最後は不慮の事故により液晶割れでジャンク扱いで手放してしまいましたが、本当は手放したくなかったくらい愛情を注いでいた銘記です。WEBブラウズ環境としては今となってはIE5.5ではつらくなってしまったとはいえ、打ちやすいキーボードは秀逸ですしWindows CE搭載ならではのカスタマイズ性の高さもあってコンディションが高い中古があればいまだにほしいくらい。2年前当たりアキバで大量に出回ったのですがあの時買っておけばよかったな…(汗
2003年発売。NTTインフロンティア開発の、NTT DoCoMoから販売されたPDA端末「Sigmarion」シリーズの最終機になります。OSは旧モデルはWindows CEのキーボード搭載向けセットである「Handheld PC」プラットフォームを採用していましたが、すでにH/PC自体”終わった”OSだったため、このモデルではWindows CE.net 4.1をベースにカスタマイズしたOSを搭載…というほぼ素のWindows CE.net 4.1そのものです。
UIはウィンドウのデザインに当時最新のOSだったWindows XPのLunaスタイルを取り入れているため見た目的にはほぼWindows XPのようなデザインですが、れっきとした組み込み向けOSWindows CEです。
スペックはIntel PXA255 400Mhzに64MB RAMと当時のPDAとしてはハイスペックなモデルで、CFカードスロットにSDIO規格に対応したSDカードスロットも搭載と拡張性の高さも特徴。Windows CEならではのサスペンド状態からの起動の高速さやNECが開発したモバイルギアシリーズから受け継がれている打ちやすいキーボードも健在。前述のとおりブラウザがIE5.5のWindows CE版なのでWEBブラウズ環境としては厳しいですが、文章うちマシンとしては今でも十分いけるんじゃないかと思います。
NTT DoCoMoが展開していたアプリケーションストア「モバイルカスタム」経由で当時としてはグラフ作成も可能などPDA向け表計算ソフトとしては高い完成度を誇った「SheetCE」やJustSystem社の高性能IME「ATOK For Windows CE」を無料でダウンロードできたのも魅力的でした。現在ではサービスが終わってしまっていますが、データ自体はまとめサイト(http://sigmarion3.org)で今でもダウンロード可能になっています。
とにかく文章作成マシンとしてはいまだに完成度が高い一台になっていると思います。これの後継としてメーカーは違いますが
なんかはサイズ的にも見た目的にもSigmarionIVみたいなもので、うちもSigmarionの後継として使っていたりしますw
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購入金額
29,800円
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購入日
2003年12月頃
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購入場所
Yahoo!オークション経由
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