今回レビューさせて頂く商品は、「Logicool Wireless Mouse G700 」です。
日本より先に製品発表した米国では、「Wireless Gaming Mouse G700」という型番でゲーミングマウスとして発売されています。
国内はもっと幅広い層に受け入れられるために変更した模様。
有線/無線の両方の接続に対応した 「クリエイティブプロフェッショナル仕様(クリエイターに最適なプロ仕様?)」を謳うハイエンド「ワイヤレスマウス」です。
レビューするにあたり、使用する主な機器はこちら
【CPU】インテル Core 2 Quad プロセッサー Q9450(2.66 GHz)
【メモリ容量】3GB(1GB×2 512MB×2、ビデオメモリー共有)
【HDD の製品名、型番】SEAGATE ST3500830AS (容量:500GB 回転数:7200rpm キャッシュ:8MB インターフェイス:Serial ATA300) (2台をRAID 0にて使用)
【グラフィックスカード】MSI グラフィックボード AMDシリーズ R5770 Hawk (PCIExp 1GB) 搭載チップ:ATI/RADEON HD 5770 ドライバーバージョン8.920.0.0
【OS】Windows 7 Ultimate SP1 32bit
【マウスパット】
【レビューに使用するゲーム】バトルフィールド3での使用体験をメインにレビューしていきます。
【現在使っているマウス】このマウスと比較しながらレビュー。
付属のUSBケーブルが少し硬いので、有線接続の際若干扱いづらい。
レビュー品到着 & 梱包編
ボタンの役割を変更したい場合には、ソフトウェアの導入が必要。
ソフトウェアのダウンロード
G700はドライバをインストールしなくても、そのまま利用可能です。
ただし、出荷状態だと一部のボタンが割り当てられていません。
全ての機能を利用したい場合、またカスタマイズしてボタンの役割を変更したい場合には、「ロジクールのソフトウェア「SetPoint」の導入が必要となります。
G700にはソフトウェアインストール用のCDが付属していませんので、「SetPoint」を公式ページよりダウンロードしてくる必要があります。
ソフトウェアの設定
重さとチャタ以外は不満なし。
①反応速度
我々には無線、有線の挙動の違いがわからなかった。
これは勘違いを意味するのか?否!現実なのだ!
人類史上最高のマウスと称される「MX-R」ですら成し得なかった無線式マウスの弱点、「挙動のラグ」や「スリープ復帰時のもたつき」すら克服して見せたのである。
この事実に驚愕しない者は存在しないであろうと、私は断言する!!!
(一部KT式レビュー法を使わせて頂きました。)
「Direct Input Mouse Rate」によるマウスレート計測
初期設定の数値500Hz以上出ています。
「SetPoint」の設定により最大1000Hzまで上げられます。
②クリック感
メインスイッチはカチッカチッという音で深い感触、それ以外はコツコツという音で浅い感触です。
MX-Rより押した感があるので、好みが分かれるかもしれません。
③他ボタンのアドバンテージ
中央に高速スクロール機能搭載のホイールがあります。
ホイールを回した時のカチカチがある「click-to-click」モードと、指で回すと回り続けるHyper-fast scrolling」モードを切り替える方式になっています。
モードの切り替えが、MX-Rだと押し込み式の切り替えでしたが、G700だと別ボタンでの切り替えとなりました。
シンプルな分こちらのほうが壊れにくそうです。
「Hyper-fast scrolling」モードのすべりがMX-Rよりもいいので、少し止まりにくい印象を受けました。
左に汎用ボタンが4個、固まっているので慣れが必要です。
握り方や親指の置き方により、左のボタンに指を合わすと右のボタンが押しづらくなります。
右のボタンに合わせると今度はその逆です。
手の大きい方の押し分けは、相当困難だと思います。
④ワイヤレスの良さ
ワイヤレスの良さ以前に重すぎるので、利点が損なわれていると思います。
