レコードカートリッジ Technics EPC-207C
テクニクスから1979年、発売されたMM型レコードカートリッジです 8年先輩カートリッジとして205Cが有りますが、両者は同価格(1.5万円)でした 差としては出力電圧(2mV , 3mV), 針圧、
チャンネルバランスに差があります 針先はどちらも楕円針です。
下画像で付いている針エンブレムに違和感がありました
N-207とはナンジャロ? 疑問に思ったのでネット検索したのです
判ったことは下のリンク先の事柄です 無断リンクです"(-""-)" 。
https://limited-junkroom.hatenablog.com/entry/2021/02/11/190000
この針は実は正規品では無く互換針です SWING(現JICO社)製の交換針で楕円針になります
オリジナルの正規?の針
画像は多少横長になっていると思います ダイヤ無垢針かと思いましたが残念ながら接合です
接着剤が剥がれそうです SWING製互換針はテーパーカンチレバーです。
下グラフは私の適当なSWEEPグラフですので参考程度にお願いします。
針は205Cはテンションワイヤー有りですが、SWING針207Cには有りません、オリジナルがどうなのかは不明です 205,207針は相互の抜き差し可能ですが、207Cの針を205に挿すと元気な音になり、205Cの針を207に挿すと元気がなくなります ハッキリわかります カンチレバー後部のマグネットの差でしょうね。
ヘッドシェル同梱商品です 207Cはコストダウンの所為か造りにチープ感があります。
ですが端子類は205Cと同一で金メッキ仕様です リードチップはニッケルメッキ
両者差異
EPC-205C
高エネルギー白金コバルト磁石を採用したMM型カートリッジ。
振動子に高エネルギー白金・コバルト磁石を採用しており、当時世界で最高の磁石(最大エネルギー積14x106G・Oe)を用いて振動子を軽量化しています。
針先チップは0.15mm角楕円ブロックダイヤを採用しており、先端は平滑な完全研磨加工が施されています また、0.2x0.7mil長楕円針を採用し、優れた特性を得ています。
ワンポイントサポート・サスペンションワイヤ方式による振動子支持構造を採用し、過渡特性を向上しています 0.35mm超軽量チタンパイプカンチレバーを採用しており、振動子の実効質量0.4mgを実現しています。
EPC-207C
トレーシング歪や再生損失の少ない楕円針を採用したMM型ステレオカートリッジ。
Fe・Co・Cr系磁石を採用しています
スタビライザー使用の新ダンパー支持構造を採用しています シェルが付属しています。
此方は文章が短いです。
EPC-205C
EPC-207C
205Cは無垢楕円ダイヤチップとチタンパイプカンチレバー、シェル付き 207Cは接合楕円ダイヤチップかな?、カンチレバーは高強度アルミ合金パイプカンチレバー採用、シェル付と205Cは力が入っています もう少し出力が有れば文句なしでした。
音質
207Cの音質は205Cの再生音とは違っています 再生出力も1.5倍となり、低音は出ますが、ややボンボンする傾向で高音はやや抑え気味というか、伸びが足りない感じはします 205Cとは違った音質ですとは言え、MM型カートリッジの限界は有るわけで、205Cの後継とすると役不足でしょうか 普通に使うなら問題のないレベルだと思います 針を換えれば変化するのかその点は判りませんが。
205Cは購入した時から音が2mVとやや小さくて気乗りのしない再生音でした 他のカートリッジと比べても大人しい再生音だったので市場での評価は得られませんでしたね MK2辺りで評価が出たようですが、出力は3.5mVありました この205Cシリーズは、ずっと続いていたので207Cは205Cのコストダウン商品なのかもしれないですね 1979発売の205CMK3は3万円で倍以上になってます。
感謝 eFU氏作 Wavespectra 感謝します。
-
購入金額
6,000円
-
購入日
2022年07月頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。