TOMIXのNゲージ鉄道模型。まだ旧トミー時代の古い製品でトミーテックのロゴはない。現在販売されている415系の1個前の旧製品。記憶が曖昧だが恐らく2000年頃に買っている。
動力付きの4両セットで、在来線最長クラスの最大15両を誇ったフル編成も他のセットと組み合わせる事で再現可能。
現行品(2015年発売?):基本7両92884 基本4両92885 増結92886
旧製品(2000年頃発売?):基本7両92720 基本4両92721 増結4両92722 ←この世代
旧旧製品:基本4両92055 増結3両92122
改良品である現行品ですら5年前なのでなかなか古い(しかも2020年にKATOから最新設計の415系が発売されている)。
古いものをリフレッシュするのもたのしい
ここんとこ車ばっかり弄ってた下小川君。車の方がひと段落したので部屋の片づけついでに鉄道模型(Nゲージ)を納めていたダンボールを発掘。
鉄道模型は相当昔…20年以上前にハマってた時期があり、若干の車両と最小限のレールを持っていた。一昨年に1個衝動買いしたNゲージ機関車があってそれの動作確認をしたときに引っ張り出していたが、なんとなくまた触りたくなってきた。
沼と称される趣味は多いが鉄道模型もその一角だろう(昨今はガチャゲーが沼といわれる以上の資金を吸い上げているように見えるが)、なるべく手を出したくないが、なつかしさもあり走らせてみる。
…動かないやつはビクともしない。他も軒並みギクシャクしている。KATOだろうがTOMIXだろうが不調なものばかり。1両だけあったマイクロエースに至っちゃフレームが崩壊して再起不能に。
殆ど走らせて無かったやつは生きてたので、フレーム崩壊はともかく、ギクシャクや不動組はメンテナンス不足だ。
Nゲージってのはレールに電気を流して車輪で集電して動作するので、集電がうまくいかないとビクビクになるのだ。まあハマっていた時期って中学生なのであまりメンテ知識とかないし、当時でも特価の旧製品とか買っていた筈なのでしゃーない。
ただ1個動かないのがあきらめがつかなかったのが今回の415系。自分が学生の頃買った最後の1セット。いやそもそもセット品は万単位のお値段なのでお小遣いじゃなかなか手が出ず、単品の貨車・機関車がメインだった自分の手持ちでは最高金額のセットだった。
しかも当時出たばかりの新商品。415系は元々親戚の家を行き来する時に常磐線でお世話になっていたので思い入れもあり、思い切って買って満足して鉄道模型を卒業(?)した感じだった。
これも集電がうまくいかないのかモーターが故障しているのか全く動かない。幸いライト類は点灯するし見た目上の破損・痛みはアンテナ1本折れている程度(しかも予備パーツアリ)なので動力さえ直ればなんとなく嬉しい。
案の定動作部の汚れと固着と思われなんとかガクガクと走り出したので、望みはありそうだ。分解方法はなんとなく見た感じで判る。メンテナンス・改造の為にある程度ユーザーがばらせるように作られているのも鉄道模型の特徴的なところ。
しかも今は中学生の頃にはなかったインターネットとかいう諸刃の刃がある。情報の過密ダイヤから目的地へたどり着く1本を探すのだ。
ついったーでのリプライでのアドバイスもあり、結局説明書ではダメよといわれている注油が一番という結論に達した。幸い車用に買ったパーツクリーナーやらオイルスプレーがある。オイルスプレーは明らかに鉄道模型にはオーバー噴射量だがまあティッシュつかいつつやればいいだろう。
すごい、清掃と注油で(記憶の中の)当時の走りを取り戻してくれた。気をよくして折れていたアンテナをスペアパーツに入れ替えてニヤニヤ。
ここで気づく。20年前の自分、インレタを貼り間違えていた。具体的には両端の先頭車クハ411の100番台と200番台が逆になっている。元々好きな番号を貼ったので編成内の車番は滅茶苦茶なのだが、ここまできたら200番台と100番台が逆ってのはなんかむずむずする。
ご丁寧に説明書にはインレタの剥がし方も載っていた。セロテープではっつけろと。しかしとれない。しっかりくっついてらっしゃる。シール的なものだし横方向の力を加えるように剥がしたらとれたので無事200番台と100番台をのミスを修正。
これでまんぞく…ん、そうかこれ既にTNカプラー※がオプション設定されていた時代か。というか先頭車がTNカプラーだ。
※TNカプラー…Nゲージの標準的なアーノルドカプラーに対し、実感的な形状と連結間隔を実現したトミックス製のカプラー。つけるとカッコイイ。
幸い現行のTNカプラーもボディへのマウント部は共通なのでわざわざ古いパーツを探す必要もない。よーしつけちゃうぞー。
