レビューメディア「ジグソー」

用紙買って、プリンターの調子を整えて、インク新調して...と思えば、外注の方が良いかも知れない

働いている場合、名刺を持っている人は会社勤め・フリーランス問わず少なくないと思う(役所勤めの一部の部署や実務系の職務で、名刺なんぞ不要、という職種もたくさんあるだろうが)。

 

しかし、それとは別に名刺(のようなもの)を持ちたいこともあると思う。

 

主に趣味の分野で、特定分野のフリマのようなシチュエーションで買い手と売り手が広く交流する場合や、カメコさんのようにイベントのモデルさんに自分のアカウントを渡す場合、ネットを中心とした交流で、オフ会時に名乗る時...などなど。

 

自分も、一番最初に仕事以外の名刺様カードを作ったのは、ZIGSOW関連のイベントの時だったと思う。

 

その時は、名刺大に切り離せる用紙を買って、

それについていたソフトを使って、イラストと文字を配置して、印刷して...で、ソコソコ使えるのが出来た。

 

それに味を占めて?、この手法は何度か使ったのだが、

一番直近で作った時は、プリンターのノズルを何度クリーニングしても、しま模様が出る部分が出て、イベントが差し迫っていたため会社のカラープリンターを使わせてもらって印刷する羽目になった。

直近まで使っていた趣味用名刺。カラーレーザープリンターで自分で印刷。
直近まで使っていた趣味用名刺。カラーレーザープリンターを使って、自分で印刷。

 

そのとき作ったカードも残り数枚になり、またSNSのIDを交換する可能性があるイベントがやってきた。

 

で、もう一度名刺様カードを作ることにしたのだが...

 

前回、普段あまり使わないため詰まってしまったプリンターのクリーニングのため、インクを全取っ替えして何度かクリーニングモードで走らせ、それでもダメだったので、新品インクを一度外して、無水エタノールでプリンターヘッドを洗い、もう一度インクをセットして、クリーニングを何度もかけたが...ダメだった。

 

プリンターのインクを純正で全取っ替えすると、黒色が2,000円以上、カラーが4色ひとセットで6,000円以上する。互換インクでも黒とカラーで4,000円以上。しかもそれで前回は直らなかった。今後はもう少しプリンターの使用頻度があがりそうなので、一度完全に元に戻そうとは思ってはいるが、このイベント前の忙しい時期にあえてプリンターの分解清掃やるタイミングじゃないよなー...と、今回は外部の印刷サービスを使ってみることにした。

 

当初は名刺印刷サービスを調べていたのだが、「ザ・名刺」という感じのものしかないところも多かった。また、一枚あたりは安いものの、最低ロットが100枚~というところも多い。今回のイベントは自分たちのグループは10名足らずの集まりだし、周辺の方に配ったとしても、たぶんハケても最大で十数枚くらい。

 

直前のカードにはTwitterの表記をしていたのだが、今は(アドレスは転送されるとは言うものの)Xに変わっているので、そのほかの情報も数年経つと変わるかも知れない。

 

...となると、「使い続ける」こともないかも知れず、100枚は多すぎる。

 

一枚あたりは割高でも良いから

・30~50枚くらいの超小ロット対応可能

・出来ればイラストなど入れる事ができて堅苦しくないもの

という観点でもう少し探したところ、良いサービスを見つけた。

 

その名も「グッズ制作・同人誌印刷所のOTACLUB(おたクラブ)」。

 

大阪印刷株式会社が手がける個人向け印刷サービスで、

・名刺/ポストカード/しおり

・フルカラーフォトブックやミシン線入りまで対応する冊子類

・ポスター/フライヤー

・シール/ステッカー

・包装紙/封筒

・うちわ/カレンダー

といった紙製品の他にも

・アクリルキーホルダー

・クリアファイル

・缶バッジ

・コースター

・クッション

・マグカップや小皿といった食器類

・財布やポーチ

・キーホルダー

・タオル

・マウスバッド

などなど...と、同人界隈で用意される様々なグッズ類に印刷が出来るサービス。

 