マウスを動かしても初動がMX-Rより悪く、滑りにくく感じました。
ゲームに用いなければ、有線と同じ感覚で操作できるすばらしい無線マウスですが。
「マウスパッドとの相性じゃないか?」というご指摘を受けましたので後で試したいと思います。
マウスはたくさん持ってますが、マウスパットがまともな物を一つしか持っていないので…。
⑤重量
このマウスの最大の欠点です。
MX-Rとくらべてもスペック上の重さよりだいぶ重く感じます。
まあ慣れるんですが、若干疲れやすく感じます。
⑥ケーブル
付属ケーブルが少し硬いので、少し扱いつらいです。
もっと細いケーブルかやわらかいケーブルに変えたほうが良いかと。
他社製の細いケーブルに変えることにより、操作感は劇的に変わると思います。
PCに接続することで充電しながらの作業や、充電池を外した状態での動作にも対応しているのは、充電池の持ちが悪いので助かります。
マウス正面下部にラピットアクセスケーブルポート(充電用のケーブルを差し込み口)が有ります。
ケーブルが若干挿し難いので、改善の余地があるかと。
⑦電池
こんなに多機能で、しかもMX-Rより重いのに充電池1本…。
2本にしたらさらに重くなるので致し方ありませんが、やっぱり電池が持たなさすぎ…。
ゲーム用として利用する場合、無線のみで過ごすつもりなら交換用のエネループを常備するか、毎日充電が必要ですね。
ちなみに、フル充電まで4~5時間かかります。
充電する際、いちいちケーブルを刺さなくていけないのは面倒ですし、若干挿しにくいです。
クレイドルじゃないと、こうも面倒くさいとは。
⑧レシーバー
超小型なので、ノートPCなどに挿したまま外さなくて持ち運べるので便利です。
またマウス単体で持ち運ぶ場合でも、マウス内部に収納することができるのでなくす心配がありません。
ただ、MX-Rと違って電池蓋を外してからじゃないと挿せないのは面倒です。
紛失する可能性は下がりますが。
⑨手へのフィット感
なんか左右の部分がざらざらしているせいか馴染めず、慣れるまで2日ほどでかかりました。
値段のわりに触り具合が若干安っぽいのが残念です
親指の触れる場所の触感は、MX-Rみたいなラバーがよかったです。
MX-Rの後継機は「Performance Mouse M950」ですが、私には大きすぎるので購入を断念しました。
G700は形状はMX-Rとだいぶ違いますが、大きさはかなり近いのでMX-Rに馴染んでる人なら違和感なしで使えると思います。
少し背丈が高すぎるせいか重く、疲れやすく感じてしまうのが残念です。
⑩ゲームでの利用
BF3で試しましたが、予想以上に相性が悪く感じました。
MX-Rと比較すると、あきらかに反応が遅れます。
重すぎるせいなのか、滑らないせいなのか、下手糞なせいなのか(汗)
両方最高だけど…。
MX-Rとの比較
後継機種での軽量化を望む。
Logicool Wireless Mouse G700
製品名 : ロジクール ワイヤレスマウス G700 (Logicool® Wireless Mouse G700)
価格 : オープンプライス
販売開始 : 2010年9月3日 保証期間 : 3年間
マウス本体サイズ (横x奥行x高さ)mm : 79.8 x 126.3 x 45.9 マウス重量 g : 151(乾電池含む)
レシーバーサイズ : 14.4 x 18.7 x 6.1 レシーバー重量 g : 2
ケーブル長 cm : 170
カラー : ブラック
センサー能力
センサー方式 : 不可視レーザー
解像度dpi : 200~5,700(可変式)
イメージプロセス : 12メガピクセル/秒
最大加速* : 30G
最大スピード* : 165インチ/秒
感応性
USBデータフォーマット : 16bit/axis
USBレポートレート : 1000レポート/秒
スリープモード : 設定可能
摩擦係数
動摩擦係数 -μ(K)** : 0.09
静止摩擦係数 -μ(S)** : 0.14
総ボタン数 (含む横スクロール) : 13
スクロールホイール : 有(高速スクロール機能付)
水平スクロール : 有
