Ivy Bridge世代のCore i7プロセッサのレビューを投稿して豪華賞品プレゼント!という「ベストレビューコンテスト」の最優秀レビュアー賞に選出して頂けたので、9月24日から2泊3日で念願の北海道旅行に行って参りました!
賞品としていただいたZenbook Prime UX31Aとともに巡った北海道2泊3日の旅についてご紹介したいと思います。
■まずはプランを練る!
今回のツアーはなんと往復の航空券+2泊分の宿泊費+3日間のレンタカー利用まで含まれていましたので、北海道のドライブを堪能することに決めていました。
北海道は10年ぶりなのですが、札幌と小樽などの都市部しか行ったことがないため、今回は車を足にして初めての場所を巡る旅にすることにしました。
とはいえ、北海道といえばめちゃくちゃ広いこともあって、フリープランということでどこにしようかかなり迷いました。
妻とプランを決めているなかで、サクッと決まったのが美瑛探索。
北海道を代表する風景はいくつもありますが、なだらかにつづく丘陵地帯に様々な植物が織りなす緑のパッチワークが美しい美瑛地区は、北海道を代表する美しい風景の一つだと思います。
雄大な風景を楽しみたい妻と、ベストレビューコンテストと同じ構図で写真を撮ってネタにしたいだけの私との意見が思わず一致し、まずは旭川から美瑛探索を行うことに決まりました。
旭川といえば旭山動物園が有名ですが、紅葉が日本一早い大雪山も近く、少し足を伸ばせば富良野という観光に適した場所でもあります。
9月下旬といえば紅葉が始まるシーズンということもあり、初日は旭川空港から美瑛、富良野周辺を探索した後、大雪山周辺に宿泊するプランとしました。
問題は2泊目で、帯広を抜けて釧路へ行き釧路湿原を楽しむか、あるいは札幌方面に出て観光するか…といった予定だったのですが、一度宿泊してみたかった宿の予約が出来ると知り、2日目の目的地は登別に決定。
最終的に旅行の日程は、
1日目:自宅→羽田空港→旭川空港→美瑛探索→大雪山泊
2日目:大雪山登山→ファーム富田(富良野)→富良野国道~道東自動車道経由で登別へ→登別温泉泊
3日目:登別→札幌探索→新千歳空港→羽田空港→帰宅
という、かなり移動距離の多いプランとなりました。
3日間の車での総移動距離が670kmという北海道旅行のはじまりです。
■旅行前日
服などのパッキングはすべて妻に任せ、直前までひたすら仕事の引き継ぎメール作成…(T_T)
私の持ち物は、これまた賞品として頂いたASUS(エイスース)のZENBOOK Prime UX31Aと、北海道ではサービス範囲が微妙そうなSOFTBANKのiPhone4Sとさらに微妙そうなE-MobileのPocket WiFi GL01P。
カメラはNikonのD90に30mm F1.4、18-50mm F2.8、18-250mm F3.5-6.3のレンズ3本、偏光フィルターに予備のバッテリー、充電器と必要そうなものは一式持っていくことにしました。
あとは小型のキャリーに詰め込み、準備完了なのであります。
■自宅~羽田空港
北海道を少しでも堪能するために、行きの飛行機はかなり早い便をチョイスすることにしました。
自宅からだと成田空港の方が圧倒的に近いのですが、成田空港は基本的に国際空港のため国内線はかなり便数が少ないことも有り、羽田空港発の便からチョイスすることに。
選んだのは、羽田空港6:50発→旭川空港8:30着のAIR DO(ADO)55便。
6:50発ってことは、遅くとも6時には空港に着いていたいところですが…始発電車だと間に合わない!
こりゃ前泊必要か?と思ったら、最寄り駅から始発電車に乗り、途中から高速バスに乗り換えれば6時前に空港に着けることがわかり、このルートで行くことに決定。
空港までのバスといえば昔はリムジンバスのみだったように思いますが、最近はバス便もいろいろなところから出ている上安くなり、本数もかなり増えているんですね。
早朝の高速バスからの眺め。
始発電車からそれなりに混んでいるのに驚きつつ、鉄道と高速バスを利用していざ羽田空港へ。
今回、行きはADO便でしたが、ADOを使うのは初めての経験です。
空港に着くとカウンターは第2ターミナルビルの一番端、しかも搭乗ゲートもボーディングブリッジ無しのバス移動という、隣のANAとはまったく違う扱い。
これらはすべてコスト削減の為(不便な反面施設利用料が安い)ですが、個人的にはタラップ車による搭乗って機体を近くで見ることができることもあり、好きなんですよね。
驚いたのは、チケットがQRコードだけになっていたという点。
国内線飛行機自体10年ぶりということもあって、前までは横長の封筒サイズの厚紙で、裏にはシェーバーのCMと磁気テープがあったチケットでしたから、その差にびっくり。
しかも、事前に座席予約をしていた帰りのANA便に至っては、zigsow事務局から送られてきたA4のPPC用紙に印刷されていたQRで搭乗できてしまうというすごさ。
ずいぶんと進化しているんですね…。
FeliCa端末は普及しているのは日本くらいでしょうし、国によって仕様が異なるので無線方式は難しそうですが、画面に映っているQRをスキャンするのであれば、どの国の携帯でも液晶画面さえあれば問題ありませんし、紙でもなんでもよくデバイスを問わないというメリットもあり、最適なのかもしれません。
しかし、今までは飛行機に乗った半券もいい思い出になったものですが、単なるA4のPPCとは…寂しくなってしまったものです。
A4 PPC用紙に印刷されただけのQRコード搭乗券
行きの機体はボーイングの737-500という小型ジェット機でした。
ボーイング737といえば、1967年に初飛行し現在でも生産が続けられているベストセラーの機体ですが、日本ではどちらかというと747、767といった機体の方がメジャーだと思います。
