フォノカートリッジ テクニクス EPC-205CⅡL
レコードカートリッジは、ある部分の性能を良くすると他が悪くなる ならばオールパーパスモードで、3種類を商品化しましょうと言うのが今回のカートリッジだと思います。
カートリッジのコイル巻き数減らすことやカンチレバーを軽量化すると周波数特性は良くなります
ですが発生電圧は小さくなります この為、対策として強力な磁石に置き換えたりします。
コイルの巻き数を減らすとカートリッジの発生電圧はコイル巻き数に比例して小さくなります そしてコイルのインダクタンスも少ないのでコイルのインピーダンスZは低下します(Z=ωFL)F:周波数 L:インダクタンス ω=2×3.14 結果的に高域もロス無く再生できると言うことになります。
今回のジャンクカートリッジはローインピーダンスタイプ EPC-205CⅡL です。
このカートリッジはローインピーダンスタイプの EPC-205C-ⅡL で、出力電圧は2.0mVと下がりますが周波数特性をMC型並みに伸ばすことが可能なようです。針とボディが互換性を持って使い分けられる205C-IIシリーズの低インピーダンスモデルにあたるMM型カートリッジ。
EPC-205C-IIHとは針が共通となっていてチタン材による極薄のテーパードパイプを採用しています。
高磁力サマリウムコバルト磁石採用のワンポイントサスペンション方式を採用しています。
H、Lタイプで針共通という事は本体の違いという事ですね 内部のコイルインダクタンスはLタイプは40mH , Hタイプは560mH です ミリヘンリーですからかなりインダクタンス分はあります。
EPC-205CⅡL仕様
http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDTECHNICS/TECHNICSindex.html
袋に入って宅配便で届いた状態 代引き利用なら価格が1万円以下なら330円 銀行より安いです
205Cシリーズは交互に針は刺さると思いますが、性能や針先材質は違います
1975年当時は松下電器の名前が無くなるとは思いませんでした 家電のキングでした
205CⅡXという表記はシリーズ共通ですね L,S,Hタイプでこの銘板
補修用に楕円針を用意 カンチレバー部分を取り出し、カットします シース(鞘)方式?
カットした針先を元の針に接着剤を若干付けて被せます この時、針部分が垂直になっているか再確認し暫く固まるのを待ちます 1時間くらいしたらカンチレバー根元を補強の意味で接着剤で補強します この辺りは感性の部分で此れと言って決まりは無いです 接着剤はエポキシ系接着剤です。
CAMPUS N-43レコード針は2000円でした( ;∀;)
左上が初代205C で、順次後継品になります 207Cは廉価品ですのでちょっと違います。
オーディオの足跡 ”テクニクス / パナソニック”
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/etc/index3.html
初めのパーカッションとベース?あたりの押し出し感、残響感が良好でした マドンナ 「ボニータ」
ガラスの夏という曲は歪やすい?曲ですが、今回のカートリッジでは綺麗に再生できました。
RCH周波数特性
最後に
このカートリッジで松下電器はカートリッジのコツをつかんだんでしょうか MMカートリッジとしては優秀ですよね 歪率、周波数特性は抜きんでています でも...優秀な秀才てな感じもしますね
天下の松下電器ですからこの程度は当たり前田のカートリッジでしょう...こういうものは経験なんでしょうね まあでも音楽聴くには楽しいカートリッジです。
efu氏のWavespectraを使わせていただいています。
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購入金額
3,000円
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購入日
2023年07月頃
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購入場所
通販
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