パソコンだろうが車だろうが光らせるの大好き下小川君。久々に引っ張り出したNゲージも光らせたい。Nゲージで光るといえば室内灯。光る寝台列車とかいいですね。
つーわけで今回手を出したのが香港メーカーのNゲージ車両用室内灯。
TOMIX・マイクロエース・GREENMAX車両に対応(元々この3社は同じタイプを採用しており、KATOは別ラインナップ)。
電球色と白色で2種のラインアップがあるが、幅広・幅狭は区別なく両対応。常点灯に対応と一通り求められるスペックは満たしているがなんといってもコイツの特徴はその値段の安さ。1セット12両分で4500円。更に2セットで8300円、3セットなら12000円とちょい割引が入る。3セット購入なら1両あたり333.33ry円だ。
但し海外のメーカー直販オンリーで「https://www.densha.me/」でしか販売されていない。価格は日本への送料込みかつ他の手数料もないので上記の金額通りで手元に届くが、さすがに注文からすこし時間がかかる。自分は1週間程で到着したが、海外便はタイミング次第の感があるのでもっと伸びる事も多いハズ。
また複数セット割引の場合は電球色/白色の指定場所がわからずアルェー?となったが折り返しメールで聞いてくれるので返信すればいいようだ。
ざっくりまとめると
●明るさは十分(全力走行時は明るすぎるか?)
●白色は色温度高め・電球色は黄色味が高めだがどちらも許容範囲
●常点灯動作OK
●組み込みは薄い分要工夫&ちょっと切り離しや組み立てあり。自作するよりは遥かに簡単。
●リフレクター反射タイプじゃないので個室のある寝台列車とかだとムラが出やすい。
●特に長編成だとそのコスパが圧倒的
切り離し作業がある&固定に要工夫だが大した作業じゃない
届くとこんな感じで1セット分がまるまる1枚の基板になっている。
1本づつ基盤を切り離す必要がある。カッター等でカットラインを切っていくのが安心だが、自分は板チョコを割る感覚でパキっと(破損する可能性もあるので非推奨)。
その後は現物に合わせて長さをカットする。こちらはカットラインがないのでニッパー等でバキっと。よく切れる奴を用意しておかないと手が痛くなるのとカットした先が弾丸のようにぶっ飛んでいくので紙袋の中等でカットするといい。
カットしたら付属の集電スプリングを基盤の端子にねじこめばできあがり。
基盤上に一定間隔のLEDが並び全体を数で照らすタイプなので、TOMIX等純正タイプの1つのLEDをリフレクターで拡散するタイプより薄い。
長さに融通がきく一方純正と同じ固定方法だとガタガタするので要工夫。
自分は弱粘着タイプの両面テープで車内の天井に固定した。
また動力車の場合バネが長すぎてボディが上手くはまらなかったりするのでこちらも要調整。
またこの室内灯に限った話ではないがTOMIXの古い車両は一部集電シューが無いのでそういう車両に組み込む時は別途集電シューが必要。ハイ自分まさにそれで急いで古い箱漁って探してきました(昔純正を組み込んだ時にオハフ分が余ってた)。
一気に何台もやろうとすると結構手が疲れる。
こちらはマイクロエース車への組み込み。元々互換なので作業に大差なし。
若干不向きな車両はあるが許容範囲
※以下「純正」は特記無い限りトミックス白色LEDタイプとの比較だけど、手持ちの数が少なく、同型車で比較した訳ではないので感覚や推測も多くあります。参考程度に。
何か所かのLEDで照らすため光ムラが気になるかとおもったが大して影響はない。むしろリフレクター型の光源より遠い位置(車端部等)は有利。
●光り方
実際組み込むとなかなか明るい。
車内に仕切りが多い車両(寝台車等)の場合ムラが出やすかったり、光源が中央一列の為、片側が暗くなったりする。(写真は片側が廊下になっている寝台車で下段写真が廊下側)
たぶんこの辺はリフレクター型のほうが有利(このタイプにリフレクタータイプ組み込んだことないけど。
2階建て車両の場合も光の直進性が高いので1Fは結構暗くなる。まあこれはリフレクター型でも大差ないかも。また天井ギリギリまで窓がある場合照明ユニットの薄さメリットにもなる。
●色
色に関しては白はTOMIX純正に対して若干色温度高め(写真はTOMIX側が車内パーツオレンジのせいで黄色みがかってるが光源自体はそこまで差がない)、特に白色に関しては最近の車両は実物もこんな感じで色温度高めなので似合う感がある。
電球色は黄色寄りな感があるが許容範囲。こちらは比較対象としてどうかって感じもあるがKATOの電球(電球色LEDではなく電球の古い製品)。隣り合って並んでいてもさほど違和感は感じない。
これは電源車のみ白色、それ以外は電球色を組み込んだやつ。色の差ははっきり。
●常点灯
常点灯用の出力でも問題なく動作する。
ただ光り方の変化は少し差がある。TOMIX純正の場合出力5割以上はほぼ明るさ変化がないが、この製品は5割~MAXの間で更に明るさが明るくなる。
その為最高出力の場合は明るすぎる(ヘッドライトより明るくなる)感も。まあ全力走行なんてあまりしないだろうが。
フル編成を光らせるまんぞくかん
細かい点を気にしなければ、国内メーカー品の半分以下のコストで点灯させられる。
特に最近の車内が明るい通勤電車には向いている感。長編成ではその金額差はとてもでかい。
国内メーカー・模型店を支える意味でもメーカー純正品も適宜使いつつ、コストを抑えたい編成にはこれをぶち込むといいんじゃないかと。それか浮いたお金で増車しよう。
また今回入手した36両分は特に問題無かったが、国内メーカーや代理店を通していないLED用品はパソコン関連や自動車関連で初期不良が多かったりあっという間に不点灯するものの率が多かった。12本セットなので大抵そうなると思うが、使用予定数より多めに入手しておくのがいいかと。
【余談】
推測だがマイクロエースが発売予定の薄型室内灯はこれと同じようなLED基盤タイプのよう。使用感も近いものになる…かも?
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購入金額
4,000円
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購入日
2021年10月10日
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購入場所
densha.me
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