これらの機体と比べると、737はかなり小さく、こぢんまりした機体です。
ボーイング737-500
せっかく旅客機の話になったので、ここから脱線(爆)
ボーイング737は乗員数126人(ADO仕様)というナローボディ旅客機で、2012年3月現在で7,109機という製造数を誇るベストセラー機です。
今回搭乗した737-500は、小型のため地上高が低い機体に、大口径の高バイパスエンジンを半ば強引に装着しているため、エンジンの装着位置が大きく主翼より前方に張り出すとともに、エンジンカウルの形状がおにぎり状になっている点が特徴です。
こちらはADOの737-500の主翼付近。
高バイパスエンジンであるCFM56ターボファンエンジンを装着しているため、初期の737-100/200型と比べると明らかにエンジンの直径が太くなっています。
ジェット旅客機に使用されているターボファンエンジンは、エンジン前方のファンで圧縮した空気の一部を燃焼室へ送らず、そのままバイパスさせてエンジン後方へ導き、推力として使用します。
燃焼に使わない空気を推力として使用できること、エンジンの直径が大きくなることで空気全体の流量が増え推力が増大すること、バイパスされた気流が燃焼ガスを覆うことで騒音低下に繋がるなど、旅客機にとってはとてもメリットが大きいエンジンと言えます。
高バイパスエンジンは低バイパスエンジンに比べてバイパスさせる空気の流量が多いため、バイパスする経路を太くする=エンジンの直径が大きくなります。
一般的に、バイパス比が高いほど高燃費ですが、超音速飛行には向かないため、亜音速で飛行する旅客機に適しているエンジンといえます。
小型で地上高が低い737に高バイパスエンジンを装着した結果、エンジンカウルが地上と接触してしまう可能性がでてきたため、おにぎり型のエンジンカウルとなっています。
507番ゲートからの出発だったため、遠くに駐機場で休むポケモンジェットを発見。
タラップを登って機内に入ると、3-3配置の座席がかなり窮屈な感じ。
3-4-3配置が可能な747などと比べると、明らかに小さいサイズです。
座席間隔もこれでもか!というくらい詰められていて、完全に膝と前の席がくっついていました。
ポケモンジェット
着席してしばらくすると、滑走路に移動した737-500はエンジンを最大出力にして、あっという間に離陸してしまいました。
機体が小さいだけに、滑走距離もかなり短く感じました。
737-500はもともと小さい機体に強力なフラップを装備しているだけあって、あっという間に離陸しますね。
34R(C滑走路)から離陸した後は、お台場上空で右に大きくバンクし、一路北海道を目指します。
左側の席だったため、若洲上空からスカイツリーが綺麗に見えました。
途中少し揺れることはありましたが、快適なフライトで定刻通り旭川空港に到着。
こぢんまりした空港で、朝早く着いたこともあって他の便はなく、荷物の受け取りもとてもスムーズにできました。
機体が小さい上に空港も規模が小さいと、荷物を受け取るまでの時間が短くていいですね。
翼の下にスカイツリー
荷物といっしょに回っていたペンギンの注意書き
■旭川到着
旭川に着いたら、さっそくトヨタレンタカーでレンタカーを借りることにします。
手配していただいた車は、Sクラスということで“プチトヨタ”ことパッソでした。
ベーシックグレードとなる排気量0.996リッターの1KR-FEエンジン搭載モデル「1.0X」で、北海道らしく4WD仕様でした。
3日間共に行動したトヨタパッソ
またまた脱線しますが(笑)北国=4WDというのは割と日本独自の考えらしく、北欧の国スウェーデンのボルボでは1991年に850が登場するまでFRが中心で、4WDはまったくラインナップされていませんでした。
ちなみに、雪で一番滑るのは溶けやすい気温の時であって、北極圏では路面もバリバリに凍り付くため比較的滑りにくいらしいとのこと。
そのため、スウェーデンでは冬もサマータイヤの車がほとんどだとか。
ある意味、北欧出身のレースドライバーが多いのは、冬の環境で鍛えられていることもあるかもしれません。
話を戻します。
普段の車とウインカー、ワイパーが逆なのと、コラムシフトっぽい配置なのに戸惑いつつも、まずは目的地目指して出発!
運転すればすぐに慣れますが、レンタカーを最初に運転するときってちょっとドキドキします(笑
ふにゃふにゃでチープ感漂うサスペンションは価格を考えると致し方ないところですが、車体が軽いことと、ミッションがCVTになったこともあり、1リッターにしては予想以上にきびきびした走り。
といっても、カーブが多い山岳地帯では頼りない足回りで、特に山では常にウェット状態だったこともあって少々不安だったのも事実です。
ちなみに、総合燃費は3日間で計670kmでしたが、高速では100~110km/h巡航、山間なども多かったこともあってエンジンは吹かし気味だったため、燃費はリッター18キロとなりました。
実に、私の車と比べて約3倍の燃費の良さでした…
パッソですが、女性が中心となって作ったクルマということだけあり、使い勝手の良いベンチシートやサイズの割には広々とした室内、至る所にある小物入れやシート間の荷物置きなどが使いやすかったですね。
あと、予想よりも足下が広いのも驚き。
助手席などにもかなり多くの荷物が搭載できそうです。
■美瑛探索
レンタカーを借りた後、まずは最初の目的地である美瑛を目指します。
数多くある美瑛の有名な場所の中でも、レビューのタイトル画像でも使われているセブンスターの木から訪れることにしました。
本来であれば、緑豊かな春~初夏あたりが一番よい季節だと思いますが、残念ながら秋は収穫の秋ということで、すでに畑は土一色。
ひたすらトラクターが収穫が終わったジャガイモ畑を耕しておりました…。
