ダイソーのVRゴーグル（550円）です。

スマホを入れて使うVRゴーグルです

半年くらい前に『トップガン マーヴェリック』を観るために購入したもので、その後ずっと部屋の片隅に放置していたモノなのですが、ようやくモチモノ登録する時が来ました。

何故今になって登録するのかと言うと、それはモノがイマイチだからですw
あくまでも私感なので、愛用されている方がいたら申し訳ありません。

「イマイチ度」がメインになる企画が開催されていましたので、本当は（買ったことを）無かったことにしようと思っていたアイテムですが、今回のために引っ張り出してきました^_^;

本製品のダイソーでの取り扱いは2020年頃からのようで、欠品・再販を繰り返している商品のようです。ダイソーで550円する商品はたまにありますが、以前購入した電子メモパッド（550円）は意外と重宝したので、こちらもかなり期待して購入しました。

ちゃんとした箱に入った商品です

100均で取り扱っている商品にしては手厚いパッケージで、キチンとしている印象です。製品を取り出してみると製品自体のクオリティも悪くなさそうに見えます。

本体とクッション材、クリーナーが付属しています

ダイソーのVRゴーグルは手持ちのスマホを本体内部にセットして、左右に２分割した動画をそれぞれ右目・左目で見てステレオ視を行うというサイドバイサイド方式のVRゴーグルです。

ダイソーのネットショップでは「電気」カテゴリーに属する商品ですが、電気部品などは一切なく、光学製品に近いというかゴーグル付きスマホケースのような感じです。

元々は2017年頃に上海問屋で販売していたものとほぼ同じモノ（こちらは税込500円）のようなので、100均で販売するために作られたものではなかったと推測されます。

こちらは「VR BOX」という商品で、かなり似ています

製品はオール樹脂製で、かなり凝った作りです。2017年頃から同じ形ということはちょっと設計が古めかしい感じかも知れませんが、用途的には最新のスマホにも対応しているので問題ないと思います。

覗く側から見た感じ、ほんのり高級感があります

顔に当たる部分には柔らかく肌触りの良いクッション材が使われています。経験上このような素材は経年劣化でボロボロになりますが、モノとしては最善な選択と思われます。

フワフワのクッションを採用するも劣化が心配、、、

ヘッドバンド（背面側）はゴム製なので長さ調節機能は無し

前面にはスライドカバーがあり、開くとスマホカメラを活用したARアプリにも対応しているようです。私の場合は主に映画視聴用として購入したので、この機能は試していませんが、手ぶらでAR体験ができるのは良いと思います。

カバーを閉じた状態

カバーを開くとスマホカメラ（例:iPhone6s）がこんにちは！

新品の時は内部のレンズに保護フィルムが貼ってありましたが、剥がしてみると嫌な予感が、、、何かレンズ部分に歪みが見受けられます。これは透明プラスチックの引けによるものなのか、金型の精度の問題なのか、何にしてもこれは致命的かもと感じるくらいの歪みがあります。

あぁ、これは見るからに歪みが凄そう、、、

スマホはサイドの引き出し的な部分をスライドさせて取り外し、そこにスマホを取り付けます。スマホケースはNG的な説明書きがありましたが、何も無しで取り付けるのは嫌だったので、薄いスマホケースを使って取り付けました。

スマホをセットするスライドパーツ
見えないところは仕上げが雑ですね...

引き出したパーツの内側
中央のパーツがスライドしてスマホを抑える仕組みです

４～６インチクラスのスマホに対応しているため、遊びが大きい設計になっているのですが、できるだけセンターに来るようにセットすれば大抵は何とかなるようです。

スマホのボタン類に干渉しない場所に付属のクッション材を貼付

カバー付きiPhone13Proをセットした状態

スマホを起動して、VRアプリ（VR動画プレイヤー）を開いたらゴーグル本体に収納します。この後、ゴーグルを装着してレンズの位置合わせとピント合わせを実施して、ちょうど良い設定にしたら準備OK

収納してからはスマホ操作ができないので
予め動画を再生してから収納します
※写真はiPhone6sをセットしたイメージです

丈夫のギザギザ部分を前後に動かすとピント調整（たぶんw）
ギザギザの中央にあるレバーがレンズの左右位置調整

ギザギザ部分を手前に引くとレンズが近づきます

レバーを外側に動かすと離れ目になります

レバーを内側に動かすと寄り目になります

しかしながらこの時点で、すでに画質というかレンズの歪みのせいで最悪な状態でした。それでも何とか気合で映画を一本通して観てみましたが、頭部とのフィット感がイマイチだったこともあって、途中からはバンドを外して手で押さえながら観ていました。

むむむむ・・・・

ステレオ視は慣れで何とかなりますが、歪みが酷いので没入感はイマイチでした。