当時予算にあまり余裕が無かったのでオンボードグラフィックは確定。オンボードチップでもインテル陣営より比較的性能のいいイメージがあった、nVidia製チップセットを搭載したこのマザーを、手ごろな価格だったのもありチョイスした。
箱の値札シールによるとツクモで10980円で買ったらしい。
CPU他パーツ共々特に故障等は無かったが、メインPCとするには性能が不足してきていた為総入れ替えをする事になり引き取ったもの。最近はあまり見なくなった黄色系の基盤はどことなく懐かしい。
メモリはDDR2-800まで対応し、4本のスロットを装備。何故か黄と黒でラッチ形状が異なる。
ストレージ周りはIDEとSATAの過渡期らしい、IDE*2にSATA*4と同数の実装。実際のところはSATAHDD+IDE光学ドライブという組み合わせが定番だっただろうが。
他のマザーにも言えることだが、このような密集配置の場合、最近のラッチ付きSATAケーブルを使うと、隣接スロットのSATAケーブルが邪魔してそちらを先に抜かないとラッチを押す事が出来なくなる。当時はラッチ付きSATAケーブルなんて無かったから仕方ないのだが。
拡張スロットは
PCIexpressx1
PCIexpressx16
PCI
PCI
とこれまたこの頃のMicroATXの定番配置。チップセットヒートシンクもギリギリPCIexpressx1スロットの基盤より上になるので(滅多に無いが)長めのx1拡張カードを挿してもOKだ。
バックパネルにはDVI端子を装備し、デュアルモニタもサポートする等当時のオンボードとしては先進的。一方全体的な配置は古いタイプなので、レガシーポートの代わりにDVIを押し込んだような配置がステキ。
そして横にある拡張ブラケットはHDTV出力が可能と謳われる付属品。
このように基板上の専用ピンヘッダからケーブルを取り回して接続する。使っていない拡張スロットはの分に装着するのはもちろん、ケーブル長があるので、ATXケースを使用してマザーが無い位置のスロットまで引っ張るのもOKだ(というかケースがATXだったのでそうしていた)。
GeForceの名を冠するGeForce6150グラフィックは確かWindowsAeroも動かしていた気がする(うろ覚え)。後々登場する780G等と比べるとチップセットヒートシンクが貧弱に見えるが、9500GT導入までの間グラフィックフル稼働で故障しなかったのだからまあ大丈夫なんだろう。
さすがに今の目で見ればGeForce6600相当の性能を持つ780Gでさえ物足りなく見えるので、実使用では友人のようにグラフィックボードを増設するのが無難だ。
しかしグラフィックボードはもちろんPCIex16のものが使用可能だし、メモリもDDR2.、USBピンヘッダは2箇所4ポート分、IEEE1394も装備し、GbEももちろん実装。年式と価格を考えればかなりコスパのいいマザーだし、搭載CPUによっては今でも通用するレベル。
そう、恐ろしい事にコレ、2010年にβ版とはいえBIOSが更新されていて、一部AM3CPUにも対応しているとか。恐るべしAMDプラットフォーム…
いや出来るマザーがあるというのは聞いていたが、こうして改めて目の前に出されると驚いてしまう。そして2年越しにBIOSをリリースするASUSもすげえわ。
チップセットメーカーこそ違えど、コンセプト的にはほぼ後継となる780Gと890GXのM-ATXマザーが家にあるので実用上の出番は無さそうだが、AM3が動くと聞くといつか試してみたいもの。
FM2マザーも出るようだし、コンパクトマザー+高機能オンボードグラフィックの系譜は続いていく。
-
購入金額
0円
-
購入日
2012年07月頃
-
購入場所
ふっけんさん
2012/09/20
意外と他社はAM2やAM2+止まりのモデルも多いです・゚・(つД`)・゚・
下小川さん
2012/09/20
AM3CPUはバリバリ使用中なので、実際試せるのは先になりそうですが。