収穫されたジャガイモとトラクター
セブンスターの木は、たばこのブランドであるセブンスターが1976年にパッケージに使用したことで有名になった、柏の木です。
パッチワークの丘と呼ばれるように、なだらかな丘陵地帯にじゃがいも、ビーツ、麦などのさまざまな作物がパッチワークのように植えられる美瑛の丘の上にあるこの木は、とても北海道らしい風景です。
ただし、この日は残念ながら今にも降り出しそうな曇り空、畑はすでにジャガイモの収穫後で一面の土ということもあって、あいにくの風景となってしまっておりました。
とはいえ、なだらかに続く畑にすばらしい風景は北海道ならではであり、とても気持ちの良いところでした。
セブンスターの木
セブンスターの木はさすが美瑛でも有名とあって、周りを走る車はことごとくレンタカ-。
確かに、ここはレンタカーでないと来るのは難しいですよね…
やはり、北海道は車で巡るに限ります。
鉄道でアクセスするには旭川から美瑛~富良野を抜けるJR北海道富良野線を利用するわけですが、途中で臨時駅の北美瑛駅のすぐ脇を通ったのですが、単線に1面しかなく、ホームの長さも1両分しかないというとても小さな駅でびっくり。
帰ってから調べたところ、北美瑛駅は臨時駅とのことですが、周りに何もないところに突然ある駅に、いったいいつ臨時に停車するんでしょうか…
美瑛の雄大な大地
さて、セブンスターと並んで日本を代表するたばこといえば、マイルドセブン。
ということで、美瑛には「マイルドセブンの木」なる木もあります。
こちらは1977年にマイルドセブンのCMで使われたカラマツの防砂林で、丘の上に一直線に植えられています。
専用の駐車場があるセブンスターの木と比べると、こちらは農道の脇に看板があるだけの簡素な作り。
こちらも、のんびりと大型トラクターが畑を耕しておりました…
マイルドセブンの木
■昼食~青い沼
天気が悪くなる前に美瑛探索&写真撮影を楽しんだ後は、昼食にすることに。
選んだのは白樺に囲まれた木々の中に建つ、自家製のビーフシチューが自慢のその名もバーチ(白樺)という名のレストラン。
地元野菜を使ったスープやレタスに、上にパンをかぶせた自家製ビーフシチューがとても美味でした。
それにしても、普通の水道水もとてもおいしいのには驚き。さすが北海道…
BIRCH
水といえば、道中コカコーラのいろはすをよく飲んでいたのですが、ボトリングしている工場の水源が違うため、味がかなり違いました。
北海道のいろはすは日本の中でも一番硬度が低いようで、実際にとてもなめらかで飲みやすかったです。
ちなみに、北海道限定のいろはす ハスカップなるものもありますが、ハスカップの香りが楽しめてかなりお勧め。
美瑛産ジャガイモのピッツァ
美瑛産とうもろこしのコーンスープ
大人気のビーフシチュー
コーンスープにジャガイモのピザ、ビーフシチュー、バケットサラダと優に2人前以上の料理をぺろっと平らげた後、近くにある青い沼を見に行くことに。
この青い沼は、美瑛川のほとりにある人工沼で、もともとは十勝岳の噴火に伴い、火山泥流を貯めるための防災施設として作られた堰堤に水が溜まって沼になったものです。
自然のアルミニウムを含む水がコロイドとなることで独特のコバルトブルーになっているそうですが、詳しい理由は今でも不明なんだとか。
あいにくの曇り空でも、水の色は驚くばかりの一面の青。まるで絵の具の白と青を溶かしたみたいな色ですが、自然とこうなったのにはびっくりです。
水の色が絵の具を溶かしたような色の青い沼
北海道の大自然を撮影するべく、旅行前に偏光フィルターを購入しておいたのですが、青い池の撮影で大活躍。
フィルター無しで撮影したものは湖面が反射しており、青色の深さが圧倒的に足りません。
天気が良くないこともあり、使う機会は無いかな…と思っていたのですが、水面の反射を極力抑え、青くなった湖面ならぬ沼面を撮るにはもってこいでした。
偏光フィルタ、1枚持っておくと大変便利ですね。
■富良野のファーム富田へ
青い沼を一通り見たあとは、予定を変更してファーム富田のある富良野地区を訪れることに。
どうも、2日目はかなり天気が荒れるようで、ほとんど移動とはいえ雨の中のファーム見学はちょっとね…ということで、前倒して富良野にいくことにしました。
これが結局大正解で、2日目はかろうじて雨が降らなかった旭川で動物園を堪能してから、雨の中を登別までドライブとなりました。
途中に通った「ジェットコースターの道」
旭川、美瑛、富良野は富良野国道で結ばれており、車で一時間弱とそこそこと近いこともあって、気軽に行けるのがいいところ。
富良野もラベンダーはとっくに収穫したあとだったこともあって一面の土畑でしたが、今年収穫したラベンダーで作ったエッセンシャルオイルや、収穫後限定販売のラベンダー蒸留水なども売っていて、タイミングとしては良かったと思います。
ファーム富田。宙に浮いている物体はとみたメロンハウスのアドバルーン
富良野といえばラベンダー、というくらい有名になったラベンダー畑ですが、もともとラベンダー生産が盛んだった富良野地方も輸入オイルなどの価格崩壊で生産農家がなくなり、富良野から消えてしまう危機もあったようです。
どうにかラベンダー作りを続けられないかという富田家の努力と想いが、観光農園として今につながっています。
9月末とえばとっくにラベンダーの収穫は終わっている時期ですが、香水工場や売店などからラベンダーの優しい香りがどこからともなく漂う、のんびりとしたとても良いところでした。
秋でも色鮮やかな花畑と、雰囲気を台無しにする宙に浮くメロン
ラベンダーといえばファーム富田というくらいラベンダーが有名なところですが、行って驚いたのがドライフラワー舎。
それこそ壁から床から天井から、見渡す限りドライフラワーの嵐!しかも規模が半端ない!!