カード類50枚からの少量印刷対応(缶バッジなどば10個、ポスターは1枚から等、多くのアイテムが少量から行ける)、最短7日の短納期、イベントに合わせた「納品希望時間」、ネコポスなどを利用した低配送料など痒いところに手が届く対応、名刺に使える紙の種類はラメ入りなどを含めて40種類以上、両面カラー印刷はもちろん、箔押し対応、PP加工、カド丸加工まで含めた特殊加工対応など、痒いところを掻きまくるようなきめ細やかさで、非常に使いやすい印刷サービス。

 

さらに原稿作成用のテンプレートなどがHPに用意されており、それに絵をペタペタ貼り付け、文字を配置すれば入稿できる。

 

とても使い勝手が良く、それでいて低料金から対応できる。

 

今回は10日納期(標準)でギリギリ間に合ったので割高な最短納期(7日)を選ばずに済んだのと、用紙も最低ではないものの最高額のものを選ばなかったので、メチャ高額とはならなかったが、効率悪い最低量の50枚で発注したので、1枚あたり38円ほどの「高級名刺」にはなった。ただ流石にプロ、結構良いものが出来た。

今回印刷してもらった新しい趣味用名刺。
今回印刷してもらった新しい趣味用名刺。

 

地紋が入った用紙でグレードアップ感がパない。
地紋が入った用紙でグレードアップ感がパない。

 

うらのQRコードも鮮明でたどれる
裏のQRコードも鮮明でたどれる。

 

地紋は深いのに、しっかりと凹部分まで色が入った印刷。
地紋は深いのに、しっかりと凹部分まで色が入った印刷。

 

使った紙は、地紋が特徴的で少しラメっている平和紙業株式会社の「OKミューズパール」。せっかくカドを落とす「角丸加工」が出来るので試しにやってみた。

 

結局50枚刷ってトータル2,000円以下なので(送料込みでも2,000円ちょっと)、プリンタを復調させるためインク刷新をするのを考えると、黒インクのみ買うのに比べてさえも全然安かった。

自分で刷った時は、引っかかるなどして数枚無駄にして枚数が減ったが、印刷の方は当然発注数が納品
自分で刷った時は、引っかかるなどして数枚無駄にして枚数が減ったが、印刷は当然発注数が納品

 

これ、前回のように、インク全色買って、自分でプリンター調整して、特殊な紙を調達して、印刷後切り離して...なんて考えると半額以下どころか、1/4程度では調達できていて、それでいて高品質なので破格値。

 

唯一、サイトの作りがやや特殊で、他サイトと違ってある程度商品仕様を選択しないと価格が出てこないので、「だいたいこの程度」を掴みづらく、両面印刷⇔片面印刷の差や、用紙を変えた時の差が俯瞰して見づらい部分は弱点?ただ、注文前にプルダウンでそれらの変更をしてやれば予定価格には反映はするため、いろいろプルダウンで用紙や追加処理を変えてやれば概算額は把握できる。つまり、手間さえかければ自分での概算見積もりも可能なので、ここは「慣れ」か。

 

自分としてはこのサービス、使い勝手はかなりよかったので、これからも使って行こうと思います。

かなりグレードアップした感じ...
かなりグレードアップした感じ...

 

同人誌印刷・グッズ制作|同人誌印刷所おたクラブ

更新: 2025/08/23
仕上がり

予想を遙かに超える出来

深く地紋が入り、ラメ状の加工がされている紙に、しっかりと載ったはっきりした文字と、鮮やかなイラスト。自家印刷だとここまでやるのは不可能に近いので、流石プロの犯行?という感じ。

  • 購入金額

    1,880円

  • 購入日

    2025年07月26日

  • 購入場所

    大阪印刷株式会社(OTACLUB(おたクラブ))

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