対応ソフトウェア : SetPoint™ 6.x (ロジクールのWebサイトからダウンロードが必要です)
対応OS : Windows XP / Windows Vista / Windows 7
接続I/F : USB
付属品 : 充電ケーブルおよびレシーバー用延長ケーブル
今でも現役で使っているくらいお気に入り(壊れて2代目だけど…。)
結局、重さを克服できるかどうかで、印象がかなり変わると思います。
今まで軽いマウスを使っていたような人が、これを使ったらどう感じるんでしょうか。
逆に今までMX-Rを使っていた私は、すぐなれて使いやすかったです。
MX-Rの後継じゃないのかこれ?(汗)
ボタン数が多くて使いこなせない!というか覚えられない…。(私の問題。)
慣れて覚えた上で使いこなせれば、効率が上がりそうですが。
設定さえすませてしまえば、ショートカットを多用する人に役立つアイテムかと。
クレイドルをなくしたのは非常に残念です。
無線で使用後にいちいちケーブルでつなぐのが面倒で、使用中に電池切れになり優先で仕様にすることが多いです。
内蔵充電池とエネループでこんなに使用感が変わるものなんですね。
MX-Rの不満は内蔵充電池くらいで、「何で交換できないんだ」と思っていましたが。
いちいちエネループを交換して使うのはめんどくさいので、ケーブルで繋いでしまいます。
最後に、このたびはレビューをさせていただく機会をいただきまして、株式会社ロジクール様、zigsow株式会社様及び関係者の皆様、ありがとうございました。
287個目。
きっちょむさん
2012/02/22
やっぱり良いレビューだと思います。分かりやすい!
あと、、あえて言うなら、
KT式というか、、むしろギレン式だと思いましたwww
UDさん
2012/02/22
流石ですね、見抜くとは(汗)
ギレンの演説(TV版、映画版)見なおしましたよw
動画貼るのは流石にやめましたが…。
KT&GZ式にしようとかも考えましたw
リーダーさん
2012/02/22
あっれ・・・そんなに電池もたないんですか?
結構興味のある製品だったので、そこはかなり重要ポイント・・・
UDさん
2012/02/22
ケーブル挿し忘れてしまうんですよね。
実際に、何時間持つか調べてないです(汗)
市販のアルカリ1本でどのくらい持つか、調べたいとは思っています。
あと、電池消費のモード切替もあるので仕様用途でもことなると思います。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2012/02/22
多ボタンマウスとしてはなかなか良さそうですネ
UDさん
2012/02/22
あー作業状態をちゃんとか書かないといけませんね(汗)
バッテリーパワーモードは標準ゲーミング(真ん中)
解像度は 800dpi、ポーリングレートは 1000Hz(MAX)
これらの設定を低くするだけで、数倍の差が出るようです。
レビュー中で最高設定なので、電池の持ちが悪いのもしょうがないといまさら弁護しておきます(汗)
mickeyさん
2012/02/22
掴みはOK(^^)で、中身も比較などあり
とても参考になりました。
仕事では、Performance Mouse M950を
使っているのですが、ホイールが同じですね。
よく使うせいかホイールの右側だけ光沢が
剥げてきましたw
UDさん
2012/02/22
なーんも浮かびませんでしたw
結局、MX-R最高!になってしまいますw
zookeeさん
2012/02/23
電池の持ちが気になっていたんですが、あまり良くなさそうですね・・・。
これだけボタンが多いと私にはフル活用できそうにありません^^;
我輩!テトであーる♪さん
2012/02/23
すごく参考になりました♪
ですがひとつ問題が!!!!
このモデルはニュータイプ専用でしょうか!?
UDさん
2012/02/23
ボタンなかったとして考えても、お勧めできるマウスですよ。
レビューなので粗も探してますがw
UDさん
2012/02/23
オーガスタ研究所、ムラサメ研究所などで強化を施せば問題無しですw