CD-Rとほぼ同等の640MB、CD-R原盤は安いけど書き込みは一度のみ(書き換え=追記ができるように見せかけるソフトもありましたが、それは前のファイルをアクセス不可にしているだけで容量が増えているわけではない)、大容量HDDは高嶺の花でまだ13GBといった外付けSCSI HDDが堂々と売られていた時代です。MOは当時の基準では十分な容量、ケース付きなのでFDの様に気軽に扱え、普及途上であった記録型DVDのように規格乱立による相性問題もないと外部とのデータの受け渡しには重宝しました。
私もそれまでSCSI接続のMOドライブを使っていましたが、2.0になって使える速度になったUSB接続で最新の1.3GBに対応した本品が出て会社と家のデータ共有のため購入。ずいぶん使ったモノでした。
時は流れ、上記の実現したいことはUSBメモリで十分代用可能に。というか容量、サイズ、速度、耐久性、価格いずれをとってもMO<<USBメモリとなりMOは存在価値を失いました。
基本的に今後使うかもしれない私のデータはMOディスクから抜いてUSBメモリやLAN HDDにため込みましたので、今でもPCには接続していますが常時電源OFF。
たまに会社関係の古い資料がMOで回ってきて、そのときのみ電源が入ります。
でもその頻度もめっきり減ってここ半年はまったく使わず。
退役間近と思います。ご苦労様でした。
【諸元】
インターフェイス USB 2.0 / USB 1.1 、 i・CONNECT(ケーブルによってIEEE 1394やPCカードスロット等複数のコネクタに対応できるI-O DATA独自接続端子)
データ転送速度 最大6.7MB/sec
回転速度(毎分) 5,455rpm (640MB以下メディア) / 3,637rpm (1.3GBメディア)
------------------------------------------
2011/02/08 諸元、リンク追加
-
購入金額
40,000円
-
購入日
2003年頃
-
購入場所
aoidiskさん
2011/02/08
此の筐体デザイン アイオーデータ 様々な製品にこの時期
取り入れていましたね。
私もMO使っていたので、
私の場合は、医療現場で使っているのを見て、欲しくなったという
ものですが
このデザイン見ると うちの物も使わなくなった物で、
似たデザインのものがあるので 寂しさ感じます。
本当に ご苦労様 お疲れさまでした。
cybercatさん
2011/02/08
>此の筐体デザイン アイオーデータ 様々な製品にこの時期
>取り入れていましたね。
I-O DATAはその時期、その時期で特徴的なデザインがあり、同時期発売の他機種(たとえばHDDとMOドライブとか)を重ねておけるよう、「スタッカブルなんちゃら」と称してましたね。
>本当に ご苦労様 お疲れさまでした。
この時期は速度的、容量的にFDの命脈はつきたことは既にみんなの総意でしたが、大容量でリムーバブル、かつ安価な(そしてできればboot可能な)デバイスの標準となろうと、CD(-R)はもちろん、MO、Zip、jazなどがしのぎを削ったものです。
結局回転系でも光磁気系でもないUSBメモリという伏兵(?)が市場を席巻しましたが...
一時40枚ほどMOメディアを持っていた時期もあり、昔からのデータの引き継ぎに重要な役目を果たしてくれました。
ありがとう、MO。