1つ数百円するドライフラワーを束ごとどさっと飾ったり、2階部分までぶち抜いた天井から床まである巨大なサイズに圧倒されっぱなしでした。
たぶん、リース1つでウン十万円とかするんだろうな…
超巨大リース1
超巨大リース2
ファーム富田の隣にあるとみたメロンハウスでは、富良野メロンパンを売っていたので記念にひとつ食べてみました。
焼きたてでおいしかったのですが、個人的には中のメロンクリームは不要ですね。
むしろ、メロンパンが焼き上がるまでの間、時間つぶしを兼ねて食べてみたファーム富田のラベンダーはちみつプリンが非常に美味でびっくり。
これを食べにまた来たいと思うくらい、おいしかったです。
最近はじゃがポックルもフラノデリスの富良野プリンも通販で手に入る時代になりましたが、これだけは通販していないのがとても残念な一品でした…
通販していないのがテラ残念なラベンダーはちみつプリン。絶品。
なお、このとみたメロンハウスは同じ「とみた」ですがファーム富田とはまったくの別会社。
勘違いする観光客の方も多いみたいで、ファーム富田の駐車場には「とみたメロンハウスからの飲食物は持ち込まないでください」の注意書きが。
ちなみに、ラベンダーソフトクリームに本物のラベンダーオイル香料を効かせているのはファーム富田だけとのこと。
ソフトクリームは寒いこともあって食べませんでしたが、ラベンダーはちみつプリンでは上品なラベンダーの香りが主張しすぎず、口に含んだあとにほんのり香る上品な香り付けでした。
人工香料だと、このような上品な味付けはなかなか難しいかもしれませんね…
今回の北海道旅行で唯一心残りなのが、このラベンダーはちみつプリン、現地販売のみで通販していないのですよ。
買いに行くには遠すぎるし、テレビとりもちならぬネットとりもちがあれば…
どなたか、富良野近辺にお住まいの方いらっしゃいません?!(爆)
■旭岳温泉で1泊目
ファーム富田を堪能し、時計を見るとすでに4時。
ホテルのチェックインが5時だったこともあり、富良野国道を北上して宿に向かうことにしました。
途中、とても霧が強くなり、土砂降りに変わったのですが、山道を抜けてみるとびっくり、雲の中でした。
雲がかなり低く立ちこめているところがあり、どうもそこだけ土砂降りだったようです。
1日目の宿は旭岳温泉のラビスタ大雪山。
露天風呂も備えた大浴場のほか、3つの貸し切り風呂もあり、貸し切り風呂には露天風呂やサウナまで完備されているという充実ぶり。
ディナーはフレンチのコース料理、朝は和食または洋食のバイキング形式でした。
それにしても、地元の牧場のミルクやヨーグルトなどの乳製品がとても美味しく、堪能させていただきました。
翌日撮影したラビスタ大雪山
ディナーのフレンチ
イベリコ豚のポワレがちょいレア気味で残念。
このホテル、23時~24時の間限定で夜食としてミニラーメンが食べられるということで、そそくさと部屋を抜け出しラーメンもきっちり食べてきました。
夜食のミニラーメン。美味。
ちなみに、ディナーで一気に胃袋に食べ物を流し込んだためかお腹が大トラブル状態だったのですが、きっちりラーメンだけは食べて参りました。
しょうゆ味のあっさりスープにちぢれ麺、具はチャーシュー1枚&メンマとシンプルな旭川ラーメンでした。
胃袋だけはどんなにトラブっても翌日にはキチッと治る頑丈な作りをしているのですが、今回も翌日はノートラブルで絶好調。
…だから太るんですよねorz
さて、そんなこんなで怒濤の1日目が終わり、2日目に突入です。
■予定を変更し、旭山動物園へ
2日目はロープウェーで紅葉を見に行こうと思って大雪山の麓のホテルにしたのですが、大雪山は見事に雨雲の中、しかも土砂降りとあって大雪山探索はあきらめることに…残念。
予定変更ということで、天気予報では比較的雨が降らなそうな旭山動物園へ行くことにしました。
あいにく旭川も雨模様でしたが、動物園にいた間は雨がまったく降らず、帰る頃に降り出すというラッキーぶり。
旭山動物園といえば今では誰もが知っている有名動物園ですが、1996年には年間で約26万人まで落ち込んだ来園者数が、10年後の2006年には304万人と驚異的に増加し、一躍有名になりました。
来園者数回復の切り札となったのが、動物の日常姿をそのまま展示する「行動展示」。
この行動展示のほかにも、園内の至る所にスタッフによる手書きのパネルや標本、クイズなどが並び、動物園のスタッフの方々の知恵と努力による様々な試みがあったからこそ、ここまで有名な動物園になったのだと感じました。
中には、鹿といえば奈良の鹿せんべい!ということで、鹿たちにお土産で買ってきたけども、食べないじゃ無いか!せっかく買ってきたのに!コノヤロー!!みたいなユーモラスな手書きパネルも。
そりゃ、北海道の大自然で育ったえさを食べていれば、米ぬかと穀類で出来たパサパサなせんべいは美味しくないような…
ほかにも、食事の時間を利用して生態系から環境保護まで様々な視点から飼育員の方が説明をしてくれる「もぐもぐタイム」、クイズや骨格標本の展示など、様々なところに工夫があり、楽しめました。
ゴマフアザラシのもぐもぐタイム
中でも人気だったのは、“獲物の視線から”ホッキョクグマを見ることができるホッキョクグマ館で、9月の平日にも関わらずドーム型の観察窓には長い行列が出てきていました。
9月末という季節外れの平日だったから空いていたものの、夏休みの土日とかはものすごい混むんだろうな…
ぐったり。
ちょうど時間がよく見ることが出来たゴマフアザラシのもぐもぐタイムでは、ホッケをぺろりと平らげておりました。
ちなみに、アザラシはホッケを飲み込む際、頭からでないと飲み込めないため、若いアザラシに尾の方からホッケを食べさせると、うまく食べられないそうです。
ベテラン勢は口でくわえた後、ほいっと口元で半回転させて器用に飲み込んでおりました。
もふー
その後、もっとも見たかったレッサーパンダの吊り橋を渡るもふもふなレッサーパンダを写真に納めつつ、ぐるっと園内探索することに。
レッサーパンダ、かわいいのですよ~~~!
レッサーパンダその1
その2
その3(しつこい)
千葉県にはレッサーパンダの風太くんがいる動物公園があるのですが、実はまだ1回も行ったことがありません。
旭山というだけあって山の斜面にある動物園なのですが、なんだかんだで3時間ほど滞在し、その間歩きっぱなしだったのでかなりの運動量でした。
歩きやすい靴でいかないと悲惨なことになりますね。
…で、写真を確認していたところ、アザラシ館の館内を見ていないことに今更気づく。
縦になった円筒形のアクリル水槽の中をアザラシが泳ぐ姿が見たかったのにーー!
まあ、もぐもぐタイムを良い位置で見られたから、良しとしますか…
麒麟型個人用潜水艦…ならぬキリンのペリスコープ
上記の写真は、キリンの展示場の隣にあった、キリンの視線で見るための遊具。
目の位置に組み込まれたビデオカメラの映像が、液晶ディスプレイに表示されるようになっており、ハンドルを回すと首の向きを変えることが出来ます。
きちんと装置の形もキリンになっているのですが、協賛がキリンなだけにキリンなのでした。
水中を“飛ぶ”ペンギン。まさに飛ぶが如し。
ペンギン館にある水中に設けられた通路から見る水中の様子は、まさにペンギンが水中を飛ぶか如く自由に泳ぎ回る様を身近に見ることが出来ます。
そのほかの展示についても言えるのですが、あとから写真を見てみると、とても身近に動物を観察できることがわかります。
某おとうさんの遠いおじいさん。
250mm望遠(35mmフィルム換算で375mm相当)という望遠レンズだったこともありますが、なによりも動物たちがすぐそばにいるのをじっくりと眺めることが可能で、とても迫力があります。
動物園といえば、展示スペースの間には大きな柵と堀のようなものがあって、動物が奥の方にいるといったイメージが強いのですが、旭山動物園は頭上だったりすぐそばに動物がいることも多いのです。
下から見上げた…和屋さん?!(ユキヒョウ)
俺のシマに手を出すんじゃねぇ!あっち行け!
