具体的には映像についてはMPEG4 Simple Profile、音声についてはAAC-LCだけの対応であり、解像度の違いによる品質切り替えがあった程度でした。
この製品自体は単なるビデオレコーダーなのですが、CLIEで利用するための録画を前提としていたため、CLIEシリーズ用のアクセサリーに与えられる型番である「PEGA」が付けられています。
アナログTVチューナーを内蔵していて、CLIEやPCから録画予約なども可能となっていましたが、私自身は実はこの機能を使ったことは一度もありません。背面のRCAピン入力を使って、外部ソースを録画していた程度です。録画したコンテンツは、主にPEG-NX80Vで再生していました。
CLIE自体が高解像度モデルであってもハーフVGA(480×320)までの対応であったため、この製品にもあまり高画質は必要ないという判断だったのでしょう。高画質モードであっても映像はQVGA(320×240)、15fpsでビットレート384Kbps、音声がサンプリング周波数24KHzでビットレート128Kbpsというものでした。30fpsに対応して欲しかった気もするのですが、CLIEのハードウェアでは実用レベルに達していなかったのかもしれません。
当時はそれなりに満足して使っていたのですが、やがてCLIEよりもスマートフォン(XPERIA SO-01B)を常用するようになると、より高品質なコンテンツをより手軽に楽しめるようなったわけで、この製品の出番はあっという間に無くなりました。
今ならCyberLink Media Espressoに登録済みのプロファイルで、一発変換して取り込んでファイルを転送すれば良いだけですから、等速録画しか出来ないこの製品の出番が無くなるのも当然ではあります。
なお、実はこの製品は一度手放していて、後で買い直したものが今手元に残っているものですが、購入データは最初のものしか残っていませんのでそちらで登録しています。
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購入金額
9,970円
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購入日
2005年07月30日
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購入場所
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