レビューメディア「ジグソー」

プレミアムレビュー第八弾! ヘッドセット編




この度はプレミアムレビュー"Logicool PCゲーム用ラインナップ「Gシリーズ」"に選出頂きありがとうございます。
関係者の皆様に御礼申し上げます。


さて、ここからレビューに移る。

○概要
LogicoolのUSB接続7.1chサラウンドヘッドセットだ。
ゲーミンググレードということで様々な機能が用意されている。
ヘッドホンとしては一般的な40mm径のドライバユニットを内蔵。


○特徴
まずはなんと言っても7.1chのサラウンド機能を内蔵していることだ。
臨場感あふれるサウンドを提供してくれる。

コントローラは左ハウジングと一体になっており、インラインコントローラよりも壊れにくく、また大きな操作部によってとっさの操作にも迷わず対応できる。

マイクはスイングさせることが出来、好みのポジションに動かすことが出来る。


○開梱
それでは開梱していこう。

まずは外箱の外観からだ。
おなじみLogicoolのコーポレートカラーにゲーミンググレードを示すコピーが並ぶ。
右半分はプラスチックのカバーの向こうにG35自体が見えるようになっている。
ヘッドセットは展示しやすいものではないであろうから質感などを確認するには良いパッケージだ。


パッケージの裏側には特徴が箇条書きでわかりやすく書かれている。


陳列のためのフックは箱に直接設置されている。
そこそこ重量がある商品のためか、2カ所でつるすように鳴っている。さらに樹脂パーツを使うことで強度を増しているようだ。


封を切り中身を取り出すとこのように3つの箱から成り立っている。
左側の白い細長い箱、真ん中の黒い平たい箱、そしてG35本体が入っているプラスチックの箱だ。


まずは細長い白い箱を開けてみよう。
中にはヘッドバンドにつけるパッドが厚みの違いで2種類入っている。
本体に装着されているものとあわせて合計3種。


黒い薄い箱にはドライバCDとマニュアルが入っている。
こちらのマニュアルはG510やG700のものとは違い冊子で、一般的な説明書と似た形となっている。


そしてプラスチックの箱に覆われたG35本体だ。
黒を基調としたパーツ構成で、イヤーパッド奥の赤いパーツと各ボタンの赤い印字がアクセントとなっている。


○本体外観

左右のハウジング部。
左側にコントロール部やマイクなどが集約しており、右ハウジングはスピーカーが内蔵してあるのみのようだ。
G1~3ボタンは機能を自由に割り振りが可能だ。
ミュートボタン、ボリュームボタンは十分に大きく、操作がしやすい。
後ろ側にはサラウンドの有効/無効の切り替えスイッチがあり、下にすると有効、上にすると無効(2ch動作)と切り替わる。


ハウジングの内側。
赤いパーツが組み込まれており、一つのアクセントになっている。
イヤーパッドは合皮製で、取り外しが出来るようになっている。
やはり蒸れやメガネとの兼ね合いからオプションでもかまわないので布製のものもあればと感じた。


ヘッドバンド部はゴム製のカバーがつき、G35の刻印などがデザインされている。
サラサラとした手触りだ。


ヘッドバンド裏側。
マジックテープで取り外しが出来るようになっている。
パッドは端がゴム部にすっぽり収まるようになっているので一体感がある。
多少位置決めに苦労するが一度つけてしまえばずれることはない。


ヘッドバンドを伸ばすとハウジング部との間に目盛り付きの金属バンドが現れる。
不意に伸び縮みしてしまってもここの数字を覚えておけば即座に元通りに出来るのはありがたい。


マイク部分は最大ここまで下げられる。
ちょうど口元のやや下側まで下がる形になる。


左右への振りは最大でこのくらい振れる。
マイクの感度が良いのでポジションにはあまり迷わないだろう。



跳ね上げた状態では自動的にミュートされる。
先端に赤いインジケータがついており、スモークがかかった透明な樹脂部品から透けて点灯を確認出来るようになっている。
初期設定時は点灯時ミュートONだ。


搭載チップはTrident UAC 3556Bというものだ。
調べてみても採用例などは見つからなかった。


コードは布巻きで直径はおよそ4mmもあるので多少取り回ししづらい。
ただし耐久性は期待できそうだ。


○付属品


ヘッドバンドに取り付けるパッドが3種付属する。
G35本体にもともととりついているのは一番厚みのあるA、そして白い箱に収められているのが中くらいのB、と一番薄いCだ。