ちなみにTNカプラーもバネの種類で新旧あるらしく、線バネの旧製品に対して新製品はコイルバネで復元力が上がっているらしい。尚コイツの先頭車に標準装備されていたTNカプラーは線バネすらない更に旧式である。
編成の間隔が詰まってまとまり感がでる。決して安いものではない(6個入り…ちょうどこの編成に使う分で割引率の高いヨドバシですら1200円以上)ので当時は買えなかったが今なら買える。ふはははは。おれはおとなだ。
ここまでくるとやはり注油で動くようになったとはいえ旧型の動力がキニナル。現行のフライホイール動力品は加減速が滑らかだし給電がうまくいかなかったときのビク付き感が少ない。
注油の時点である程度現行パーツと互換性があるのは判っていた(わかってしまった)ので対応の現行動力ユニットを漁る…が、先述の通り現行品も発売から結構経っている。
実はTOMIXは今ちょうどフライホイール動力モーターの新旧移行時期で、主に信頼性・低速性能を上げた新型M-13モーターに移行してきている(つまり自分の手持ちはM-13→M-9→フライホイール無しの旧々型ともいえる)。M-9をわざわざ新品で買うのもどうだろう。
バラした感じサイズが同じなら台車・床下・内装パネルは互換性がありそうなので、M-13モーター搭載の他型式用動力ユニットを入手してそれら部品を移植してしまえばいいのでは。外側に出る部分は20年前の部品ってのもいいだろう。
というわけで中古品のM-13動力部だけ入手。
裏から見ると殆ど同じ。ここから見た目に関わる内装パネル・床下機器パーツ・(既に外しているが)台車を入れ替える。
わかっていたとはいえ20年前の部品と互換性があって近代化改修できるのはわくわくする。
見た目は殆ど…いや全く何も変わらないが現行動力化完了(変わらなすぎて写真撮ってなかったから動力・カプラー交換前の写真でごまかす)。超低速走行もできる。
ツイッターだけど動画 注油前のガクガクからリプ欄に新動力化まで
下小川 「つっついたり掃除したら動いたけどなんかギュイッギュイッっていいながらビクついてる https://t.co/5oang5NeJQ」 / Twitter
走行面に関してはほぼ現行品相当になった。元のフライホイール無し動力では速度差がありすぎて連結が危なかった現行品の連結も可能になるのでフル編成も狙える※。フル編成にするならこの4両セットは前後を現行品に挟まれる形になるので旧型の電球ライトはそのままでいいだろう。
…あれ、なんで自分フル編成検討しだしてるの?(沼
※現行415系に搭載のM-9と今回交換に使った最新M-13にも当然速度差があるので本来は揃えたほうがいい。ちなみに非フライホイール動力だった今回と異なりモーターサイズに互換があるのでモーターだけの交換で良い。但し同じようにアップグレード・修理需要がでかすぎてM-13モーター単品は2021年1月現在入手困難なようだ。
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購入金額
10,560円
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購入日
2000年頃
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購入場所
地元の模型店
kensanさん
2021/01/20
実家においていますが、懐かしいです。
Ikkeさん
2021/01/21
自分が買っていた35年ほど前はTOMIXだとスプリング使った動力だったり、ようやく床下にモーターが入った時期だったり、この415系よりさらに昔。KATOだと、ギアの位置や形状が変わったりして、旧動力と今の動力とパーツに互換性がなかったりしますが、TOMIXだと同じなのがいいですね。
下小川さん
2021/01/21
下小川さん
2021/01/21
SLも唯一持ってたマイクロエースがだめになっていた(本文中に触れているフレーム崩壊)ので気になっちゃいます。やはりあの動力のメカメカ感が...
自分の手持ちにもスプリング動力のディーゼル機関車とかあるので、ちょうどこのあたりからある程度現行品に近くなってきてるのかもしれません。台車そのまま使えるのは驚きましたが。
随時大きな改良をしていくかある程度互換性をもたせるかは甲乙つけがたいですねー。
井の中の khaie 大概のことを知らずさん
2021/03/11
じぶんが卒業したのはTT-9を発見してしまったり、駅間までをリアルにしようと思って手に追えなくなってきたからだったなぁ…と
おとなになっても1/150は厳しかったです。。。