDカード経由のミラーリング)、メモリは4枚挿しの計3GB、大型のCPUクーラーやブラケットファンで強制的に冷却しているようだが、根本的にケーブルがヤバすぎてエアフロー窒息だろうこれ。


フロント吸気に使われているのはこの14cmファン。その後拡張カード冷却用にされている。



ちなみにMOドライブのATAPI化や、サウンドカードの取り外しのせいで拡張ボード類は一番少なかった頃。

暖房機
暖房機


いい加減自分のPCの発熱の多さをネタにしだしたようだ。お手製のぶち抜きベイは見た目が酷かったので市販の吸気ベイを使っている。4cmファン2個を搭載したうるさいベイだったが、それをもかき消す轟音を発していた。

ついに変態化
ついに変態化


変態マザー導入直後の写真。Core2Duo化により発熱は大幅減少したが、実は一番うるさかったのはParheliaだったという驚愕の事実が判明する。またRAIDカードが相性で使用不能になったのでHDDが2台(250GB+500GB)に減少、一方サウンドカードが増設された。

 


痛い
痛い


その頃の外装写真。なんかいつのまに窓辺ななみシールがはりついているが、実はアクリルパネルの補強。まだフロント吸気ファンは光っていないが、背面はピッカピカ。

状況悪化
状況悪化


前面ファンのVegasDuoを目立たせるために、本来マウンタの内側になる12cmファンを、マウンタの外側に取り付けられるよう一部加工した時の写真。要はフロントパネル裏の干渉する部分を処理しただけだが。


この写真ではまだないが、あまりに判りにくかった(光度が足りなかった)パワー&HDDLEDをなんとかするべく、本来の電源スイッチ下に青色LEDを増設、そちらをパワーLEDとして、今までのパワーLEDをHDDLEDとして接続した。

というわけで現在の写真が冒頭のモノ。なんか余計なロゴシールとかガンガン増えててカオス化してますが気にしないでください。私の(悪)趣味ですから!
あと配線の汚さは…

まるで成長していない…
まるで成長していない…


相変わらずのようだ。このときのの電源ユニットは380Wとむしろ組立当初より容量が減っているのだが、その後さらに低容量化してしまった。


また、Parheliaの改造で冷却能力に余裕がでてきていたので、拡張カードを冷やす14cmファンは現在取り外されて別PCに転用されている。


安物だし、自分の雑な扱いのせいでボロボロだし、はっきりいって自慢できるケースでも何でもない。不満点も多い。でもここまでくると手放せなくなってしまう。そんな感じ。

【12年4月追記】
【12年4月追記】


肝心のAGP Parheliaが故障してしまい大幅な構成変更。

 


まともなマザーとParheliaAPVeが軸に。ついにFDDインターフェイスが無くなってしまったので初回からのパーツはこのケースのみとなってしまった。そのケースもクーラーとの干渉がありサイドクリアパネルを反転させて外側につける始末。無理しすぎ。

Core i7 2700K Inside
Core i7 2700K Inside

 

やっぱり配線はひどい。
やっぱり配線はひどい。


【12年9月追記】
【12年9月追記】


Z68では普通すぎる気がしたのでX79構成に変更。


更にその間にアクリルディスプレイケースだのBDドライブだのを装着しているので見た目もそれなりに変わった。ケースに対してあまりに不釣合いな構成。誰がこのボロケースに6コア12スレッドCPUがぶちこまれていると思うだろう。

でもアナログメーターは外さない
でもアナログメーターは外さない
内部は…いやもう詰め込むだけで限界なんです。
内部は…いやもう詰め込むだけで限界なんです。



ちなみにX79環境の途中でParheliaAPVeからM9138にバトンタッチ。ついにAeroが動作。



同時期サイドパネルのアクリル…ではなく透明プラだったサイドパネルの劣化が激しかったので汎用のアクリル板に付け替えている。


【14年11月追記】
【14年11月追記】


まさかの更なるハイエンド環境、X99&Core i7 5960Xを搭載することに。既に電源は530W電源に換装していたので電源周りはいけたものの、排熱に関しては2700K以来の負荷時高回転に。


しかし外観上の変化はファンコンの代わりにサウンドブラスターのベイアクセサリになった程度。

外観は相変わらず クーラー赤くなりました
外観は相変わらず クーラー赤くなりました


誰がこの外観に8コア16スレッドの化け物が収まってると思うだろうか。

相変わらず押し込みっぷり
相変わらず押し込みっぷり


更にグラフィックボードはM9138に加えてM9125も搭載。あまり意味はない。

 

更新: 2015/06/12
満足度

10年使えば何も言うことはない。

2015年6月、具体的にどこがというわけではないが、全体的な歪みや塗装の痛みが酷くなっていたので、ついにメインPCのケースの座から引退する事に。同じサイズで希望条件を満たせるケースのメドがついたのもあるが、「このケースでやれる事はやるだけやった」ので満足した感じだ。

