※非運転台側をざっくりTNカプラー化する内容です。運転台側はやりません。
※製品のレビュー的な内容もライトというかルーズユーザーなのでざっくりです。
KATOのキユニ28。2023年に新金型で製品化されたもので、キハ58「土佐」とのセット編成版と単品版があるが自分は単品版。
かつて郵便や荷物を鉄道で運んでいた時代にキハ58系の一部としてその辺を運んでいたヤツらしい。詳しくはない。
ただこの露骨に少ない窓やでかい扉が異質で気動車に繋げるとアクセントになる。
ところでなんかKATOのプラケースちょっと変わった?ロゴが透明になって材質も少し変わった気がする。まあフタもケースもサイズは変わってないので過去のものにもつけられたけど。
先ほどキハ58系の一部と書いたが、元々キハ58系の1等車(今でいうグリーン車)になるキロ28を改造した車両の為。
車体はキハ40系に準じたスタイルに改造され、色も今回のモデルはキハ40と同じオレンジ一色(首都圏色)だからどう見てもキハ40系の仲間にしかみえない。
更に更に当時の気動車は系列が違っても繋げて運用されてたりしたのでキハ58以外に繋いでもリアリティが出る(自分はリアルは気にせずポコポコ繋げるタイプだけど)ので気動車で遊ぶなら1個あると楽しいヤツ。
旅客車と異なりデコボコしたドアや窓についた保護棒がしっかりと表現されていて情報量が多い。
扱いやすさをと精密さ、そして価格のバランスが流石KATOといった感じ。
土佐セット版と単品版では若干仕様が異なり、単品版は車番が異なるキユニ28-13。
スノープロウが付き所属表記が水ミトとなっていて水戸に配置されていた車両がモチーフになっているようだ。
はいぼく水郡線には思い入れありまして。ここでの登録名が下小川(水郡線の駅名)なあたりお察しですが。なのでつられてホイホイ買ったわけですよ。改造車ってのもいいよね。
まあこれ走ってた時期は知らないんですけどね!一応古い水郡線を意識したキハ40とか持ってるんでそれと繋げるとたのしそう。
非運転台側をTNカプラー化してみる
で、製品自体に問題はないのだが、自分にとってでかい問題がコレ。
家にあるキハの皆さんがTOMIX製。
昔のアーノルドカプラーならともかく最近はリアリティのある形状のカプラーがトレンド。残念ながらKATOとTOMIXのTNカプラーそれは互換性がなく繋げられない。
TOMIX側のTNカプラーを加工するとKATOカプラーを連結できるらしいのだが、今回はKATOカプラー持ちがキユニの1両だけ。繋ぐ可能性があるTOMIXキハのカプラー全部加工するのはめんどくさい。
となるとKATOのキユニをTNカプラー化するほうが効率的。運転台側はスカートとかがあって難しいが、大抵先頭に来るので非運転台側だけをTNカプラー化すればいいのだから簡単なはず。
尚ぼくは加工伴うカプラー交換実質初である。しかも出たばかりの新商品。大丈夫かな?
幸い非運転台側は床下機器も殆ど邪魔になるものはない。
元のKATOカプラーを丸ごと外すと穴がある以外ほぼフラットな床面。
左が外したKATOカプラー。右が用意したTNカプラー。TNのほうがでかい。
本体側は加工したくないので、TNカプラーの方を加工する。
使うTNカプラーは一番普通の6個売り密自連TNカプラー(0374)黒。左右についた枠でカチっとはめられる構造になっているが今回はその枠をバッサリニッパーでカット。
置き場所逆になって左がTNカプラー。
この時なるべく枠以外は残す。あまり内側を切ると分解してしまう。
今回のキユニは片側はちょっと干渉そうなパーツがあったので大目に切った。
お次は接着…鉄道模型のパーツ付けでよく言われる「ゴム系接着剤」ことGクリアを使用。これをTNカプラーに塗ってキユニの床板にベター。
固まる前に位置を微調整。左右中心線はもちろん前後位置も連結間隔に影響するので要調整。今回は隣(写真下側)に置いたTOMIXキハ40を参考に幌パーツからTNカプラーの先端がちょっと出るくらいに調整。
これでほぼTOMIXキハ40同士を繋げたような感じになる。
オーバーハングが長い車体なので台車との干渉も無し。間隔もOK。
ちなみに今更だが高さ調節は不要。平面同士の貼り付けなので強度も十分だし貼付けが上下方向に曲がる心配もない。
本体側は接着剤がつくだけなので復帰も可能だろう。
あとは接着剤が固まればもう普通にTNカプラー装着車として使える。カプラーは連結時や解放時に結構力がかかるが別に意識した扱いをしないでいいレベルにがっつり貼りつく。また結構悪条件が多い線路を走らせているが脱線とかもしていない。
これでTOMIXでキハを揃えてる人でもキユニ28が導入できる。
TN化改造体験にも
という訳で非運転台のTN化は容易。
繰り返しになるがTNカプラー気動車が揃ってる人でも気になるなら軽率に買ってイイ車両だと思う。やっぱりこういう特種用途車って楽しいよね。
またTOMIXキハ40とつなげたが色合い等は自分には差異が気にならない(しかも元々別形式だから色合いや造りが違っても気になり難い)。
KATO気動車に繋げるのはもちろん、改造体験を兼ねてTN化&TOMIXとの連結も楽しいかと。
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購入金額
3,200円
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購入日
2023年07月21日
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購入場所
ホビーサーチ
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