ABCの種別は裏側のプレス刻印で確認ができる。


○使い心地
実際に使ってみた感想を述べよう。
比較対象はCreative Fatal1ty Gaming HeadsetPCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audioに刺したものだ。

G35を手に取ったときにまず思うのが大きく重いなという印象だった。
ただし、装着してみると見た目や持ったときの印象よりは重くない。
大きさも見えるものではないので気にならない。
側圧が強いようにも思うがこれについてはティッシュ箱に挟んだりして調節すれば良いだけだ。

・音楽のリスニング(音質を見るために2chで確認)
ドンシャリ傾向で高音がかなりキツい。
後述のツールでイコライザをかけられるが、ごまかしでしかないので伸びがスポイルされてしまう。
音楽鑑賞には堪えられなさそうである。

・FPSをプレイ(Alliance Variant Arms)
高音のキツさがここでは良い結果を見せる。
周りの音は爆発音などの中でも周囲の細かい音が聞き分けやすく、FPSでは心強い。
サラウンド効果も手伝って臨場感は抜群だ。
後ろへの音の回り込みは少ないものの、意識すればちゃんと後ろ側であることがわかる。

・レーシングゲームをプレイ(DiRT3)
すぐそばでデッドヒートを繰り広げるライバル車の激突音、迫り来る後続車のエンジン音がリアルに感じられ、こちらも臨場感はかなり良く感じられる。

・ボイスチャット
ボイスチャットのみでの使用では高音のキツさが辛く、女性の声などは長時間聞いていられない。ツールのイコライザで調節すれば聞きやすくなる。
男性の声であれば聞き取りやすく、とくにイコラインジングの必要はないが相手によっては調節した方が良いだろう。
ゲーム中では素の特性もあり聞き取りやすい。
マイクのミュートをするとき、このヘッドセットはソフトウェアで遮断するようでON/OFF時のポップノイズが大幅に軽減されている。


○設定ツールなど

設定はG510と同じようにLogicool ゲームソフトウェアから行う。
対応デバイスが複数接続されているばあいは下部の製品アイコンをクリックすると選択できる。


G35にもGキーが備わっており、各種コマンドを割り振ることが出来る。
割り振り方はおなじみコマンドをGキーへドラックアンドドロップだ。


イコライザは簡易なものとアドバンスドイコライザーとよばれる音域ごとのものが用意されている。
ベースとトレブルのみのイコライジングで足りない場合はアドバンスドイコライザーを使うと良いだろう。
電源マークをクリックすると有効/無効が切り替えられる。
音によるミュートの指示をオンにすると電子音でミュートのON/OFFを知らせてくれる。
プッっという音でミュートON、ププッという音でミュートOFFだ。
マイクライトの設定はマイク部のインジケータの動作を設定する。
ミュートをフォローではミュート時に点灯、通常時は消灯となる。
光が目に入って邪魔だと思ったらオフにしてしまえば良い。
オンにすれば暗いところでもマイクの位置確認が出来る。



こちらではサラウンドの設定を行える。
設定はサラウンドの切り替えスイッチを有効にしないと設定が出来ない。
設定はそれぞれのチャンネルの音量バランスを調整できるようになっている。


マイクの設定だ。
声の高さを調節し、モンスターの顔のアイコンをクリックし音声を選択するとマイクから入力される音が加工して送信されるようになる。
音声プレビューのチェックを入れると加工後の音声が聞ける。


○総評
G35は多くの機能を盛り込んだサラウンドヘットセットだ。
その特性もゲーミングヘッドセットとして作られているだけあり非常に向いている。
USBサウンドデバイスであるためにこの特性はどのPCでも再現できるため、ヘッドセット、キーボード、マウスを持ち出せばどこででも自分の入力環境でプレイできる。
欠点は基本的に見当たらないが、若干重い点と価格だろうか。
価格は機能に魅力を感じるのであれば問題にはならないし、重さもすぐに慣れるレベルだろう。

ゲームをすること、この一点のためにつくられたこのヘッドセット、是非お勧めしたい。



それでは私infychanのLogicool G35のレビューを終わる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


                                   infychanプレミアムレビュー

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