ブラザーというと、現在は家庭用のミシンやプリンターが有名みたいですが、私ぐらいの世代は「ブラザー編み機」が良くCMで流れていたのを覚えています。あとはタイプライターなど、現在ではなじみが無いものですね(何十年前の話しだ（ｗ)

本体正面　チルトアップの画面が見やすい

豊富なマニュアル類が付属

簡単設置ガイド・ドライバーディスクと、さすが老舗の家庭用機械メーカだけ有って紙のマニュアル類が充実しています。(もちろんWebにも公開されています)

そして、電源コードはメガネタイプでは無く直付けだし、さすが家電メーカ

過去持っていたプリンターとの比較になります。

TS3130よりかなり高機能です。

DCP-J926N-Wには、「自動両面プリント」や「前面インク交換」などの機能だけで無く結構便利な機能が満載されています。

また、富士フイルムのインクジェットペーパー「画彩　写真仕上げPro」に対応した専用モードを搭載していて、この専用紙を使えば、自宅でも美しい写真プリントが可能です。

ADF（自動原稿送り装置）は会社で使う複合機では当たり前だけど、複数枚の書類をスキャンするには便利、高機能複合機のような両面自動スキャンはできないですが、一々スキャナーの蓋を持ち上げて原稿をセットする必要がないので便利です。もちろんコピーもできます。 

ADFでは、一度に普通紙：最大20枚 用紙厚さ：0.08mm～0.12mmの給紙が可能です。）

お役立ちツールには「簡単Eメール送信」や「スキャン to（Office 文書）」などがありスキャン to（Office 文書）では、スキャンした文書をOCR変換してExcelやWordで保存が出来ます。

スキャンtoOfficeの選択画面

専用アプリでBrother Mobile Connectでスマートフォン・タブレットとの直接通信が可能です。アプリからスマートフォン内の写真やデータを気軽にプリントできます。また、アプリのインストールもプリンター前面のQRコードから簡単にできます。

スマホで簡単プリントが可能

スマホ用のアプリ

またクラウドとの連携も豊富に用意されています。

連携するクラウドも豊富

設定も簡単で、連携するクラウドサービスのアカウントを事前に登録しておけば、タッチパネルから利用申請することで、スキャンデータをアップロードしたりクラウド上のドキュメントを印刷したりと簡単にクラウドサービスと連携できます。

こちらは専用ソフトのインストールが必要ですが、CD/DVD/BDの印字可能メディアにレーベル印刷が可能です。オリジナルDVD作成時には便利です。

※CD/DVD/BDのレーベル印刷を行う場合、PCへのプリンタードライバー及びCDレーベル印刷ソフトは、必ず付属のドライバー/ユーティリティCDからインストールしてください

CDレーベル印刷時は、入り口カバーをずらしておきます

CDレーベル印刷トレイはスキャナ台カバーの中にあります

CDレーベル印刷は説明の図に沿ってトレイをセットします

CDレーベル印刷時はプリンターの後方に10cmの余裕が必要です

CDレーベル印刷終了後はトレイを元の収納ポケットに戻しておきます

給紙は前面用紙トレイと背面手差しトレイがあり、どちらも封筒などの特殊な用紙に対応しているので、使い方に合わせて給紙方法を選べます。前面用紙トレイは2段構造で、A4とはがきを同時にセット可能なのですが、切替は手動になります。

下のトレイを選択時

上のトレイを選択時

レバーで位置を変えますが、一々用紙カセット取り外して切り変えるのは面倒です。

手差しトレイは一枚ずつの給紙となる

メディアを差し込むとカバーが閉まらない

メディアカバーについては、取り忘れ防止のためわざと締まらない加工してるようなので、そこは良いのだが、折角、ネット接続なんだからメディアもLANから見えるようにsambaぐらい乗せといてほしかった。ま、直接PCかクラウドに保存して、メディアはスタンドアロンで使えと言うことか

家庭用複合機（プリンター＆スキャナー）は人によって使い方は様々で必要な機能も変わってくると思いますが、DCP-J926N-Wは複合機で使われる機能をほぼ網羅しているので、誰が使っても満足出来る複合機と言えます。逆に、機能がありすぎて全てを使うのは無理かも？(まず、覚えるのが無理）という感じですが、しばらく使っていて、やっぱり便利なのは スマホからNFC経由でプリントするのが簡単ですぐに印刷出来るので、よく使います。

後はコピー機能、まだまだ紙申請が必要な、本人確認書類とか免許証のコピーに大活躍です。

また、本体のネットワークは無線ではなく有線を使っています。やはり、安定した通信は有線の方が良いようです。有線接続出るプリンターも少ないので、SOHOでも使える、なかなか多機能と言えます。

紙への印刷が少なくなったとは言え、使いたい機能がこれだけ豊富に搭載されているインクジェット複合機で、価格が1万円台半ば、印字品質も悪くないので、かなりコスパの良いプリンターと言えそうです。