先日仕事の都合でSSDを見るために、パソコン工房の店頭に足を運びました。
本来の目的だったSSDは手頃なものを見つけられず、結局セール開催中だったAmazonで手配したのですが、妙に安いKINGMAX製microSDXCメモリーカードが置かれているのを見つけてつい買ってしまいました。
KINGMAXはPC用メモリーやSSD、フラッシュメモリーカード類で意外と古くからあるブランドです。元々はDRAMモジュールを製造するKINGMAX Semiconductorが1989年に設立されていて、私も昔ThinkPadに装着していたDDR SODIMMがKINGMAX製だったことがあります。
フラッシュメモリー類を扱うKINGMAX Digitalは2001年創業で、以前SATA SSDをレビューで取り上げたことがありますね。
また、128GBのmicroSDXCメモリーカードを取り上げたこともあります。
上記128GBのmicroSDXCメモリーカードは、半年ほど前に千葉の販売店店頭で3桁価格になったことに驚いて買ったものでしたが、今回は256GBで1,580円とさらにGB単価が大きく下がっていたのです。恐らく128GBモデルとは容量違いの同意シリーズの筈ですので、性能の傾向は恐らくほぼ同じでしょう。128GBモデルが値段の割には十分良好な性能を示してくれていましたので、多少は期待を持って購入しています。
一応株式会社SACという国内代理店が取り扱っている正規流通品です。
製品仕様が記載されていました。最大転送速度はRead 90MB/s、Write 30MB/sということで、読み出しはまずまずですが書き込みはあまり得意ではないという書かれ方です。Video ClassがV30と記載されていますので、シーケンシャルライト30MB/sは保証値となるわけですが…。
「Made in Taiwan」の上に記載された数字は、恐らく「256GBの『M』icro『S』D 2023年19週製造」の意味ではないかと予想されます。
特別に速いわけではないが、使っていて不満は感じない
それではいつも通り、ASUS PRIME X370-Aに接続したiBUFFALO BSCR20TU3で速度を計測してみましょう。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(MB/s表示)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(IOPS表示)
以前取り上げた128GBモデルとほぼ同じ傾向を示しました。シーケンシャルリードはUHS-Iの限界付近まできちんと出ていますが、シーケンシャルライトは70MB/s前後辺りで止まります。まあ、今となっては廉価品の性能ですが、一昔前の高速モデルと同等の速度は出ていますので、使っていて速度に不満を感じることはまずないものと思います。
また、これも128GBモデルと同じ傾向ですが、ランダム4Kで読み出しもそこそこ優秀ですが、書き込みの方が意外と高水準な値を示します。細かいファイルの連続書き込みであれば比較的快適といって良い速度ではないでしょうか。
256GBで1,580円という実売価格ですが、この価格でこれだけの性能を示してくれれば特に不満はありません。生憎一週間のセール価格だったようで、現在はかなり値段が上がってしまいましたが、またそのうちこれ位の価格で売られることもあるでしょう。そうなればかなりのお買い得メモリーカードであることは間違いありません。
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購入金額
1,580円
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購入日
2023年09月01日
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購入場所
パソコン工房
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