会社で使っていたマウスが出先で壊れ、急遽入手したマウス。
小さい街の電気屋で、あまり高額でなく入手できる、追加ボタンがあるマウスで、Bluetooth対応のもので探したら、面白い特徴を持ったマウスを売っていたのでそれにしてみた。
ELECOMのBluetooth対応5ボタンワイヤレスマウス、SHELLPHA SH30BBSKBK。白いのもあったが、安定の黒で。
ELECOMのエルゴノミクスマウスSHELLPHA SH30BBSKBK。
エルゴノミクスマウスの「SHELLPHA(シェルファ)」シリーズに属するマウスらしい。かなり安く売っていたが、実は同シリーズの最高機種のようだ。
※他に3ボタンのM-SH10BBSKや、チルトホイール機能だけが省かれたM-SH20BBSKがある模様。
機能的には
・Bluetooth5.0対応ワイヤレスマウス
・読み取り方式はBlue LED
・5ボタン(左右と親指前後、ホイール)
・チルトホイール機能あり
と言ったところで、ここまでなら普通の?多機能Bluetoothマウスなのだが、本マウスには、さらにふたつ際立った特徴がある。
一つは買ってから気づいたのだが、本マウスはマルチペアリングが可能。
CH1と2の2台のPC類とペアリング可。スライドを途中で止めるのは面倒なのでCH2をメインが吉。
電源スイッチが単なるON/OFFではなく、CH2/CH1/OFFとなっていて、2つのペアリング先を記憶することが出来る。先日業界の集まりでスライド映写担当になり、自分が持ちこんだものともう1台、計2台のPCを交互に使うことになったが、スイッチの切り替えで操作対象を選択でき、「1台は本体付属のタッチパッドで操作だな」と覚悟していた自分にとっては、発表の後の質問でスライド戻しをするなど単純送りではない動作をさせる際に、両PCともマウスで操作できて快適だった。
もう一つが、このシリーズ「SHELLPHA」の特徴であるエルゴノミクスデザイン。
このマウス、上から見ると「右利き特化型の、人差し指担当の左ボタン側が出っ張っていて、小指側に向かって肩落ちしていくシェイプ」という比較的よく見る形なのだが、前後や横から見ると全く普通じゃない。
親指側が、浮いているのだ。
マウスを持つことを考えないで、単に肘から先を自然に机の上に置くと、小指側の掌の横は机につくが、親指がべったりとつくケースは少ないはず。一方多くのマウスは親指側と小指側の高さが同じなので、マウスを使う際には親指側に手首を常にひねった形で使っていることになる。この負荷を軽減しようと、小指側に傾けた設計になっているらしい。この親指側が持ち上がったタイプ、Logicoolやサンワサプライなどでもラインアップされているが、あれほど「立って」おらず、もう少し「普通の」マウスに近い感じ。
親指側がこれだけ上がっているので、使用時は当然親指つけ根も机から浮いた形になる。
確かに、持った時の手首周りの筋肉への力の入り具合は少ない感じがする。疲労はより少ないかも知れない。また、このマウスを買ってから一度、立って発表しながら、低い位置(座って使う机の位置)にあるPCを、その机の上で本マウスで操作したことがあるが、立ったままで低い机に親指つけ根をつけるというのは、より「ひねり」が大きくなるためか、この時はこのマウスは劇的に使いやすかった。
一方、普通に机の上で使う分には、若干の違和感がある。自分にとってマウスの操作は、「親指のつけ根が完全に接地している」ことを前提に体が覚え込んでいるようで、親指つけ根が浮いているとどうも「不安定感」があるのだ(個人の見解です)。マウス操作は親指つけ根をスリスリしながらしたいなー...というか、親指のつけ根を支点にしてカーソルを微調整したいなー...というか(個人の見解です)。
そこが「かぶせ持ちなのにつまみ持ちのような感じ」で、微妙な力の掛け方に違和感がある印象。
ただ、その後壊れたマウスの代わりに数ヶ月使い続けたら、違和感が収まってきたので、結局は慣れなのだろうか。他社の「エルゴノミクスマウス」はもっとガッツリ立っているので、それに比べるとあまり違和感がない感じで慣れやすいか?
慣れさえすれば、手首への負荷軽減効果がある利点が効いてくるのかも。
ま、自分はマウス腱鞘炎とは無縁の最強手首だったので、自覚するのは難しいだろうけど(レビューだいなしw
ちょっとヘンな?形だけれど、慣れれば当初の違和感は軽減されてくる。
【仕様】
接続方式・規格:Bluetooth5.0 Class2
対応プロファイル:HOGP(HID Over GATT Profile)
対応OS(Windows):Windows 11/10
対応OS(Android):Android 13/12/11
対応OS(macOS):macOS Sonoma 14/macOS Ventura 13
対応OS(iOS):iOS 16
対応OS(iPadOS):iPadOS 17/16
対応OS(その他):ChromeOS
通信方式:GFSK方式
電波周波数:2.4GHz帯
電波到達距離:最長約10m
接続先切替機能:対応(Bluetooth:2台)
読取り方式:Blue LED
センサー分解能: 2000DPI
ボタン数:5個(ホイールボタン含む)
ホイール数:1個
電源:単3形電池本
電池寿命:最長約18カ月
外形寸法:幅約86mm×奥行約115mm×高さ約48mm
重量:約81g(電池含)
内容物:マウス本体、動作確認用単3形アルカリ乾電池
カラー:ブラック
保証期間:1年間
当初違和感があるが、手首のひねりは少ないので長期的には...?
マウスを小刻みに動かしてポインターの先端を狙った位置にぴったり合わせるという操作で、親指のつけ根が接地しているときと、「軸」が変わってしまうので、最初は違和感があった。
今はだいぶ慣れたので、手首の筋肉の負担が少なくなっていることを期待したい。
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購入金額
3,735円
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購入日
2024年08月頃
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購入場所
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