ソニーのビデオカメラ FDRーAX60 用のガンズームマイクです。
対応機種を確認して、一番安い指向性マイクを選びました。
インタビュー動画撮影で使用した時に、音声がうまく拾えなかった経験があり、イマドキは補正でどうとでもなる時代なのですが、労力をかけることもないのでお金で解決しようと、とりあえず購入しました。
カメラに直結できるのが魅力で、取り回ししやすいのが一番のメリットです。
製品ページを確認したところ、どうやら生産停止? のような気がします。
いま市場に出回っているのがなくなれば消えるんじゃないでしょうか。
同梱の説明書。
収納用のポーチが付いてきます。
ECM-GZ1M は純正アクセサリのため、ビデオカメラに合体させることができ、そのまま設定も電源も何も必要ありません。なので、基本「付けたまま」になるので、あんまりポーチが活躍することはないように思います。
ウインドウスクリーンが付属しており、風が強い日に重宝します。
最初、形状的にどうやっても中に長いマイクが入らなくね? と思ったのですが、なんか入りました。
今になっても不思議です。
ビデオカメラ側の端子に接続するだけでカッチリとハマり、ロックされます。
接続したままビデオカメラ側のマイクを使用することもできます(広域で音を拾う)。
両方同時に使うことはできないです。
ECM‑GZ1Mの特徴として、ガンモードとズームモードの2つの収音方式があります。
● ガンモード
前方の音を集中的に拾う単一指向性。
実際に使うと、被写体の声が背景からスッと浮き上がるような収音になります。
内部では、アコースティックチューブによる前方音の強調と側面・後方音の干渉減衰
といった“指向性マイクの王道設計”がしっかり効いている印象がします。
● ズームモード
ズーム操作に合わせて、内蔵マイクとのミックス比率を変えるというユニークな方式。
ワイド端は環境音が多く臨場感が強く、テレ端は被写体の声が前に出るかんじ。
映像の画角に合わせて音の画角も変化するため、撮影でそのまま映像化でき編集無しでも違和感がないです。
約45gという驚異的な軽さで、アクセサリーというより、もはや最初から当たり前にあるのが本来の姿のカメラの一部として設計されていると感じます。
電池レス構造なのでダウンサイジングできていること、ABS樹脂の薄肉成形で軽量化と剛性を両立させている設計、カメラ上に載せても重心がほぼ変わらない、という風にプロダクトデザイナーとして見ると、ユーザーがマイクの存在を意識しないという体験を狙った設計思想が徹底されています。
音質はハイエンドマイクのような繊細さではなく、声の収録に最適化された実用性重視の音という印象です。中域(声)が前に出て、低域は控えめで風切り音の影響が少ないといったイメージ。
付属ウィンドスクリーンで屋外撮影も安定するので、Vlogやイベント撮影では、声が聞き取りやすく、環境ノイズが自然に後ろへ下がるという、編集しやすい音が得られます。
振動や操作音の入りにくいデザイン
さすがソニーというべきか、プロダクトとしても良い設計デザインだなと感じます。
後付け製品では、こうはいきません。カメラとの一体感が高いです。
- ズーム操作音がほとんど入らない形状
- 風速 3〜4 m/s程度ならウィンドスクリーンで風切り音を十分抑えられる
- 軽量ゆえにカメラの振動を拾いにくい
軽いマイクは振動に弱いという弱点があるのですが、この製品はマウント構造と内部ダンピングでうまく抑え込んでいます。外部ケーブルやバッテリーを持たないので内部構造も極限まで小さくしており、そのおかげで軽量化やバランス計算されているのですが、小さな筐体の中で、質量・空気流・振動のバランスを丁寧に整えているのが伝わってきます。
シンプルで扱いやすい
電池レス構造なので、内部の消耗部品がほぼなく、長期的に手間がかからない。
外装はフラットで凹凸が少ないため、ホコリを拭き取りやすいです。
ウィンドスクリーンは着脱が容易で、汚れたら軽くブラッシングするだけでOK。
マルチインターフェースシュー接続のため、ケーブル劣化や接点清掃の手間が少ないです。
総じて、使いっぱなしでも困らない実用的なメンテナンス性が魅力のマイクです。
かなり優秀
軽量・電池レス・直感操作という使い勝手の良さが価格以上。
声収録に強い指向性で、Vlogやイベント撮影なら必要十分。
ケーブル不要で追加投資がいらない。
小型ながら風・振動・操作音に強いため、編集コストも下がる。
「小型・軽量・実用性」を重視するユーザーには非常に費用対効果が高いマイクという印象です。
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購入金額
8,500円
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購入日
2025年12月16日
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購入場所
Sony






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