iPad Pro M1(2021)1TBからiPad Pro M5 1TBに買い換えたレビューになります。
OLEDに買い換えたかった
SONYのα7Ciiとα7CRを使っていて、旅行先でiPadに転送して現像などしているのですが、IPS液晶は仕組み上どうしても黒浮きが目立ちます。
家ではローカルディミング対応のVAモニターを使っているのでIPS液晶の黒浮きがずっと気になって仕方がありません。
本当はM4のiPad Proが出た時に買い換えようと思っていたのですが、MacBook AirとProとMac Miniを全部買い換えてしまったためさすがに金銭的に厳しくてM5まで持ち越しました。
そのため今回M5になったこと以外にほとんど変わらないじゃないかと言われている本機ですが、M4の時点で購入する気満々だった私的には気にならずに購入しました。
M1 iPadProと比べて薄くて軽くなってしっかり画質は向上
箱から開けてすぐ薄くて軽くなったことがわかりました。
M1も別に重いとか分厚いとは思っていませんでしたが、比べるときちんとわかるレベルで違います。
そして肝心の黒浮きですが、目論見通り完全に改善されました。
この写真、キャナルシティ博多で撮影したものなのですが、実は壁が黒と赤で縞々になっていたのです。
ですが、M5はOLEDのおかげで黒が潰れず縞々がはっきりと見えると思います。
もうこれだけで購入した目的は達成したのでした。
スピーカーの音質向上はない、横向き時に音量ボタンが逆になる
MacBook Proは2013からM4 Proに買い替えてスピーカーの音質向上に本当に驚いたものですが、iPad Pro M1からM5に買い替えても残念ながら音質に大きな変化はありませんでした。
逆にいうと薄くなったのに音質は劣化しなかったとも言えますので褒めるべき点かもしれません。
iPad Pro M1は縦向きでも横向きでも音量ボタンは電源ボタンに近い方が音量アップでしたが、M5は横向きの時は逆になります。
正確にいうと、M1では設定で逆にするかそのままか選べましたが、M5では選べません。絶対に横向き時は逆になります。
調べてみるとM2のiPadあたりからこの仕様らしいです。
個人的にApple信者ですがそういうところははっきり言って嫌いです。
iPhoneXSの時もなぜか充電残量を%で表示してくれなかったりしましたし、機種によってデザインや操作が変わってしまうのはナンセンスだと思います。
まあ変わってしまったことは仕方がないのでそういうものだと受け入れるしかありませんのでしばらく音量ボタンの+−に気をつけて慣れていきたいと思います。
充電器は40〜65Wを推奨
ベンチはGeekbench6を行ってみました。
CPUベンチマークはシングル4066、マルチ16303でした。
GPUは75008です。
ちなみに省電力モードではシングル2044、マルチ7111でGPUが42674でした。
やはりM5はMチップの無印の中では最強です。
省電力モードでもCPUならA17Proの全力と同等で、GPUならAチップでは相手にならないくらい速く、M2の全力よりはちょっと遅いくらいの値になりました。
そしてGeekbench実行中に気が付きましたが、充電電力が結構多いです。
充電器はThinkPad T14用の65W充電器を使っていますが、瞬間的に充電電力が58Wまで上昇します。
付属の20W充電器でももちろん充電はできますが、65Wの充電器で測定すると平均でも30W程度で充電されますしピーク値は60W程度消費するので40W以上の充電器が望ましいと思いました。
画質向上目的なら買い替えて間違いなし
個人的にOLEDは一度使うと二度とIPSに戻れません。
本機の全画面1000nitは本当に素晴らしく、OLEDの弱点である"全白が暗い"というのをタンデムOLEDにすることで解決して画質に関しては見事にIPS液晶から全方位で勝利している印象です。(おそらく全白の消費電力はIPSの方が少ないと思いますが...)
あとは価格がM1は1TBが17万円だったのにM5が27万円になってしまったのは時代の流れ的に仕方ないとは言え、消耗品的に使うことを躊躇う金額になってしまいました。
それでも写真(映像)を撮る方、絵を描く方からしたら買う理由は大いにあるのではないかと思います。
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購入金額
272,800円
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購入日
2025年10月23日
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購入場所
Apple Store Online



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