とても楽しい動物園で、予想以外に時間を使ってしまいました。
■旭川から登別まで
せっかく旭川まで来たことだし…ということで、昼食は7条通沿いの旭川梅光軒にて旭川ラーメンを堪能。
昨日の夜に食べたラーメンがしょうゆだったので、私はやさいたっぷりのやさいラーメン(塩)に、妻はオーソドックスにしょうゆラーメン。
あっさりしたスープで堪能させて頂きました。
旭川ラーメンなのに塩。邪道?
昼食を食べ終えた時点で、すでに2時。
ここから240kmを超える登別へのドライブの開始であります。
すでに宿から旭山動物園まで50kmほど走っていますので、今日一日で300km弱を走破する計算になります。
登別へ行くルートは、ほとんどの行程が高速道路の移動ということもあり、とても快適でした。
100km/h巡航ではそこまで気にならなかったパッソのトルクも、さすがに追い越しとなると結構きついものが…
ホテルのチェックインまであまり時間がなかったこともあり、ひたすら登別目指してひた走ります。
ひたすら曇り空の下をドライブ
北海道と言えば、車線変更の際にウインカーを使わないので有名ですが、今回の旅行では半分くらいの方がウインカーを出してレーンを変更していました。
15年ほど前に北海道に行った際は、みなさんウインカーを使わずにサクサク車線を変更していた記憶があるので、近年ウインカーを使う人が増えているのかなぁ…などと思いつつ、ひたすらどんよりとした天気の中をひた走ること約3時間、やっとこさ登別に到着です。
登別は鬼で町おこしをしているようで、インターチェンジを出たすぐのところにも、大きな鬼の像がありました。
どうやら、蒸気や温泉が噴き出る地獄谷から、地獄=鬼ということで、鬼を前面に押し出しているようです。
帰りにホテルから送った荷物の段ボールにも、かわいい鬼のイラストが描いてあってかなり徹底されていました。
ツッコミの決めポーズ
■2泊目は望楼NOGUCHI登別
今回の北海道旅行はフリープランでしたので、宿泊可能なホテル・旅館のリストの中から好きなホテルを2カ所セレクトすることができました。
そのリストに載っているホテルがものすごく、普通では泊まれないようなところのオンパレード…
妻と2人で「ここって選んじゃっていいのかなぁ…?!」「リストに載ってるし、いいんじゃない?!」「でも高そうだし…」「希望だしてみて、ダメだったら諦めようよ!」という、なんとも貧乏人的発想によって望楼NOGUCHI登別をリクエストさせて頂いたのですが、さくっとOKなのでした!!!
zigsow様、ありがとうございまする…m(_ _)m
望楼NOGUCHI登別 ロビー
ウェルカムドリンクのビール(無料!)
宿泊対象の数あるホテルの中で(洞爺湖サミットの会場になったウィンザーホテル洞爺もありましたよ!)料理の写真や宿の雰囲気、温泉や立地条件などを吟味して2泊目で選んだのが、登別温泉でも一番奥に位置する、望楼NOGUCHI登別。
ここのホテルがものすごくて、もうなんというか…どえらく良かったです、はい。
全館スイートのホテルなのですが、当日一つ上のクラスの部屋が空いていたらしく、まさかのアップグレードサービス!
自宅よりも広いんじゃね…?と思われる部屋の広さに、室内掛け流し温泉、枕が4つも置いてあるベッドにすばらしい食事と、ものすごく堪能させていただきました。
スイートルーム。広すぎ!
登別に決めた一番の理由は、子供の頃に親がよく買ってきた入浴剤の「登別カルルスの湯」というのが非常に気になっていたからという、ある意味呆れるような理由だったりします。
しかも、私だけかと思っていたら、妻もまったく同じだったのには笑いましたw
真っ白な乳白色で、こんな温泉あるんかいーー!というのが、幼心に強烈なインパクトとして残っていたのであります。
まさか、こんな形で登別温泉が堪能できるとは思ってもいませんでした…
部屋にある掛け流し温泉
登別温泉は9種類もの泉質を誇る、まさに温泉のデパートともいえる温泉で、毎分3000リットルものお湯が湧き出ているそうな。
今回宿泊する望楼NOGUCHI登別は、同じ登別温泉でも登別カルルスとは別の地区であり、泉質も異なることを行って初めて知りました。
なお、入浴剤の「登別カルルスの湯」はものすごく真っ白な乳白色でしたが、本物の登別カルルスの湯は無色透明とのこと。なんですとーーー!
ちなみに、望楼NOGUCHI登別のお湯は、乳白色というよりも明るめの灰濁色というような感じの、かなり透明度の低いライトグレーっぽいお湯でした。
湯船の下には温泉に含まれている成分が沈殿しており、泥のようになっているところもあるくらい、濃い温泉でした。
温泉につかると、胸の下くらいはすでに見えないくらい、濃い温泉でした。
ここまで満足度の高い温泉は初めての体験です。
ブティックさながらのお土産売り場
■どえらくすごい夕食
もう、どれくらいすごいかというと…詳しくは写真にて。
最初から最後まで、ものすごい勢いで堪能させてただ来ました。
ご飯は土鍋で炊いたゆめぴりかで、良い感じのお焦げがあり、これがまた格別。
北海道の海の幸と山の幸を一気に楽しめる、すばらしい食事でした。
うまかった-!
というわけで、ここからは写真でご堪能くださいw
説明文章抜きで一気に行きます!
これでも一部だったりします。
写真見てたらお腹減ってきた…w
ゆっくりご飯を堪能したあとは、広いお風呂に入り、最新式のマッサージチェアでのんびり体をほぐし、ラウンジにあるフリードリンクで水分を補給してから部屋へ戻って寝るという、なんとも贅沢な夜を過ごさせていただきました。
ラウンジ
ホテルにはお土産コーナーが付きものですが、ここの望楼NOGUCHI登別はお土産…というよりギフトコーナーの品揃えもものすごくこだわっており、思わずいろいろと買い込んでしまいました。
ちなみに、冷蔵庫のビールとかも無料なんですよ!ここ!!
■朝からパン3つ&ご飯1.5合完食
朝ご飯は和食と洋食を選べるのですが、当然のごとく和食と洋食をそれぞれ選択。
2人で旅をすると、半分ずつ楽しめるのがとても良いのです!!
