レビューメディア「ジグソー」

マイクロエース車両にも使えた

Tomix Nゲージ鉄道模型用のゴムタイヤ。

そう、Nゲージも大半はゴムタイヤがついている。現物より軽く、動力車も少ないのでゴムタイヤを履いてグリップ力を確保している。トラクションタイヤとか呼ばれたりするようだ。

但し車輪は給電も兼ねているので動力車4軸8輪のうち2輪だけ履いているというのが標準的。

大抵台車の内側の車輪についているようだ(写真は出していた車両の中でタイヤが判りやすかったグリーンマックス製車両だがメーカー問わず大抵この配置)。

 

で、ゴムなので当然経年劣化する。あと汚れたりすもする。劣化すると滑って特に上り坂でスリップして上れなくなるし転がり性能が悪い編成だと発進で盛大に空転してしまったりする。

消耗品なので幸い分売されており、これはTOMIXの5.6mm用。ぶっちゃけて言えば大半の電車・気動車等に使える一番一般的なサイズ。ちなみにDD51ディーゼル機関車もこれでOK。

つーかDD51機関車の交換用に買ったものだったが、ありがたいことに実質汎用サイズだったので特に中古で買った古めの車両は気が向いたら交換している。

 

尚そのDD51は中古購入時からタイヤの位置が内側と外側で不揃いで、どっちが正解か当時わからず外側あわせで組んでしまっている。その後入手した新品は内側で揃っていたので見事逆なんだが特に問題なく走っているのでそのままほったらかし。

更新: 2023/02/23
導入難度

車両次第だが他パーツの交換と比べると手間

で、そんな中オクで入手しちゃったのがマイクロエース A2175 北総鉄道7000形。独特な前面スタイルが現役当時数回見かけただけだったが印象深く、今更模型化されていたことを知り探していたもの。

ただ自分が狙っていた現役末期の姿のモデルは2007年発売で15年モノ。つーか自分が現物見かけた頃の発売じゃねえか。

動力車以前にT車の転がりが悪かったので一度台車を分解→再組立てである程度転がり性能を回復させたが、やはり家のちょい規定オーバー勾配を走るには動力車がスリップしてしまっている。

 

※主に別のTOMIX車両の内容だけど、分解→組立だけでもなんかしらんが転がりがよくなる件もかいてある記事↓

 

本題に戻って、タイヤの交換には動力台車をバラす必要がある。

TOMIX台車は結構バラしたので慣れてきているのだがそれでも台車まるごと交換に比べると手間。マイクロエースはそういえば台車自体の分解やったことなかったので手探りでバラしていく。

とはいえ基本的にTOMIXに近い感じで下側から4か所の爪を外して外側の台枠を外していく。

タイヤの交換は見たまんま。普通にTOMIX車両のタイヤを交換する時もそうだが捻じれてはまったりしないように注意。

 

タイヤを外すのが難しい場合はチョー小さいマイナスドライバーとかでめくって上げるとよい。但しゴムを傷めるので交換前提で。尚劣化が酷いと外そうとしたら古いゴムタイヤがポロポロしたりする。今回のマイクロエースは案外弾力があってまだ大丈夫そうに見えるがまあバラしちゃったので交換。

 

…で、TOMIXと構造が近いと思ったが組立が難しい。集電金具の位置が大きく異なる(無動力車に近い)のでイマイチ組み立て方がわからない。台車上側に集電金具まで一通りくっつけた状態のを外れないように手で押さえながら台車下側をハメるという方法でなんとかなったが他にもっといい方法があるのかも。

更新: 2023/02/23
実用性

ローコストにしたい or 部品入手が難しい車両に

タイヤ交換で明らかに上り坂でのスリップはほぼ無視できるレベルに。規定内勾配なら全く問題ないだろう。

家の線路は悪条件なので、もう一押しでボディ上部のエアコンパーツ内部にウェイトを足してあげたらより安定した。

尚そういう車両に縁があるのか今回もタイヤの位置が前後で不揃いな状態の中古品だった。新品時からそうだったのかは謎だが、新品タイヤに交換するついでに「内側揃え(一般的)」「前後違い(この車両入手時と同じ)」「外側揃え」の3パターンで走らせてみたら、内側揃え以外だとカーブで動きが悪かった。DD51は大丈夫だったけどやっぱり標準的な配置がいいのかしら。

という訳で内側揃えで組み立て確定。

 

台車単位で保守パーツが購入できる場合はまるごと交換したほうが確実だし簡単。更に言えば台車が入手できなくても例えばTOMIXの場合ギア付き動力車輪単位でも売っているので同じ台車をバラすならそっちでのほうが簡単だし他の不都合を改善できる場合もある。

 

あまりコストをかけたくない車両やそもそも台車単位の保守パーツが入手できない場合の一手として助かる。1袋で10個入っているから動力車5両分も交換できる。定価でも1両100円だ。(鉄道模型としては)ローコストなパーツ。

 

尚短編成の車両や、2つの動力車を前提とした車両(特に蒸気機関車+ディーゼル機関車や、電車気動車+電気機関車といった性能が異なる動力車両を繋ぐ編成)の場合は新品時からわざとタイヤ無しになっていたりするのでそういう用途なら別に劣化したままでもいいので、重連前提の北斗星カラーDD51は(めんどくさがって)1両だけ交換してたりする。

  • 購入金額

    440円

  • 購入日

    2022年頃

  • 購入場所

    Joshin

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