フォノカートリッジ YAMAHA 「MC-7」
オーディオブームの頃、ヤマハはカートリッジ技術者を何処からか招聘、ヘッドハンティングしたらしい ヤマハのMCカートリッジはデザインがほとんど同じ 溝から針が出るので針接続はやり難いですね こういうのはやり難いタイプです。
1980年発売のヤマハのMCカートリッジですが針折れ品を入手しました
ヤマハのオーディオ製品は昔FMチューナー(CT-1000) を購入しただけで、カートリッジは良く知りませんでした カミさんの実家にヤマハのステレオが有りましたが、純正で付いていたカートリッジはSHURE社製 M75-6S でした。
キャビネットの色が茶系統でかなり地味ですね チョコレート色というべきか何故この色なのかちょっと判りません 普通は 白、黒、グレー、シルバー、青、 赤 辺りですけどね
色的には人気が無い色でしょうがなんとなく大人しい色には感じられます。
ヤマハはMMカートリッジはシュアーのOEMやオーディオテクニカのOEMで、自社製造でMMカートリッジは無かったようです 製品として販売されたものはMCカートリッジだけのようです 何故かは不明ですが、カートリッジ販売しようとした頃は今更MM型でも無かろうという判断だったのでしょう。
↓「オーディオの足跡」さんのホームページからコピーさせていただきました。
クロス発電方式を採用したMCカートリッジ。
十字型の振動系を採用したクロス発電方式を採用しています。
通常のカートリッジでは振動系と電気系が一体の発電方式となっているため、振動系が常に理想的な45゜~45゜の動きをしていない限り、振動系での不備がストレートに出力に影響しますが、クロス発電方式では振動系の動きが45゜~45゜のステレオカッティングより大きな角度となっても、電気系を45゜~45゜より小さくして補うことで、出力は常に正確な45゜~45゜を得ることが可能です。
アーマチュアのコア材には、飽和磁束度が高く、量子化ノイズが極小の高純度センダストを採用しています。
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MC-7は十字型センダストコアーにコイルを巻いていますが、ソニーのXL-55は空芯8の字コイルです
色々な巻き方のコイルを使う事で発生電圧を高めています 如何やって巻いたのでしょうか?
此方はソニーのXL-55 8の字コイル巻き 空芯コイル 0.2mV
ヤマハはセンダストコアーでコアー有 0.3mV、 SONYは空芯コアーなしで0.2mV
0.3mVを3mVに増幅は20dB , ソニーのXL-55は0.2mVなので3mVにするには、
15倍で23.5dBです。 DENON HA-500MCヘッドアンプ は20/24dB切り替えですが、
XL-55の場合は、24dBに切り替えないと音量が上がりません。
MC-7
針を繋いでみました
周波数特性 10KHz付近から上昇してます
歪率は0.6%位とかなり良いです(at 1KHz)
この高調波も周波数が高くなるとカートリッジにより変動が大きくなります
音質
全てのMC-7に当てはまるわけでは無いですのでその点ご了解ください。
バイオリンのユニゾンが綺麗でシンバルもキッチリ再生します 中高域は問題ないです
バスドラやエレキギターベース立ち上がりやアタック音が若干弱い感じもしますがほぼ満点かなと言うレベルですね。茶色という色は独立心を表現する色と雑誌で読んだことが有りますが、音質的には独立とは関係なくスムーズ、繊細な再生音です 1980年発売時21000円でこのクラスはコスパが良く売れ筋のラインです しかし競争相手が多かった時代ですが頑張っていたと思います。
45回転レコードで再生点検...針飛びも無く、音質も歪むことなく再生できました
低音の柔らかい膨らみ?...や、 高音が伸びる感じが良く判りました。
スペアナソフト
wave-spectra
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購入金額
0円
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購入日
2023年01月頃
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購入場所
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