さて、2日目同様、写真でだだだだーーーっと行きますヨ!
和食はご飯、洋食はパンだったのですが、ご飯は土鍋のサイズの制限もあると思いますが、1人でも2合炊きでびっくり。
普通は、好きなだけ食べて残すのだと思いますが、子供の頃より「お百姓さんが心を込めて作ったお米を残すとはけしからん!」と、最後の1粒まで食べるように仕込まれたこともあって、私が選んだ洋食のパン3つ+妻が残したご飯約1.5合を朝っぱらからすべて平らげてしまいました。
おかげで、朝からあり得ないくらい胃袋がふくれた状態で3日目突入なのであります…
■札幌1時間ツアー
しばらくホテルでごろごろした後(食べ過ぎで動けなかったとも言う)、3日目の目的地である札幌に移動することに。
せっかく北海道に来たことだし、お土産の購入と寿司堪能!(こちらがメインとも言う)ということで、これだけのためにわざわざ登別から札幌までやってきました。
登別から新千歳を通り越して札幌へ入り、一路目当ての寿司屋へ向かうこと1時間半、やっとこさ目的地の札幌市街へ到着。
3日目は青空に恵まれました(札幌を除く)
北海道!といえば海鮮丼でも良かったのですが、さすがに1食2,600円とかするのはなかなか気軽には食べられないのであります。
そこで、安くて美味しいランチを提供している寿司屋へ行くことにしました。
行ったのは「町の寿司屋 四季 花まる 時計台店」。
名前の通り時計台のすぐ隣にある時計台ビルの1Fに入っている寿司屋で、二人で合計2000円程度のランチをいただいたのですが、ボリューム満点で美味しかったです。
花くらべ(980円)
ランチセット(1200円)
地元が千葉ということもあり、車で2時間弱くらいドライブすれば外房、内房の海の幸が味わえる寿司屋もあるのですが、北海道と千葉ではあたりまえながらネタの品揃えも異なり、おいしさもまた違ったものがあります。
ちなみに、千葉も銚子、富津、金谷などすばらしい漁港をいくつも抱えているので、海産物も美味しいのですよ~
この寿司屋、店名からもわかるとおりすぐ隣が札幌時計台だったりします。
というわけで、せっかくなので寿司を食べるついでに時計台前を通過してきました。(目的が逆な気がする…)
札幌時計台、周囲をビルで囲まれてしまっていることもあり、がっかり観光名所としても有名ですが、当時は大きなビルはあるわけもなく、それなりに目立つ建物だったように思います。
今ではビルと木々に囲まれてしまっているため、葉が茂っているシーズンなどは埋もれてしまって思わず通り過ぎてしまうこともありそうな感じ。
背景のビルが残念な感じの札幌時計台
この時計台、1878年の建設当時は時計はなく、1881年に鐘楼に時計が設置されて今の姿になったようです。
ちなみにこの時計、針用と鐘用の重りを吊したワイヤーを4日に一度人力で巻き上げる必要があるのですが、重量は50kgと150kgもある上に、機械に負担がかからないよう2時間かけてゆっくり巻き上げる必要があるんだとか。
今でこそ貴重な時計なだけに大切に扱われていますが、これを続けるのはかなりの重労働ですよね…
ということで、昔は重りを巻き上げられることもなく、止まったまま放置されているときもあったそうな。
昼ご飯をいただく前は曇っていて時計台も微妙な感じでしか撮影できませんでしたが、食べ終わって外に出ていると、奇跡的に青空が!
この日は天気予報では晴れと言われていたにもかかわらず、出発地である登別は快晴だったのですが札幌に近づくにつれ天気が怪しくなり、札幌ではまさにスコール状態の雨。
目の前の雲の下だけ見事に雨が降っており、どうなってるんじゃーーー!と思わず天気に八つ当たりしたくなる気分でした。
とはいえ、微妙な感じで駐車場に車を駐めている間は雨がやんでおり、食べ終わったあとはわずかに晴れ間が現れました。
お土産を買う時間を考えると、すぐに移動しないといけない時刻にもかかわらず、晴れたとなれば撮影しない訳にはいきません。
朝ご飯からパン3個とご飯1.5合を食べて満腹にもかかわらず、さらに胃袋に寿司とあら汁を平らげた状態で、時計台前→駐車場と軽くダッシュしたところ、危うくギブするくらい、ものすごくヘヴィでした…
撮影終了後は父の古希の祝いを買いに場外市場へ。
空港でも海産物を売っているお店はあるのですが、相場よりも遙かに高いこともあって、場外市場で買うことにしました。
札幌市街から場外市場までは近くてすぐに行けるのが良いですよね。
市場では、今までに見たこともないサイズの毛ガニとタラバガニの半身、いくらの醤油漬け、ホッケと縞ホッケの開きを購入し、実家に発送手続きを済ませて買い物完了。
後日、買ってきた海産物は5人で美味しくいただきました。
毛ガニ、伝票を見ると毛ガニ1kg、って書いてありましたが、普通スーパーとかで見る毛ガニって400gくらいですよね…
やばい、買い物に必死すぎて写真撮るの忘れた…
■新千歳空港へ
札幌での買い物も無事終了し、いよいよ帰ることとなりました。
いやー、2泊なんてあっという間ですね。
再び高速道路に乗り、新千歳空港を目指します。
新千歳空港に着いたらレンタカーを返却するために、空港のターミナルビルではなく、そのまま素通りしてトヨタレンタカーの店舗へ移動。
北海道の玄関口ということもあり、空港の近くの一角には、どえらい量のレンタカーをそろえた各社の営業所が。
いったい、レンタカーだけで何台くらいあるんですか…
レンタカー返却時には満タン給油が原則ですが、時間もなかったことと、給油施設併設の営業所だったこともあり、使ったガソリンについては実費精算することにしました。