2004年末の購入から10年半、実に良く働いてくれた。

このケースで自作をはじめて、ほかにも何台ものPCを作って、他のケースの良さや魅力を判らせてくれた、正直不満だらけのケース、

ただ古く廉価な割りに「フロント吸気に12cmファンが使用可能」「冷却性はそこそこ」「配置も一般的」「ATXケースにしてはコンパクトで部屋に置きやすい」等の条件を満たしていたので今まで使えたのだろう。

そして何より新しいパーツを組み込むと目に見えるサイドの透明パネルデザインがうれしかった。

一つもパーツが入っていないこのケースを見るのは冗談抜きに買ってきてPentium4を組み込んだあの日以来かもしれない(なんかまだマスケーターくっついてますけど)。

マザーボード搭載部分がゆがまないように背面再度パネルとの間を埋めた木板が我ながら笑える。

状態はガッタガタだが、どうにも捨てる気にはならないので、ひょっこり別のパーツを組まれているかもしれない。

 

ちなみに乗り換え先はAntecのSolo。設計自体は2006年頃という極端にこのケースとの差は無い世代。こいつに比べると幅が広く頑丈なのだが寸法が近く部屋にすぐ置ける点、オープン3.5インチベイは無いものの、5インチベイ数を維持できるという点がポイントだった。

そしてSoloは本来サイドクリアパネルを持たないがオーダーでぶち抜いてもらった。

やっぱりこの1980円ケースの呪縛から逃れられていない。

 

更新: 2016/10/11

復活の2016

2015年6月にメインPCをSOLOに移植した後、やはり捨てる気には全くなれずドンガラ状態で放置していたのだが、ファイルサーバー気味なPCを組む事になりこのケースを抜擢。

大前提として「家に余っているパーツでHDD以外の出費は極力抑える(ヘタにパーツを買い足すくらいならNAS買った方がいい)」だったので手持ちのケースを比較検討した結果結局コイツになってしまった。

 

・HDDを最低2台、できれば4台搭載できる

・CPU周りの冷却は最低限でいいがHDDの冷却力は必要

・以前のバックアップデータ回収用にBDドライブを搭載したい

・使用マザーはできればATXを使いたい(M-ATXも余っているが古い)

 

といった条件。妥当にいけばP183だったのだがでかすぎていい置き場が無い。DSCubeもあるがマザーをMicroATXに下げる必要があるのとHDD搭載量に難あり。一方このケースはほかの候補に対して頑丈さや静音性が大きく下がるが、どうせ捨てられずに放置しているし今後も捨てる気がないし、ATXケースの中ではかなり省スペースで設置予定の場所に収めやすかった。そしてフロントのHDDのすぐ前に12cmファンがあるのでHDDの冷却に関しては意外としっかりしているのだ。

内部の狭さも今回使うつもりのマザーは少しこぶりなATXだったので問題なし。ほとんど使っていないマザーなのでこれから長期間使えるだろう。上位CPUにも耐えるしっかりした電源周り(今回はPentiumだけど)でありながら最低環境なら30Wを余裕で切るアイドル低消費、そしてインテルLANを搭載だ。

システムドライブは衝動買いして使っていなかった80GBのM.2形状SSDでドライブベイを節約。フロントの3.5インチベイには今回のキモとなるHGST He6を2台搭載しIRSTでミラーリング。

そして余裕のあるオープンベイを生かしデータサルベージ用としてHDDリムーバブルケースを2.5インチ用と3.5インチ用(ちょうどdaiyanさんから貰った)を搭載。常時使うわけではないBDドライブやリムーバブルケースの利便性アップのために電源スイッチ(USB3.0つき)を装着。HDDとコレだけは今回ファイルサーバー用に新規購入したもの。

更にケース側の機能が死んでいるUSB2.0とフロントオーディオの補助としてマルチファンコンを搭載。温度計はHDD周囲に。

なんでファイルサーバーにフロントオーディオ必要なんだって感じだがほらもしかしたらここにスピーカー繋いで音楽きくかもしれないじゃん。

気づけば拡張カード類こそないものの、フロント側はメインPCの頃のような山積み重装備に。ケーブルもぐちゃー。ファイルサーバーといいつつ必要な時だけ稼動するので静音性はあきらめていたのだが、He6のモーターが密閉ヘリウム型らしく低振動だったので思っていたほどうるさくない。ただリムーバブルケースに古いHDDをぶちこんだら低音炸裂だったのでやはりケースがペラすぎて振動していたのが昔からの騒音の原因だったのか。

というわけで1年ちょいの休止がありましたがまた動き出しました。USBが無駄に多いのは仕様。ファイルサーバーといいつつ無線キーボードとマウス、メインPCのサブモニタと共用とはいえ常時モニタも接続されているのでファイル管理PCといった状態。元はといえば「メインPCにアクセサリつけたくてBDドライブを外したらBDのデータ読めるPCなくなっちゃった どのPCにBDつけよう」という流れだったのにどうしてこうなった。

 

ただ使い出して一つ困った事は「このケースを10年メインPCとして使っていたせいでメインPCの電源をいれようとして無意識にこっちにスイッチに手を伸ばす」というあたり。

  • 購入金額

    1,980円

  • 購入日

    2004年12月30日

  • 購入場所

    TSUKUMO ケース王国

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