型番からわかる通り、SerialATAの初期の規格である、SerialATA 1.5Gbpsだけをサポートした製品です。もっとも、32bit/33MHzのPCIスロットでは転送能力が133MB/sしかありませんので、それ以上の高速な規格はそもそも意味をなさないのですが…。
今ではMarvell製のSerialATAコントローラーが主流となっていますが、当時はSiliconImage製のものが多数派でした。以前掲載したIwill IS150-Rも同じコントローラーを採用しています。
IS150-RはPC-9800系で利用するためにBIOS ROMを引き抜いてしまったのですが、実はその際にROMソケットが破損してしまい、BIOS ROMを戻せなくなってしまいました。当初はデータドライブとしてBIOSを利用せずに使っていたので問題にならなかったのですが、後にSiliconImage製コントローラー向けにPC-9800対応BIOSを作った方が現れ、それを書き込むためにはBIOS ROMが必要となったわけです。
IS150-Rのソケットを修理するよりは、格安なSiI3112搭載ボードを買った方が早いと思い購入してきたのが、このSERIALATA1.5-PCIでした。当時の玄人志向製品に多く見られる、AVLAB製のボードをそのまま箱に詰めただけのものです。
この製品自体は、取り立てて特徴のないSerialATAホストアダプターであり、ごく普通に使えたとしか言い様はありません。性能も価格も極めて手頃という印象です。この少し前にI-O DATAでもSATA/98という製品を企画していたのですが、結局市販されることはないまま終わっていて、それを補ってあまりある存在といえました。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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