DSPはVIA/ICEnsemble ENVY24 HTとアナウンスされていましたが、実際には廉価版のENVY24 HT-Sであるという話もあります。アナログは2in/2outの製品ですので、どちらであっても機能的な差は無いと考えて差し支えはないのですが…。
最大の特徴となるのは、基板が上下で分離可能な構造となっていて、上側の基板の装着方向により入出力コネクターをRCAピンとTRSフォンとで選択可能としているという点です。業務向けの機器との接続性や音質を重視するのであればTRSフォン端子を、コンシューマー向け機器との接続性を重視するならRCAピンを、それぞれ利用するための構造ということです。
ただ、この方法は一見理にかなっているように見えてあまり意味がないようにも思えます。基板に着脱可能な箇所を設けることで無駄に接点を増やしてしまっている分、むしろノイズ等の要素では不利になることも考えられます。高品位なTRS→RCA変換アダプターを同梱した方がよほど合理的なようにも思えるのです。
私自身ESI/Audiotrak製品を過去に何度か使っていて、その度に音質面ではがっかりすることが多かったので、この製品にも多くはは期待せずに買ってきました。
このメーカー独自のE-WDMドライバーとDirectWireにはなかなか見るべき点があると思いますので、音質よりはこちらの機能面を期待して買う分には悪くない製品であると思っています。
後日試聴してみて、音質面で評価するべきと感じた場合のみ、その旨をこのレビューに追記したいと思います。
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購入金額
2,980円
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購入日
2014年01月19日
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購入場所
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