レビューメディア「ジグソー」

フルHD録画に対応した小型軽量HDDハンディカム

2010年に販売されていたSONYのHDDハンディカムです。小型軽量でフルHD動画を長時間撮影可能ということで購入しました。

フルHD撮影が可能で比較的小型でお気に入りの一台です。簡単にですが機能や使用感を紹介したいと思います。


●SONY HDR-XR350V
160GB HDDを内臓し、最高画質モードでも15時間以上録画可能なのが魅力のHDDハンディカム。記憶メディアはHDDの他にメモリースティックとSDカードに対応しています。同型機としてメモリータイプ(64GB)のHDR-CX370Vもラインナップされていました。

旧製品より機能アップしつつもサイズダウンしているのが特徴で本体重量は440グラムと軽量です。約2倍の感度アップで暗いところでもきれいに撮影可能な“Exmor R CMOSセンサー”や”広角Gレンズ”を搭載しています。


●バッテリーについて
標準付属のバッテリーで約100分程度連続録画できます。

160GB HDDの長時間録画を生かすにはAVアダプター経由での充電は必須です。120分も録画することは少ないと思いますが、念のため充電できる機器又は予備バッテリーを1個用意しておくと安心です。


●録画モードについて
録画モードは5種類。HD画質でビットレートの違う物が4種類とDVD向けのSD解像度が1種類です。

<ハイビジョン画質のビットレートと画素数、アスペクト比>
・HD FX:最大24Mbps 1920x1080画素/16:9
・HD FH:最大17Mbps 1440x1080画素/16:9
・HD HQ:最大9Mbps 1440x1080画素/16:9
・HD LP:最大5Mbps 1440x1080画素/16:9

<標準画質>
・STD HQ:最大9Mbps 720x480画素/16:9、4:3

最高画質のHD FXモードで動画撮影中は静止画の撮影ができないという制限があります。
お勧めはHD FXモードですがHD FHモードでも十分綺麗に録画できます。


●録画モード別録画時間

<ハイビジョン画質の録画モードと録画時間>
・HD FX:15時間10分(1080p)
・HD FH:19時間40分(1080p)
・HD HQ:39時間40分
・HD LP:67時間10分

<標準画質>
・STD HQ:40時間40分

HDDを搭載しているおかげでHDモードの最高画質でも15時間録画可能なのは魅力です。
バックアップ用のメディアなどを持ち歩く必要はありません。


●映像出力端子
本体をモニターに接続することで撮影した動画や写真を視聴することができます。

mini HDMI(1080p対応)の他に汎用性を考慮してS端子、コンポジット出力も備えています。やはり解像度の高いHDMI接続をお勧めします。


●ダイレクトコピー
専用のUSBケーブル(オプション)を用意することでPC用の外付けHDDに録画した動画ファイルなどをPCを経由しないでダイレクトに保存することができます。(ファイル形式はFAT形式のみに対応しています。)


●液晶パネル
タッチパネル搭載の液晶パネルは2.7インチワイドタイプを採用。解像度は960x240ドットと高解像度で輝度も高く非常に綺麗です。

タッチパネルのアイコンは小さいので指の太い方は操作しずらいと思います。タッチパネルの感度は良好ですが指紋の跡は目立つので保護フィルムは必須アイテムです。

もう一回り液晶サイズが大きいと理想的ですが本体サイズの関係もありますのでバランスは悪くないです。


●手ブレ補正機能
強力な手ブレ補正機能”光学式手ブレ補正アクティブモード”を搭載。撮影者が歩きながら撮影したりズームした場合てもブレが少ないです。(設定画面で補正をオフとノーマルにすることも可能です。)


●おまかせオート
撮影する際に”顔認識、シーン認識、手ブレ検出”などを自動でおこなってくれる”おまかせオート”機能が搭載されています。基本的にはおまかせオートのままで問題ないと思います。


