レビューメディア「ジグソー」

ダイハツの問題児を手に入れてしまった…。

ダイハツの問題児…

 

いきなりの表現で”ムッ”とくる人もいるであろう。

だが、待って欲しい、問題児というのは、この際 ”褒め言葉” である。

 

”褒め言葉?”

 

そう、製造から10年以上が経過するストーリアx4を手に入れたおっさんが、

満面の笑みで、ダメだこの車!とニヤニヤさせる問題児…。

 

それがこいつ、ストーリアx4 #613号車 呼称「タートル号」である。

2015.12.30. 関ヶ原SAにて撮影 【2002年04月製造車両】

 

 

 

更新: 2015/12/30
スポーツカーとして

圧倒的な低速トルクの無さwwwだがそれでいい。

運転して最初に感じたこと。

 

なんじゃこりゃ!

 

まず、エンストする。

 

おっふ…

再びセルで始動し、発進…

 

そしてエンストである…。

 

ここで、多少の焦りを感じつつも、エンジン回転数を3000rpm程度まで上昇させ、

クラッチの接続に合わせ、アクセルを踏み足していく。

(過度のエンジン音にビビってアクセルを抜くと、その瞬間にエンストが待っている…

更新: 2015/12/30

中高回転域での加速性能

 これが、購入した車のパネル部分である。

(すでに怪しい匂いが立ち込めている)

前の項目で述べたように、低回転時はどうにもこうにもブルドックである。

 

ところが…

 

4000rpmを超えてくると様子が変わる。

5000rpm-8500rpmの加速はすばらしい。

 

それもそのはずである、この車、ブースト2.0くらい掛かっています。

 

ブースト2.0? 耳慣れない単語である。

 

まず、大気圧を基準にすると、基準値は 0 となる

 

エンジンが動き出すと、ピストンやバルブが作動し、空気を吸う。

吸うということは、0から吸うのであるから、マイナスである。

 

アイドリング時は、マイナス 0.7程度である。

一応、下限を -1 とし、排気量1000ccのエンジンの場合は…

 

乱暴な計算であるが、

1000 × ( 1 - 0.7 ) = 300  つまり、300ccの空気量を圧縮し、アイドリングしている。

 

つまり、アクセルを全開にし、エンジンが絶好調に回転し、

大気圧まで空気を吸えたとする(大抵は吸いきれません)。

 

その場合は、

1000 × ( 1 ± 0 ) = 1000 これで、1000ccの空気を圧縮して、回転力を発生出来る。

 

はい、ここでストーリアに戻ります。

ブースト圧 2.0。

これは、ターボチャージャーや、スーパーチャージャー等の過給器を使い

エンジンに無理やり空気を送り込むことで大気圧以上の空気を使って回転力を発生させる。

ストーリアのエンジンは 713ccつまり…

713cc × ( 1 + 2 ) = 2139 cc

 

一般的には、エンジンコントロールユニット(ECUとかコンピューターとか呼ばれる装置)に

燃料をどれだけ使うかというマップがあるんですよ。

そのマップが、例えばNA(自然吸気エンジン)の場合、0までとか、0.3までとか、

 

ターボ付きの車でも、最近のものは 0.5までとかなんですが…

 

排ガス規制前のストーリアx4 製造番号639迄の車両は ブースト 2.5 まで。

排ガス規制後の車両は、1.55 まで。

 

ただし、常用でブースト2.5とかすると、一瞬でピストンが溶けるらしい…

今回手に入れた車両も、通常ブーストは 1.6~1.7くらい。

ハイギア(4速・5速)時にスクランブル的に掛かる圧力で 2.0くらいである。

 

マップが2.5まであるというのは、設定の仕方でブースト圧が

オーバーシュート(狙いを飛び超える)しても、燃料制御が追いつくため

エンジンに深刻なダメージを与えるノッキング等が生じにくいのは助かる。

 

前オーナーいわく、160psくらいは出てるらしい…この車。

更新: 2015/12/30

搭乗姿勢など

うん。最低。だがそれでいい。

 

よくわからないケージがいっぱいあるので、乗りにくい、降りにくい。

 

 

シートは2つ。搭乗員数も2名(車検証)

うむ、潔い。

余分なものはいらない。

走ることしか考えていない、それでいい。

 

更新: 2016/02/28

車両状況

H14/4年式 ダイハツ ストーリアX4 車体番号 613号車

 A/Cなし、P/S付き 車検29/4迄 修復、転倒暦無し
 走行距離139045km(9/14現在) 2名乗車変更
       
エンジン系

 本体、ノーマル(3年前にオーバーホール歴有り)

 タービン、ノーマル(3年前に純正品にて交換済み、証明書類無し)

 

吸排気系

 マフラー アレックス製

 

駆動系

 FR.RRデフ純正機械式 CTR.DRS強化ビスカス

 
足回り

 FR/RR TEIN ハードグラベル 別タンク式

 FR/RR スプリング テイン

 

ロールゲージ

 CUSCO 定員乗車タイプ ダッシュ逃げ6P + サイドバー溶接 スチール材 ボルト止め

 

その他

 なぜかメーターが他のグレードのものに変更してあり、

 指示速度と実際の速度が異なる・・(20km/hごとに印がついている)
 後付け水温計・後付けタコメータ・後付けブースト計・パワーウインドウに変更
 アンダーガードはフロントガードのみ、消火器2.4kg 運転席アイボルト加工 
 ボディ補強は前後の純正タワーバー、ロールケージのみ、

 スポット増しはありません。 前後牽引フック

 2014年12月にMT OH 3速ギヤWPC加工 クラッチ交換(D-sport) 約132,000km時

 2015年04月にリアハブベアリング交換済

 

タイヤ/ホイール
 1.エンケイ ES-グラベル 6J-14

  DL Z2☆ 185/60R14 4本 1本ガリ傷あり ホイールバランス悪し 3~4分山
 2.DL NSC 5.5J-14

  DL Z2☆ 185/60R14 4本 7~8分山
 3.DL NSC 5.5J-14

  DLスタッドレス 165/70R14 4本 1シーズン使用

 

運転席バケットシート SPARCO REV ほつれあり

 

2015.02.26.本格的な点検をしていただいた。

 

リア右側のブレーキシューが噛んでた!!!!!

直したらすごく滑らかになったw

発進もそれほど気を使わなくてもよいです。

(´・ω・`) いままで気づけなくてごめんよ。

 

 

更新: 2016/06/23
車載映像

SONY アクションカムで映像撮影

福島県にあるリンクサーキットで、タートル号のシェイクダウンを行いました。

 

ABSが装着されていない車なので、ブレーキに自信がなく

敷居は高いけど出入り自由、安心安全『漢のドライビングスクール:クラゴン部屋』で鍛錬。

お値打ちでコースも楽しいリンクサーキットはこちらから。

漢の社交場【クラゴン部屋】はこちらから。

 

  • 購入金額

    350,000円

  • 購入日

    2015年12月30日

  • 購入場所

    友人より購入

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (16)

  • 鷹宮 慧伸さん

    2015/12/30

    まんまダートラかラリー仕様車ですね…。発進ももしかして高い回転でガツンとクラッチを繋ぐのでしょうか…。
  • とっぷりんさん

    2015/12/30

    いえ、下手くそっぽく…

    ブォォォォォ・・・ブボォブボブブブブィィィィイイイイン!
    という悲しい発進となります(笑)

    クラッチ減りすぎだろコレ!!!!
  • 鷹宮 慧伸さん

    2015/12/30

    まずはクラッチ交換からですね(^ω^) オンボード映像が投稿されるのを楽しみにしてます
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