レビューメディア「ジグソー」

M-9モーター搭載DD51の修理に

 

 

 

TOMIX Nゲージ用のモーター。

M-13の中でも一番汎用性が高いタイプで電車とかだいたいコレらしい。

今回はM-9搭載DD51の修理用に使用。

TOMIXのDD51は2004年に発売されたHGシリーズで完全に設計が変わり、フライホイール動力とM-9モーター搭載等々大きく進化した。

 

以前登録した2022年発売製品では、最近のTOMIX製品と同じように新型のM-13モーター搭載はもちろん、更に動力ユニットを設計変更し、外装の基本こそ同じだが車高調入れたように台車と車体間の隙間が狭まった。ビッグマイナーチェンジといったところ。

 

なので2022年製品(M-13搭載世代)を境に台車の互換性もない。但しモーターに関してはM-13とM-9で形状互換があり、TOMIX製品は特種なものを除けばどれも同じものを使っているので、軸とかのカタチがあえば交換可能になっている。

M-9モーターは残念ながら故障率が高かったらしい(自分は最近調べて知ったが)上に、DD51はM-9搭載製品としては最初期の2004年発売にあたる為古いものだともう20年近いので故障率云々以前に壊れておかしくない年数。

手元のDD51のうち3両がM-9搭載世代(全てヤフオクで価格重視で選んだくたびれ気味車両)だったのだが、以前1台が不調になっていて早々にM-13に交換したのだが、今回暫くほったらかしていた品番2215 JR北海道カラーの1両がやはりモーター不調と思われる症状が出たので、分解整備がてら交換してみる。

更新: 2023/08/11

交換作業は簡単だが車体ほぼ全バラシ

流石にモーターの交換となるとまあまあバラす必要がある。とはいえM-9世代DD51は全体的にツメも外しやすくバラす部品は多いが比較的簡単な部類かと。

工具も基本的に要らないが小さいマイナスドライバーか、目打ちや画鋲といったちょっと尖ったものがあるとツメを外しやすい。無くてもいける。

まずは中央のキャブを外す。これは元々ライトスイッチの切り替えの為に着脱が必要なのですぐ外れる。次に前後のボンネットを外す。キャビンから前方にスライドさせるようにして外す。

これでだいたい動力ユニット剥き出し。

キャビン下部の外装も外す。

キャビン内部緑パーツを外すとライト基盤も外せる。基盤外すのは最後でも構わないが自分はあまり基盤触りたくないのでとっとと外してしまう。

台車も3つとも外す。中央はちょっと外しにくいのとバネがどっかいかないように注意。

台車を外したらダイキャストの動力ユニットから残ったランボード枠を外す。

ここが前後のツメと左右2つづつ6か所のツメでがっちりとまっていてちょっと怖いがランボード枠は結構やわらかいのでけっこう大袈裟に外しちゃって大丈夫かと。

動力ユニット単体になったら中央台車基部になっている黒いパーツを外す。ライト基盤固定の緑パーツとこの黒いパーツで動力ユニットの左右を固定しているので外した時点で動力が左右にぱっかーんするので注意。

今回はモーター交換なので余計な場所はなるべくバラさないようにする。シャフトとか小さいので紛失注意。

手前が取り外したM-9モーター。モーターの方は付属している枠と集電バネは使わない。集電バネは他のモノの保守部品にでもしておこう。

あとは逆の手順で元に戻すだけだが、全部組み立てた後に動かないと悲しいので最低限のパーツを付けた状態で走行テストしておいた。

これでできあがり!!!

 

…と言いたいが実はこれ北斗星だけに重連用に2両あるのだ。

M-9とM-13は速度差が結構大きいので重連したら負荷がかかってタイヤとかヤバそう。なので問題のないもう1両もM-13に交換する。こっちのM-9モーターは現状問題ないので保守部品として保管しておく。

更新: 2023/08/11
使用感

修理部品としては問題無し

旧製品と互換のある形状で新型を出してくれるのはユーザー側にとってもありがたい。

より低電圧で起動し、最高速は抑えられる感じなので鉄道模型としてはいい方向の進化だろう。

但し今回のように重連や2動力車編成の場合全てを交換しなくてはならないのに注意。

(実は自分も今回別の調子がいいM-9車をM-13にして調子のいいM-9をDD51に移植するか悩んでいた、モーター1個ですむし)

 

一時期は品薄が続いていたが2023年後半には普通に入手しやすくなっている。品薄だった頃の名残か変にAmazonやネットオークションに流れているが普通の模型店から買う方がいい。

 

鉄道模型全般に言える事だが他の趣味品に比べるとモーター1個に1500円は割高感があるが、古い製品のモーターを交換できるのは助かる。

更新: 2023/08/11

M13化2004年DD51と2022年DD51の差

繰り返しになるが2004年から展開されていたM-9搭載DD51と2022年にM-13化&車高が改良されたDD51では、台車の互換が無い辺りからも動力ユニットの設計が変わっている。

以前M-9世代をM-13化した(↑の写真左のヤツ)時には、そいつが相当くたびれていたせいもあったのか新品のM-13搭載車と速度差が随分あるように感じたのだが、今回の北斗星色2両(品番2215)はM-13化でかなり新品のM-13世代に近い速度になったので重連もできそうだ。

 

ただ実際繋げると車高の差が露骨に出るので気になる人はキニナル。牽引力もM-13世代の方が大きく感じる(M-9世代のタイヤがヘタっている可能性も高いが)。M-13化M-9製品とM-13搭載製品の併結はできるけどあまりオススメはしないというのが個人的な感想。

  • 購入金額

    1,580円

  • 購入日

    2023年08月11日

  • 購入場所

    ジョーシン

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