レンタカー事業所のガソリンスタンドであれば、それほど給油に対し利益を乗せることもなく、べらぼうに高いってことは無いだろうと予測していたのですが、登別のレギュラー151円に対しこちらは141円と10円も安かったので狙い的中。
といっても、満タンにして4000円に届かない金額でしたから、微々たる額ではあるのですが…
冒頭に書いたように、燃費は18リッターと予想以上の成績でした。
プリウスとかだとどれくらい走るんだろうか…
営業所から空港のターミナルビルまでバスで移動したあとは、ひたすらお土産購入タイム。
帰りのANA便はすでに席の予約も完了しているので、チェックインは不要です。
しかし、A4のPPC用紙の右下に印刷されたQRコードだけで搭乗できてしまうとは、恐るべし。
新千歳空港のお土産ショップはとても充実しており、ここを見るだけでも楽しかったりします。
我が家では北海道といえばこれ!というお土産であるもりもとのハスカップジュエリーとハスカップシロップ、あとは会社用のじゃがポックルに六花亭のバターサンド、ストロベリーチョコを購入、ほかにもおかきやお酒、おつまみの類などをわらわらと購入しました。
北海道土産といえば、六花亭のマルセイバターサンドや白い恋人などが有名ですが、これらは千葉のデパートでも時々開催される北海道物産展でも購入できたりしますので、いまいちレア度が高くありません。
ハスカップジュエリーはまず見ないこともあって、お土産に最適なのですよ。
怒濤のお土産(not み○ず学苑)
事前に着替えなどを宅急便で送り、お土産用にスペースを確保しておいたキャリアーもあっという間に土産でパンパン状態。
しかし、これだけいろいろ買い込んだにもかかわらず、実家用や会社用だったりしたためあっという間に無くなってしまったのであります。
おかしい、あれだけ買い込んだのに…
■帰路の空へ
帰りの便は新千歳空港17:00発、羽田空港18:35着のANA 72便です。
使用機材はボーイング747-400型ということで、北海道ー東京便として行きは最小の737-500、帰りは最大の747-400となりました。
ボーイング747-400
ボーイング747といえば“ジャンボジェット”のニックネームで一時は日本の空を飛びまくっていた巨大旅客機ですが、今では燃費の悪さ老朽化に伴いJALはすべての747が退役しており、ANAも国際線を中心に運用機数を減らしており、一部が国内線を中心に残るのみとなっています。
昔は唯一無二の乗客数を誇り、その巨大な収容力によって航空運賃の引き下げにも貢献した747ですが、双発でほぼ互角の座席数・航続距離を誇るボーイング777に取って代わられつつあります。
さすがに初期型は耐用飛行時間が過ぎているためスクラップにされていますが、経済性よりも貨物搭載量など機体の使い勝手が重視される貨物機では、今でも787-8型が生産されている、息の長い機体でもあります。
747の巨大さですが、これはもともとアメリカ空軍の輸送機計画のコンペでロッキードのC-5に負けてしまったボーイングが、技術を応用して作った旅客機ということもあって、当時としてはとてつもなく巨大な機体となっています。
応用といえども、おそらくほぼ作り直しに近い設計変更があったのではないかと思われます。
貨物機では機体の前後に貨物搬入口を設けるため、垂直尾翼の上に水平尾翼があるT字尾翼であることがほとんどです。
また、地上高を下げることと機内のスペース確保のために低翼配置ではなく高翼配置にすることがセオリーですが、747は旅客機としては一般的な翼の配置になっており、この点でも747は元のCX-HLS計画の設計とは大幅に異なっていると思われます。
ただし、機首にカーゴドアを設けることを見越して2階部分にコクピットを配置するデザインなどは、もともと輸送機として設計された名残なのかもしれません。
747の初号機は初飛行が1969年ですから、実に43年も前の航空機だったりします。
ライトフライヤー1号の初飛行が1903年なのですが、747とコンコルドの初飛行は共に1969年と、実に66年しか経っていなかったりします。
ちなみに、初の実用ジェット機であるグロスターミーティアは1944年の初飛行ですから、ライトフライヤーの初飛行から41年しか経っていません。
科学の進歩っていうか人類の底力ってすごいですね…
帰りはサラリーマンの方も多く、ほぼ満席状態。
遊び疲れてぐったりだったこともあり、うとうとしつつあっという間に羽田空港に着陸したのでした。
いやー、それにしても2泊3日はあっという間ですね。
■北海道という地
前回北海道に行ったのは10年も前ということで久々の北海道旅行でしたが、レンタカーを借りていろいろなところを巡ったのは初めてでした。
今までは北海道に1人で行って、知り合いのソフトハウスの事務所に雑魚寝させていただいたり(迷惑だ)、札幌や小樽の観光だったりと、なかなか大自然に触れることはありませんでした。
今回の旅行では美瑛、富良野というすばらしい景観と旭川動物園、登別温泉という、北海道らしい醍醐味を楽しませていただきました。
カニ、鮭、ホタテ、ウニなどの海の幸ももちろんですが、ジャガイモや数多くの野菜などの山の幸や牛乳などの乳製品にも恵まれる北海道は、やはり食事も圧巻です。
胃袋がもう1つほしいくらい食べまくりの旅行でしたが、いやー、とても満足でした。
北海道、虜になりそうです。
次回は釧路方面に行ってみたいですね!
一心不乱にメロンパンをほおばる著者近影
今回は移動のほとんどがレンタカーでしたが、その行程で使ったZenbook Prime UX31Aの使い勝手を紹介してみたいと思います。
■全備重量が軽いのは良いことだ!