●ズーム機能
ズーム機能は光学12倍(デジタル含めて17倍ズーム?)とデジタルビデオカメラとしては今ひとつです。
デジタルズームは基本的にオフになっていて、オフ(17倍?)と160倍の2種類から選択可能です。

デジタルズーム(160倍)は画質が落ちるので切のまま使用しています。


●GPS機能について
ハンディカム本体にGPSが内蔵されています。GPSをオンにすることで4つの機能が有効になります。本体にオン・オフの切り替えスイッチが付いているので何時でも切り替え可能です。GPS機能はオンで使っていますがバッテリーの消費に影響があるか可能もあるので長時間撮影したいときはオフにしておくと良いかもしれません。


<現在位置表示>
一般的なナビゲーションシステムのように地図をスライドさせて周辺の道を見ることもできますので、観光地などで便利な場合もあるかもしれません。

<地図インデックス>
地図を表示させて撮影した地点から画像を検索することが可能です。

<緯度経度データ表示>
再生画面上に緯度経度データを表示させることが出来ます。

<自動時刻補正、自動エリア補正>
自動で時刻やエリア補正が行われます。


●動画の画質について
接写ではかなりシャープな画像を残せますが暗い場所での撮影やズームを多様する場合は手ブレ補正機能との兼ね合いなのかフォーカスのやや甘い動画になってしまう傾向があります。もちろん、従来のDV方式に比べれば解像度感は大幅に向上しているので十分満足しています。

撮影した動画ファイルはPCとUSB接続してファイル転送してWindows 7上で再生可能です。


●静止画の撮影について
暗い場所でもそれなりに綺麗に撮影できたり画質面でも悪くないのですが、FXモードで動画撮影中は静止画が撮影できないので自分はデジカメを別に用意していますのであまり活用していません。

画質モードを抑えてまで活用するほどの性能ではないのでお勧めはしませんが”デジカメとの2個持ちは・・・荷物を減らしたい、動画撮影中でも写真撮影の瞬間を逃したくない”という場合には使えると思います。


●持ちやすさとスイッチ類の操作性について
基本は右手の方手持ちです。右手のみで操作可能なのは録画(停止)ボタン・ズームレバー・静止画撮影ボタンの3つです。本体は小型ですがデジカメなどにくらべると持ちやすいのでスイッチ類の操作性は悪くないです。

その他の操作は基本的に液晶タッチパネルがメインとなります。

●感想
光学ズームは12倍と運動会など被写体までの距離がある場合の撮影には物足りない面もありますが強力な手振補正とフルHD解像度の長時間撮影が可能なので気に入っています。

高級機種ほどの画質ではありませんが価格に見合った機能を有していると思います。


<2011/07/17>
・誤字修正と価格を追記しました。

<2011/09/11>
・誤字修正とコメントを追記しました。
  • 購入金額

    49,800円

  • 購入日

    2010年頃

  • 購入場所

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • リーダーさん

    2011/07/16

    強力な手ブレ補正とやらに興味がありますw
    うちのビデオカメラも、光学式ハイブリット手ブレ補正と光学ズームが決めてでした。
  • Sheltieさん

    2011/07/16

    ●リーダー さんへ
    綺麗に撮影する場合にはブレないように脇を閉めて構えたり三脚を使用したりして安定させて撮影するのは前提にあると思いますが、自動補正機能のおかげでハンディカムを持って歩きながら撮影しても、ある程度ブレを抑えて見れる映像を撮影可能なので良い感じです。

    ただし光学ズームは12倍までなので被写体が遠い場合は微妙です(^-^;
  • ネイエフさん

    2011/07/16

    軽いというのもビデオカメラには重要な要素ですよね
    重いと手に負担がかかりすぎて長時間の撮影はきついものになりますし…

    ビデオカメラも昔と比べるとすさまじく安くなりましたね
    安いものは2万5千円台からありますし…
    ほしいですが用途がw
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