フォノカートリッジ SONY 「XL-10」
1985年発売のソニーのMMカートリッジXL-10です ソニーというとXL-15が人気?(普及価格帯のプレーヤーに付いていたが)は有りましたが、発売は1975年です 今回のXL-10発売時期、1985年はCDが段々普及してきた時期です その時期に発売した意味は何なのでしょうか しかもXL-15は11000円でしたが、XL-10は8800円でした。
ヘッドシェルはオーディオテクニカ AT-D7 です 自重9g 詳細不明です。
針カバーは取れていました しかしこの針カバーは別機種(XL-200?)のですね
XL-10
■価格 8,800円
■発電方式 MM型
■出力電圧 4mV/1kHz 5cm/sec
■針圧 1.2~2.5g(最適 1.7g)
■再生周波数帯域 10-30,000Hz
■チャンネルセパレーション 25dB/1kHz
■チャンネルバランス 1.5dB
■コンプライアンス 15×10-6cm/dyne
■負荷抵抗
■直流抵抗
■内部インピーダンス 3.5kΩ
■針先 0.6mil
■自重 5.2g
■交換針 ND-10G(4,500円)
■発売 1985年5月
■販売終了 1990年頃
■備考 価格は1985年頃のもの
XL-10,XL-15 の違いは針先が0.5ミル、0.6ミルと違う点でしょうね
XL-15
■価格 11,000円
■発電方式 MM型
■出力電圧 4mV/1kHz 5cm/sec
■針圧 1.2~2.5g(最適 1.7g)
■再生周波数帯域 10-30,000Hz
■チャンネルセパレーション 25dB/1kHz
■チャンネルバランス
■コンプライアンス 15×10-6cm/dyne
■負荷抵抗 50~100kΩ
■直流抵抗
■インピーダンス
■針先 0.5mil
■自重 5.2g
■交換針 ND-15G(5,500円)
■発売 ~1975年頃
■販売終了 1991~92年頃
■備考 価格は1975年頃のもの
白針は針先が付いていなかったので継ぎ足しました あまりうまくいっていませんね..w
高音傾向で低音中音出ないでスカスカです
---------------------------------XL-15針に入れ替えた-----------------------------
XL-15針をXL-10に装着:周波数特性はXL-15と同様になります これからXL-10は
XL-15と殆ど同様なものと思えますね
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XL-15 針は正規針では無いと思います...失念
白い針先は完璧では無いので、音質は控えます。 赤いXL-15の針はこちらも正規針では無いのですが弦の艶があるし切れ味も良いです 低音はややボン付きますが普及価格帯のカートリッジでは十分なものです。何方と言うとドンシャリ系ですね ワイドレンジでは無いですがボーカルの力強さは感じられます。
XL-15の仲間にはXL-25(A)というのも有ります 此方は楕円針でボディの色もXL-10と同じエンジ色で、当時はバブル期で数か月で新製品が出た頃でした XL-15の上級機でした。
音源:大塚博堂 「過ぎさりし想い出は」フィリップス S-7005 (1977)
追記 2023-3-12
10年後....XL-10発売の意味は....
次の日本レコード協会の1985年度一年間のデータを見ると、
レコードはCDよりも売れていたのです レコードがまだ売れていた!
これが逆転するのは1987~1988年です。
https://www.riaj.or.jp/f/data/monthly.html
1982年(昭和57年)にはCD(コンパクト・ディスク)が登場。 その後、CDプレイヤーとテープレコーダーの複合機が発売され、CDから音楽をダビングできるため、より高音質の音楽をカセットテープに残せるようになりました。
CDがレコードを超えるのに5年も掛った訳です 普及するのには色々努力は有ったのでしょうね。
Sweep soft Wavespectra
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購入金額
5,000円
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購入日
2022年09月頃
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購入場所
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