ZENBOOK Prime UX31Aは本体重量1.4kgと重ためですが、ACアダプタが200gを切る182gしかないので、全装備重量はさほどでもありません。
本体重量が1.3kg台と比較的軽量なのに対し、ACアダプタが400gと重たいThinkPad X1 Carbonとは対照的です。
ただし、UX31AはACアダプタが小型な分、出力も小さめですので急速充電は出来ませんのでご注意を。(ThinkPadのACアダプタが重たいのは、急速充電に対応するため大容量となっていることが原因)
移動はほぼレンタカーなので重量はさほど問題になりませんが、バッテリーを内蔵するノートPCは機内持ち込みとなるため、やはり軽いのはメリットです。
また、ボディが楔形になっており、出し入れしやすいというのも使い勝手が良かった点です。
ホテルや空港のロビーなどで調べ物や旅行レビューのメモを書いたりする際に、バッグからさっと出せてパパッと起動し、使い終わったらそのまま畳んで鞄にさっと収納可能なデザインは、使っていてとても便利です。
■使い勝手の良いスリープ機構
今まではノートPCを使わない場合は一度シャットダウンしていたのですが、UX31Aではスリープモードにして、そのまま鞄の中に入れています。
IvyBridgeでスリープ時の電源消費量についてもさらに削減されており、1日鞄に入れて放置しても、10%台しかバッテリーが減りませんでしたので、3日間の旅行中バッテリーが気になったことはありません。
SSDで起動が速いとはいえ、30秒程度は必要ですから、ものの2~3秒で起動するスリープはとても便利です。
■やはりフルHD液晶の解像度は魅力
解像度がフルHDということもあり、宿でのGoogleMapでの目的地確認や、撮影したRAWデータの確認、現像など非常に快適でした。
今までのノートPCが1366×768ということもありますが、この広さは手放せません。
写真の確認にSILKYPIXを使いましたが、確認などの作業ではなんら不満はありませんでした。
流石に全ファイルバッチ現像はちょっと時間がかかりますが、現像は帰ってからメインPCで行えば問題ありません。
旅先での利用イメージ
車の運転中はさすがにカーナビの方が便利ですが、宿で明日のプランを練るときなどには、GoogleMapがとても役立ちました。
車で移動するルートも検索可能ですし、どういったルートで移動するのが良いか、距離はどれくらいかといったシミュレーションがとても簡単にできます。
こればかりは、操作性に劣るカーナビよりも、広い画面で簡単に操作可能なUX31Aの方が圧倒的に使い勝手が上です。
■飛行機の中での利用は絶望的
デメリットというか残念だったのは、機内で使おうと思ったらエコノミーの窮屈なテーブルでは使えなかったこと。
国内線仕様ということもあってシートピッチがとても狭いため、テーブルのすぐ後ろに座席の背があり、ノートパソコンの液晶ディスプレイが手前から70度くらいまでしか開けません。
これではまともに文字を見ることすら困難ですので、機内での使用はあきらめました。
膝の上であれば使用可能ですが、滑りますのでやはり机の上に置いて使った方が便利です。
今回の旅行用に購入したSIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSMですが、これがとてつもなく便利でした。
30mm F1.4も持っていったのですが、F2.8で足りない場面はほとんどなく、しかも通しでF2.4という便利さで常用レンズとなりました。
旭川動物園のみ、18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSMを装着していましたが、同じ18mm~の焦点距離でも、写りの良さ、明るさ、雰囲気いずれも18-50mm F2.8の圧勝でした。
いいレンズですね、これ。
また、レビューをご覧になってお解りのように、ひたすら食事の写真が多いのですが…最短撮影距離が20cmというのは驚異的です。
気をつけないとレンズの陰が思いっきり映り込むくらい近くに寄れますので、マクロ撮影にはもってこいです。
マクロレンズとしての能力ではAF NIKKOR 60mm F2.8 Macroの方が上ですが、気軽に使えるズームレンズで、マクロでも使えるというメリットはとても大きいと思います。
D90もかなり使い慣れてきましたが、動物園で連写するとちょっと連写性能が物足りなく感じます。
また、ISO1600あたりではかなりノイズが目立つこともあるので、画質を選ぶのであれば明るいレンズが必須です。
このあたりは時代の進化がかなり現れるところですので、そろそろ出る?であろうDXフォーマットフラッグシップ機に期待です。
最近は比較的リーズナブルなFXフォーマット機がありますが、レンズを考えるとDXフォーマットなんですよね。
D7100、はよ来い~(すぐには買えないが…)
北海道旅行記、いかがでしたでしょうか。
天気だけがあいにくでしたが、料理は美味しいし、泊まったところもすばらしいし、なによりも北海道の大自然と食を満喫できた3日間でした。
これほど贅沢な旅行はあとウン十年は無理なのでは…?というくらい楽しい旅行をプレゼントして頂いたzigsowには、ほんとうに感謝です。
こちらの我が儘なオーダーにも対応して下さった運営事務局の皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。
いやー、楽しかった!!
また来るざますよ~
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購入金額
0円
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購入日
2012年09月24日
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購入場所
Vossさん
2012/10/29
しかし、濃ゆい内容で旅行されてますな。慣れてるというか。
毎度、食いものでしか行き先を選ばないオイラとは偉い違いだw
hideさん
2012/10/29
写真を見て懐かしいことしきりです(^o^)
また、行きたくなって来ました、これからの時期、温泉で一杯やりたい物です
動物園はレッサーパンダが、増えてますね、かわいいですね
旭川のラーメンは、第1世代が蜂屋、天金などの醤油ラーメン、第2世代が つるや の味噌ラーメン、第3世代が山頭火などの豚骨塩味だと勝手に決めてますので、あながち邪道では無いかと・・・
aoidiskさん
2012/10/29
空気感ですね
cybercatさん
2012/10/29
こういう旅行記のようなのはイイですね。
ちゃんと最後にUltrabookの利用シーンもあるしw
登別は行ったことがないのですが、いいところのようですね。
温泉は....白くないのーーー!!!なんですと~~!
じゃあ、登別カルルスはサg(ry
リフレッシュできたようで何よりです!
ちょもさん
2012/10/30
私も基本的に食べ物を中心に旅行の日程は組み立てています。
ただし、今回は宿=夕飯(宿で夜ご飯が付いてくる)ということで、宿がメインとなりました。
いつも、割と行き当たりばったりだったりしますw
hideさん:
おお、旭川にお住まいだったのですね。
美瑛や富良野もすぐそばだし、旅行の拠点にするのにもいいところですよね。
そういえば山頭火は全国進出しているので見かけることも多いのですが、旭川ラーメンでしたね。
ジンギスカンを食べる予定が行く場所が変わったのでラーメンになりましたが、美味しかったです。
aoidiskさん:
空気も澄んでいてよかったですよ。
写真は…1枚ずつRAW現像せずにオートで現像した差かもしれませんw
cybercatさん:
登別カルルスには思いっきりだまされるところでした…
行ったところが白濁だったのでガッカリ感はありませんでしたが、無色透明だとびっくりだなぁ。
濃厚な温泉でとても良かったです。
登別は他にもさまざまな泉質があるらしいので、また行ってみたいですね。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2012/11/10
改めて見直して、素直にうらやましいとか、行ってみたいって気になってます。
子連れではなかなか出来ないこともありますが、このレビューを見ると旅行したくなります。
行けてない新婚旅行とかをしてみたいなぁ~♪
ちょもさん
2012/11/15
コメントありがとうございます!
北海道、よかったですよー!
子ではなく犬がいるんですが、やはり旅行はしにくいですね。
今回は親が面倒をみてくれていたので、思う存分楽しめました。
帰ってきたら、犬が飼い主そっちのけで親になつきまくってましたw